鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

アサギマダラ

2007年05月10日 | その他
鳥をさがしながらふと上を見ると、蝶がハリエンジュの花の方へ飛んでいく。
アゲハにしては、ちょっと様子が違うと、カメラを向けながら思った。
黒い筋がはっきりしていて、間が白く透けて見える。
も、もしやアサギマダラ?とびっくり。
アサギマダラはいつも秋に南へ帰るために通過するのしか見ていないからだ。
5月初旬に見られるということは、どういう意味なのだろう。
気になって、家に帰って調べてみた。

「アサギマダラ 海をわたる蝶の謎」(山と渓谷社)という本を持っているので、
それを参照してみると、5月になると関東地方まで目撃されるそうだ。
それは、南で成虫越冬した個体が渡ってきたものと、各地で幼虫として越冬し
春になって羽化した個体と、どちらもあり得るようだ。

アサギマダラの幼虫の食草はキジョランで、これは高尾山あたりにも生えているらしい。
いつか幼虫も見てみたいものである。
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オオミズアオの羽化

2007年05月10日 | その他
玉川上水沿いをチェックしながら歩いていると、草むらに何やら白いものが動いている。
近づいてみると、オオミズアオだ。ちょうど羽化したところらしく、羽が伸びていない。
草むらを動き回って、羽を伸ばす場所を探しているようだが、
オオミズアオの重い体を支えられるような茎もなく、うろついている。
手助けしたくなって、道に落ちていた木の枝を差し出し、つかませた。
枝を軽く地面に突き刺して、羽が伸びる様子を観察する。
40分ぐらい粘ったが、完全には伸びきらない。
ずっとついているわけにも行かないので、さらに安全そうな木の枝に移す。
無事に飛び立っただろうか。

近くでアオバズクが確認されている。
昨年は、アオバズクが、このオオミズアオをたくさん捕食していることがわかった。
アオバズクがいたと思われる木の根元に、オオミズアオの羽がたくさん落ちていたからである。
こんなにたくさんのオオミズアオが生息していたのだとびっくりもした。
それでもちゃんと今年も羽化してくるわけだから、バランスは取られているのだろう。
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