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寝不足で太る仕組み、確認 レム睡眠少ない→「甘くてこってり」食べたくなる 筑波大

2017年02月02日 23時11分08秒 | 医療情報
寝不足で太る仕組み、確認 レム睡眠少ない→「甘くてこってり」食べたくなる 筑波大
2017年2月2日 (木)配信朝日新聞

 寝不足だと太りやすくなるのは、夢を見る浅い眠り(レム睡眠)の減少が関係している、とする研究成果を筑波大などのチームがまとめた。レム睡眠が少ないと、砂糖(ショ糖)や脂質を過剰に食べることがマウス実験で確かめられたという。英科学誌イー・ライフに発表した。
 睡眠不足の人は、睡眠が十分な人に比べ、高カロリーの食品をたくさん食べ、肥満になりやすいことが知られていたが、仕組みはわかっていなかった。
 筑波大のミハエル・ラザルス准教授らは、飼育ケースの底に金網を敷いた不安定な環境にマウスをおくと、レム睡眠だけが極端に減る現象を応用。味の違う複数の餌を選ばせたところ、通常の状態で飼育したマウスに比べ、ショ糖が多い甘い餌と高脂質の餌を約3割多く食べた。
 次に、味や香りなどを判断する役割を担う脳の「前頭前皮質」と呼ばれる部分の働きを遺伝子改変技術で抑えて同じ実験をすると、高脂質の餌はたくさん食べたが、甘い餌を余計に食べようとはしなかった。寝不足で甘い物を食べたくなるのは、この前頭前皮質の働きが関わっている可能性があるという。
 ラザルス准教授は「なぜこうした現象が起こるのか不明だが、睡眠の総量が減ればレム睡眠も不足し、肥満の一因になりうると考えられる」と話している。(吉田晋)
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偽造肝炎薬、ラベルも偽造 外箱、説明書なし 厚労省調査

2017年02月02日 23時05分28秒 | 行政
偽造肝炎薬、ラベルも偽造 外箱、説明書なし 厚労省調査
その他 2017年1月26日 (木)配信毎日新聞社

 高額なC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品が見つかった問題で、偽造品の大半は、四隅に丸みのあるラベルの正規品と異なり、角張った状態の偽造ラベルが貼られていたことが厚生労働省の調査で分かった。厚労省は、何者かが正規品の中身を入れ替えた上、製造番号を記したラベルを貼り替えて流通させたとみている。
 厚労省などによると、奈良県内の薬局で見つかった偽造品5本のうち1本と、東京都内の卸売業者の在庫9本すべてが、ラベルの隅が直角だったり、印字がくすんだりしているという。ボトル容器は正規品だった。
 製造販売元のギリアド・サイエンシズ(東京都)によると、ハーボニーは、同じ成分を含むソバルディと同一規格のボトルを使っている。このため、ソバルディの空ボトルにハーボニーの偽造ラベルを貼った可能性もある。
 一方、偽造品はいずれも、外箱から取り出された状態で流通し、添付の説明書もなかった。外箱を一度開けると、特殊な加工をしたシールの跡が残るためとみられる。厚労省は25日、ボトルだけの製品を仕入れないよう、全国の薬局などに通知した。【熊谷豪】
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再生医療、他人のiPSで網膜移植 世界初、臨床研究を了承 厚労省

2017年02月02日 22時02分19秒 | 医療情報
再生医療、他人のiPSで網膜移植 世界初、臨床研究を了承 厚労省
臨床 2017年2月2日 (木)配信毎日新聞社

 厚生労働省の再生医療等評価部会は1日、他人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製した網膜組織の細胞を目の病気の患者に移植する世界初の臨床研究計画を了承した。神戸市立医療センター中央市民病院が届け出ていた。近く厚労相が研究実施を認める通知を出し、今年前半にも最初の患者に移植される見通しだ。【藤野基文】
 承認された臨床研究は、網膜の中心部に異常が起き、視野の真ん中がゆがんだり暗くなったりする「滲出(しんしゅつ)型加齢黄斑(おうはん)変性」の患者が対象。国内には約70万人の患者がいると推定されている。
 理化学研究所などは2014年、患者自身のiPS細胞から網膜の細胞のシートを作って移植する手術を実施した。2例目も同じ方法で実施する予定だったが、iPS細胞に遺伝子変異が見つかり、見送った。今回は、京都大iPS細胞研究所が拒絶反応が起きにくいタイプの健康な人から作り、備蓄してあるiPS細胞を使う。理研が網膜の細胞に分化させ、細胞を含んだ液を中央市民病院と、共同で研究する大阪大で患者5人に移植する。
 厚労省研究班の基準では、患者に移植する目的のiPS細胞とそれから作製した加工物については、がんとの関係が指摘されている615個の遺伝子の異常などを調べた上で、がん化の可能性がないことを動物実験で確認するよう求めている。厚労省は、今回使用する予定の細胞や加工物は安全性が確認されたとしている。
 京大は1月、試薬を間違えた可能性があるとして備蓄してあるiPS細胞の供給を一部停止したが、今回の計画に影響はないという。
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娘事故死で登校見守り男性、児童かばいはねられ死亡、運転手朝から酒飲み!?

