青森県に油田？

（国立国会図書館デジタルコレクションより）

先日から青森県の鉱山のお勉強を空いた時間に少しずつ行っています。そうした中で見つけたのが、青森県に石油や天然アスファルト（土瀝青）の露頭があり、試掘井戸がいくつか掘られたとのこと。大釈迦油田とも呼ばれたようで、弘前平野と云われる平地の東端の山沿い、奥羽線大釈迦駅の西から青森空港近く、黒石市から平川市にかけての広い場所で、地質調査や試掘が行われていたようです。

まだ詳しくは調べていませんので、一部断片的な情報でしかありませんが、明治の後半から大正時代にかけて、秋田での油田開発が行われた時期に、青森でも同様に油田の開発を目指したものの、幾つかの試掘で量産には適さないということで本格的な油田とはならなかったようです。

秋田県では油田開発で掘った井戸が、油でなく温泉が出て、その後温泉として残っている場所がいくつかあります。青森県では、ザっと見たところ、そうした温泉は浪岡駅周辺にある温泉がそれに該当しそうですが、それ以外の場所は、青森県でも珍しい温泉の少ない場所にあたっています。

（浪岡駅前温泉）

日本で油田は秋田県と新潟県で商業ベースでの採油が行われていますが、山形県（庄内）や青森県で油田開発を目論んだことがあったというのは、地元の一部の方はご存じの話なのでしょうが、こうしたお勉強をしてみないとわからない話でした。

暑い中での差し入れ

お盆明けですが、気温は高い状態が続いています。それでも埼玉から戻った身としては、涼しさとも感じられ、お客様の気持ちが少しわかるような気がしました。そんな中、関西のお客様から差し入れを頂きました。

地元の方からは違うと云われそうですが、関東以北の人間にとっては、伊勢神宮近くの御福餅（赤福の親戚？！）の棒アイスが２０本。一人で全部食べたら、カロリーオーバーになりますので、これからのお客様にも御馳走しちゃいます。ありがとうございました。

お客様からは宿泊代を頂いていますので、来られる方は手ぶらで来て頂いて全然問題ありませんが、こうした遠くの名産品を頂くと、今の仕事をしているからこそのことで、感慨深いです。

今日はこちら秋田も32℃まで気温があがりましたので、さっそく試食、ごちそうさまでした！

埼玉に

お盆明けで特に、今年はコロナ流行もあり、お客様も来る可能性が低いと判断し、６年ぶりにトンボ返りで埼玉の実家の様子を見に行ってきました。

行きは横手から秋田道→東北道、520kmを爆走7時間。前回帰省時にはなかった（？）圏央道で桶川北本ICまで。前回は到着が夕方ちかくだったので、岩槻ICで降りてから実家までは１時間以上かかりましたが、今回はこれも新しい（？）上尾道路なる道で高速を降りてから20分ほどで実家に到着。

帰りは本日、やはり桶川北本ICから圏央道→東北道で福島飯坂まで高速を使い、福島からは節約のため国道13号で栗子峠→米沢→山形→新庄→大曲と500km、下道が多かったので、９時間となりました。

状況が状況なら、いろいろ行きたかったのですが、現在秋田県では首都圏への移動は自粛要請がでています。このため立ち寄ったのは、実家とガソリンスタンドだけ。これから２週間は、家でおとなしく軟禁生活を致します。来られるお客様とは同条件になりましたので、営業は継続し、来られるお客様は受け入れます。

 

お盆もおわり

お盆休みが終わり、お客様も一段落。例年だと秋田の暑さもこの時期までで、お盆明けには涼しくなります。今日は浜松で41℃を超え、暑さ爆発状態のようですが、こちら秋田では最高気温で25℃にもいかず、ここまでは例年通り。

お盆期間中に来られた方の中には、明け方寒かったと厚めの布団を掛けて寝た方もいるようで、こちらにいると暑く感じますが、都会から来られた方には25℃前後まで下がると涼しいを通り過ぎて寒く感じるようです。

でも、どうも今年は様子が違うようで、このまま涼しくなるわけではなく、明日からまた気温が上がり、まだまだ30℃を上回る状態が続くようです。ここまで今年は少なかったとはいえ、お客様が続き、その間外作業などはあまりできませんでしたので、遊びに行く前に、そうした溜まったことをやっておく必要がありそうですが、特に外回りの仕事は、気温と相談しながらとなりそうです。

ちなみに、お盆期間中のお客様は、例年の1/4程度でしたので、今年の冬をどうやって越そうかと模索中です。

のち

歓迎されない？

本日でお盆の長期休暇も終わりです。先日のニュースで、このお盆期間中の「県を跨ぐ移動」の統計が発表となり、秋田県は全国で最も少なく、前年比で７割減で、全国で一番減少したとのこと。お盆期間前にも県知事から今回の帰郷は見送るようにというコメントが出ていましたので、それに従った秋田県民が多かったということなのでしょう。その点では秋田県を守ろうという秋田県民の心意気、県民愛だったと云えそうです。

