鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

ツミの子育て覚書 2015

2015年12月24日 | 猛禽類(ワシタカ類)
話は6月にさかのぼる。

MFの公園へ向かう途中で、ツミの鳴き声が聞こえた。2羽のツミが鳴きながら追いかけっこしている。
木から木へ飛び移つったり、地面すれすれに飛んだり、かなり派手な行動をとっている。
そして、2羽が一つの木に止まったと思ったら、交尾した。

こういうとき、とっさにカメラを向けるのはかなり難しい。
このときは、カメラを構えてさえいなかった。
あわててカメラを取り出したときには、すでに下のような状態。
6月20日のことだった。



6月22日、やはり同じところを通っているとき、2羽はまた交尾した。
このときも写真をとることはかなわず。事後の2羽をカメラに収めたのに。



きっとこのあたりで営巣するのだろうと、その後注意して観察する。
オスやメスが飛んでいく方向を探して、やっと木の枝が重ねられている巣らしきものを見つけた。
とてもわかりにくい高い位置にある。

メスが抱卵しているのがかろうじてわかる写真が撮れたのは7月5日



暑い暑い夏の盛りで、メスはときどき巣から離れ、近くの水場で水浴びをしているようだ。水場に下りようとしているところや、水場から上がってきて羽繕いしているのが目撃される。

羽繕いするメス 7月30日



巣の中の様子は全く見えないが、やがてメスは巣の上にすわるのではなく、巣の横に止まって中にときどき頭を入れるような動作をするようになり、雛が孵っているのではないかと推測された。

そして、真っ白な雛の姿がちらちらと見え始める。

巣の中の雛 8月19日



雛は3羽ぐらいいるように見えた。

つづく


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