鳥見雑記帳

庭や近所の公園で観察した野鳥についての雑記帳

冬のカモたち2019~2020⑤ キンクロハジロとホシハジロ他

2020年02月08日 | カモ類

キンクロハジロは、地元の池で一番多く見られる冬のカモだ。

▲渡ってきたころのキンクロハジロはエクリプス状態(10月11日)

▲10月の群れ

▲群れ

▲キンクロハジロの雌雄

▲キンクロハジロの「羽白」

今年も10月に入って飛来し、月を追うごとに数を増していって、1月に入って70羽ぐらい見られる日もあった。

しかし、ここのところ少し数が減ってきている。

昨年も1月に70羽いたのに、2月には6羽に減ったことがあった。

カモたちは同じ池に常駐するわけではなく、日替わりメニューで近場の池を行き来していると思われるが、それにしても急な減りようだ。

まだ、渡りが始まったわけでもないだろうが、それでも少しずつ北へ戻り始めているグループと、南から戻ってきているグループがあるのではないかと考えたりもする。

あと、嘴に釣り針が絡んでいる個体がいて、野鳥観察者たちが心配し、レスキューするという事件があった。

▲針が刺さって変な動作を繰り返していたキンクロハジロ

▲野鳥観察者が発見し、ボート小屋の方が網で捕まえてくれて、針を外すことができた。

この冬の特徴は、ホシハジロが多いことだった。

日によっては、キンクロハジロと半々ぐらいの割合だった。これは地元の池では珍しいことだ。

▲ホシハジロのオス(潜ったあとなのか、背中にイトモがついている)

▲ホシハジロの正面顔

▲ホシハジロのメス

▲おっとりした正面顔

▲潜る

▲イトモを加えて浮上

▲イトモをくわえたままでカキカキ

▲のんびり休憩

 

みな盛んに潜っては水草(イトモ)を食べていたように見えるので、近所のカモたちで評判になっていたのかもしれない(笑)。

今年はもう1種、変わり種の雑種が飛来してきたが、それについてはもう少し観察を重ねてからレポートしたい。

 

キンクロハジロが渡ってきたとき、中にスズガモっぽい個体が混ざっていた。

スズガモもメスは嘴の付け根あたりが白いのだが、たまにキンクロハジロのメスでも白いくなっている個体がいるので、いつも論議を呼ぶ。

 

いろいろ調べ合って、やはりスズガモだろうということになった。

このスズガモもしばらく滞在ののちいなくなった。

つづく

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