サンタさんは どうやって えんとつを おりるの?/マック・バーネット・文 ジョン・クラッセン・絵 いちだいづみ・訳/徳間書店/2023年
時期が過ぎたのが残念でした。クラッセンの絵は、個人的にはぴったりのタッチ。
サンタの黒目が下へ行ったり、左右にいったり、さらに眼鏡も独特で、最初から最後まで存在感があります。トナカイも二本足でたって、コーヒーをいれたマグカップでお手伝い。
地の文は、おみやげをもらう子どもの疑問?。
サンタさんは からだが大きいのに、どうやってえんとつをおりるの?
ねずみくらい ちいさくなる?
あたまから?あしから?もしかして おしりから?
とちゅうで つっかえたら? トナカイに おしこんでもらう?
えんとつからはいったら ふくも まっくらにならない?
つぎからつぎへと うかぶ 疑問を演ずる 喜怒哀楽のない マイペースのサンタです。
ニヤリするのは 蛇口から にゅるっと でてくるのか 手紙のように ドアから さしこんでもらうという想像。
オチにも納得です。
日本の家には、煙突がない家もあり、あっても換気用の細い煙突などで、煙突のない家に はいるバージョンも 期待したいところ。