厚労相が「イクボス」宣言 部下の育児、上司は配慮を
2016年12月28日 (水)配信共同通信社
厚生労働省は27日、部下の育児に理解がある上司を増やそうと「イクボスの日」と題するイベントを省内で開いた。若手職員が企画し、塩崎恭久厚労相のほか、幹部らも「イクボス宣言」した。民間企業や自治体トップも宣言しているが、閣僚では初めて。
企画した若手職員によると、塩崎氏は男性職員に育児休業を利用させるよう課長ら管理職に促しており、15年度の取得率は14年度のほぼ2倍、27・2%に上昇したという。塩崎氏は宣言に合わせて「イクボスを増やすぞ」と音頭を取った。
担当する分野が幅広い厚労省は、中央省庁が立ち並ぶ霞が関の中でも随一の忙しさで知られ、「大の仕事好き」と評される塩崎氏は休日に担当職員と打ち合わせをすることもある。女性活躍や残業抑制などに向けた提言を若手職員チームから受けた塩崎氏は「まず厚労省が変わらないといけない」と応じた。残業や土日の業務の依頼を減らし、子育てしやすい職場を実現できるかイクボスとしての真価が問われる。
2016年12月28日 (水)配信共同通信社
厚生労働省は27日、部下の育児に理解がある上司を増やそうと「イクボスの日」と題するイベントを省内で開いた。若手職員が企画し、塩崎恭久厚労相のほか、幹部らも「イクボス宣言」した。民間企業や自治体トップも宣言しているが、閣僚では初めて。
企画した若手職員によると、塩崎氏は男性職員に育児休業を利用させるよう課長ら管理職に促しており、15年度の取得率は14年度のほぼ2倍、27・2%に上昇したという。塩崎氏は宣言に合わせて「イクボスを増やすぞ」と音頭を取った。
担当する分野が幅広い厚労省は、中央省庁が立ち並ぶ霞が関の中でも随一の忙しさで知られ、「大の仕事好き」と評される塩崎氏は休日に担当職員と打ち合わせをすることもある。女性活躍や残業抑制などに向けた提言を若手職員チームから受けた塩崎氏は「まず厚労省が変わらないといけない」と応じた。残業や土日の業務の依頼を減らし、子育てしやすい職場を実現できるかイクボスとしての真価が問われる。