基金運用を本格開始 浜松医科大、修学支援や設備充実に
2016年12月2日 (金)配信静岡新聞
浜松市東区の浜松医科大が11月末から「浜松医科大学基金」の本格的に運用を始めた。国の大学運営予算の削減が続く中、企業や団体、個人からの寄付金を修学支援や研究環境整備などの資金に活用する。
基金は2004年の国立大法人化以降、全国の86大学中84大学で設立されている。同大は今年7月に基金を設立した後発組。特に医科大学では最新医療機器の高額化などで機器購入費が経営を圧迫する事態になっている。
事業計画に、教育研究活動や環境整備への支援、経済的な理由で修学が困難な学生の支援、国際人材育成、学内設備充実など6項目を掲げ、2021年度末までに3億円の目標金額を設定し、寄付を呼び掛ける。
11月29日の基金運営委員会の初会合では、寄付者への「謝礼」などを決めた。寄付者を同大ホームページなどに掲載するほか、個人は10万円以上、企業・団体100万円以上の寄付者は希望に応じて銘板で表記する。個人100万円以上、企業・団体500万円以上の寄付者には表彰状と記念品を贈呈する。
今野弘之学長は海外留学の支援体制構築や海外の優秀な大学院生の招致などの取り組みを例示し、「独自裁量で新たな試みを行うために支援を」と呼び掛けている。
2016年12月2日 (金)配信静岡新聞
浜松市東区の浜松医科大が11月末から「浜松医科大学基金」の本格的に運用を始めた。国の大学運営予算の削減が続く中、企業や団体、個人からの寄付金を修学支援や研究環境整備などの資金に活用する。
基金は2004年の国立大法人化以降、全国の86大学中84大学で設立されている。同大は今年7月に基金を設立した後発組。特に医科大学では最新医療機器の高額化などで機器購入費が経営を圧迫する事態になっている。
事業計画に、教育研究活動や環境整備への支援、経済的な理由で修学が困難な学生の支援、国際人材育成、学内設備充実など6項目を掲げ、2021年度末までに3億円の目標金額を設定し、寄付を呼び掛ける。
11月29日の基金運営委員会の初会合では、寄付者への「謝礼」などを決めた。寄付者を同大ホームページなどに掲載するほか、個人は10万円以上、企業・団体100万円以上の寄付者は希望に応じて銘板で表記する。個人100万円以上、企業・団体500万円以上の寄付者には表彰状と記念品を贈呈する。
今野弘之学長は海外留学の支援体制構築や海外の優秀な大学院生の招致などの取り組みを例示し、「独自裁量で新たな試みを行うために支援を」と呼び掛けている。