よかったなあ/詩・まど・みちお 絵・あずみ虫/理論社/2024年
よかったなあ 草や木が
どんなところにも いてくれて
鳥や けものや 虫や 人
何が訪ねるのをでも
そこに動かないで まっていてくれて
草や木への賛歌でしょうか。
詩にはないのですが、木の実が、動物の食料になり、花には蝶や蜜蜂が蜜を吸う光景も。
没後10年を記念した「まど・みちおの絵本」シリーズの一冊として誕生した絵本。
冬がすぎれば、草木が一斉に芽吹く 自然の不思議さ。
私たちは いつしか自然の恵みを忘れ、感謝の気持ちをなくしてはいないでしょうか?