お盆期間中に、自分が秋田県に来て歓迎されていない？と、食後のお話しの際に、少し文句を言われる方がいました。コロナ流行下でのこの時期、どの地域でも外部から来る方を心の底から大歓迎というところは少なく、難しい心境下での接客を模索している状況だと思います。早く、心から大歓迎状態でお迎えできる時期が来ればと願っています。

時々

枝豆の加工

昨日収穫した枝豆は、加工までできるかと思いましたが、お客様の準備などもあり、今日に一日先送りとなってしまいました。房にした枝豆を洗ってゴミを取り除いて、大鍋で茹でて、房から豆を取り出して冷凍する作業。いつもの半分でしたので、作業は４時間ほど。午前中のほとんどをこの作業に費やすことになりました。

枝豆を美味しくするのは、茹でる時間が肝心で、こんなに茹でるの？というほど茹でないと、豆の味が出てこないことは、過去にいろいろ試して分かりました。昨年は収穫自体が遅れて９月になってしまい、３割ほどが黄色の豆になってしまいましたが、今年はほぼ100％いい色の豆になりました。豆を取り出す作業中に、試食と称してついついつまみ食いして、ほぼ１年分の枝豆を食べた気分になりました。

一時

 

枝豆の収穫

週明けにはお盆休みも終わり、お客様も一段落となりそうで、そうなればどこかに行けるかと目論み始めています。でもそのためには、先に済ませておく必要があることがいくつか。その中でタイムリミットがあるのが、畑の枝豆の収穫。

例年、この作業は８月の花火の日に、お客様が花火見物中に行うのが通例でした。しかし今年は、植付の５月時点ですでにコロナが流行しており、８月の花火はなさそうな気配でしたので、お盆明けに収穫できるようにいつもより早めに植付を行いました。

まだ気温はしっかり暑いのですが、今日は午前中に畑から掘り出して、枝から房を切り離す作業。時間がどのくらいかかるのか不明でしたので、とりあえず2畝植えたうちの１畝分を収穫して、駐輪場で房を着る作業に２時間。枝豆は、収穫には最適のタイミングでしたが、今年は７月時点で枝が大きく曲がり、その後修正を行ったことで、営業分の一部がそちらにそがれたためなのか、小さ目の豆も混じっていました。これでこれからお越し頂けるお客様には、十分すぎるほどの食材が確保できました。

のち

土崎空襲の原因

この時期、テレビなどでは終戦記念日が近づき、にわかに戦争に関するものが多くなります。秋田県では昭和20年8月14日に秋田市土崎に空襲を受け、翌日に終戦（天皇の玉音放送）の前日だったことから、日本最後の空襲とも云われているようです。秋田では土崎空襲をクローズアップして扱いますが、この日、日本では熊谷、高崎、大阪、岩国など全国10カ所以上で空襲が行われたとのこと。多くは軍需施設が標的とされたようで、秋田市でも当時土崎にあった日石の製油所が標的になったようです。

テレビでは空襲があった事実が多く扱われていますが、毎年同じような報道になってしまい、どうして土崎に空襲があったのか、などという切り口で番組を作ってくれたら、当時秋田で行われていた石油採掘のことなどももっと知ってもらえるかと思います。

当時多くの油田は帝国石油㈱の管理となっており、熟練作業員は、開戦直後に南方油田に派遣され、一方で樺太から一時帰国した北樺太油田㈱の社員が八森油田の採掘を委託されたりと、油田も戦争で大きな影響を受けていたようです。

 

マスクをつけての生活

夏休みの期間、一般のお客様が来るようになって、当YHでもマスクを付けて頂くことを推奨しています。一般のお客様が少なかった6～7月にはそれほど使用することもなかったので、まだ使用感に慣れず、特に食事の用意の際には、厨房内は40℃を越える状況になり、マスクも汗を滴らせるほどになり、一度外すと再使用するのは気持ち悪いほどです。

畑作業など屋外ではマスクは使用しませんし、車を運転している際にも同乗者がいない時にはマスク不要です。しかし建物に入れば別で、従来、当YHでは「性善説」に基づいて経営を行ってきましたが、今回のコロナ感染に関しては、誰でもウイルスを持ち込み得るという「性悪説」に基づいて対応する必要があると考えており、自分の家にいても、マスクを付けている必要を感じでいます。これがいわゆるウイズコロナでの生活ということなのでしょう。当面そうした配慮が必要なようです。

時々

電気自動車の利便性

先日、高校時代の同級生がまた来てくれましたが、今回は車でしたが、その車が100％電気自動車でした。今までも来られた方の中にはいたかもしれませんが気が付かなかったのかもしれません。来るまでに数回の充電が必要で、充電場所も道の駅やサービスエリアなどの公共施設（？）か大型ショッピングセンターのほか自動車ディーラーなどのようで、埼玉から秋田まで500kmを超えますが、この間5回ほど充電に立ち寄ったとのこと。

一度の充電に500円で30分かかり、充電量が30～50％増えるとのことです。燃費的に考えるとガソリン車より良いようですが、充電の回数や時間が今のところ問題のようで、都会で週末だけ運転というなら十分のようですが、秋田のような田舎で距離を走ることがある場所では、まだガソリン車の方が利便性は高いようです。

記念撮影も、ソーシャル・ディスタンスです。

時々