柿はほとんどの鳥たちの大好物だが、柿の木の実つきは、年によって違う。概ね1年おきのように思う。昨年末は豊作だった。
人の目には赤く色づいた実がたわわに実っていると目るときでも、鳥たちがぜんぜんやってこない期間がある。たぶん渋柿でまだ食べごろではないからなのだろうが、鳥たちは食べごろになったことをどうやって知るのだろうか。ときどき試食にきて確かめるのか、それとも目で見てわかるのだろうか。
たいてい最初に来るのはヒヨドリとメジロだ。
ヒヨドリもメジロも比較的とがったくちばしをもっているので、つるつるして滑りやすい実の皮をつっついて中身を食べやすいのではないだろうか。
そして、そうやってできた破れ目を目当てに、他のいろいろな鳥たちもやってくるように思う。
ムクドリ
シロハラ
アカハラが来たのを見た人もいる。
スズメ
この破れ目を頼りにしている。
オナガ
オナガは、へたの傍の部分が好きなようだ。干し柿みたいに甘いのではないだろうか。
ハシボソガラス
カラスは、実を丸ごともぎ取っていくこともあったが、あれはハシブトガラスだったのかもしれない。ハシボソガラスは、不器用そうに枝をつたってきて、つっついて食べていた。
そして、コゲラ(写真がひどい。こんな角度からしか撮るチャンスがなかった。)
アオゲラが来ているのを見た人もいる。私は見るチャンスがなかったが、以前に見たものを貼っておく。
最後にホンセイインコも来る
たわわに実っていた柿の実は1月初めのころにまったくなくなってしまった。