2017年02月02日 09時54分00秒 | 
娘事故死で登校見守り男性、児童かばいはねられ死亡
[2017年2月1日9時32分日刊スポーツ紙面から]

事故にあった島根県益田市立豊川小学校付近

 島根県益田市で登校中の小学生の列に軽トラックが突っ込む事故があり、見守りのために付き添っていた男性が死亡した。男性はかつて娘を交通事故で失い、再発防止のため、登校の見守りを続けていたという。

 県警益田署によると、1月30日午前7時15分ごろ、益田市の国道191号の横断歩道を横断中だった小学生9人の列に軽トラックが突っ込んだ。この事故で、豊川小3年の男児(9)とボランティアで付き添っていた三原董充(ただみつ)さん(73)がはねられた。三原さんは31日午前5時9分、搬送先で死亡。死因は事故による急性硬膜下血腫だった。三原さんのすぐ前にいた男児は、すり傷程度の軽傷だった。

 署は、運転していた益田市の会社員山口伊佐男容疑者(62)を、道交法違反(酒気帯び運転)と自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)の疑いで現行犯逮捕した。

 豊川公民館の田原輝美館長(68)によると、三原さんは1983年の山陰豪雨の年に、復旧作業に来ていたダンプが起こした交通事故で、小学生だった次女を亡くしていた。「三原さんはその後、地域のために尽くされ、子どもたちの登校の見守りを15年以上、続けてこられた。残念でならない」。現場は片側1車線の国道で信号機がない。地域では、通学路の安全確保のため、信号機の設置などを求める声も上がっていた。
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飢餓に反応する脳回路解明 拒食の低体温症治療に期待

2017年02月02日 08時19分00秒 | 医療情報
飢餓に反応する脳回路解明 拒食の低体温症治療に期待
2017年2月1日 (水)配信共同通信社

 体が飢餓状態になった際、エネルギーの消費を抑えると同時に摂食を促す脳の仕組みを、名古屋大などの共同研究チームが突き止め、31日までに米科学誌電子版に発表した。過度のダイエットや拒食で起こる低体温症のほか、肥満症の発症メカニズムを解明し、治療法につながると期待される。
 哺乳類は空腹や飢餓を感じると、体温の上昇を抑え、食べ物を何度もかみ砕くなどし、エネルギーを素早く摂取しようとする。胃から分泌されたホルモンを感知した脳の視床下部が飢餓信号を出し、このような反応が起きるが、詳しいメカニズムは不明だった。
 チームはラットで、呼吸や心拍の中枢である延髄の網様体に飢餓信号で活性化する細胞群を発見。細胞群が働くと熱の産生が抑えられ、かむ動きが活発になり、食べる量が約4・5倍に増えた。
 名古屋大の中村和弘(なかむら・かずひろ)教授(生理学)は「この神経回路が栄養不足による低体温症や、肥満症に関わっていると考えられる。代謝に関連した疾患の治療法開発につながるかもしれない」と話した。
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良い出会いを引くのは自分 「師」 養老孟司 「養老先生のさかさま人間学 生きるっておもしろい」

2017年02月02日 00時36分40秒 | 
良い出会いを引くのは自分 「師」 養老孟司 「養老先生のさかさま人間学 生きるっておもしろい」
2017年2月1日 (水)配信共同通信社

 恩師(おんし)という言葉は、今の若者(わかもの)の間でも、まだ生きているでしょうか。ほとんど死にかけているかもしれません。使われなくなった言葉は、死語といわれます。
 恩(おん)も師(し)も、言葉としては古くなった気がします。大学時代のわたしの先生、つまり恩師は「仰(あお)げば尊(とうと)し」を歌うと、少しいやそうにしていました。照れくさかったのかもしれません。その後に続くのは「わが師の恩」ですからね。
 年を取ると親や先生のありがたさが分かるようになります。まあ、そう思わない人もいるかもしれませんけれど、それはそれで仕方がない。
 良い師に出会うのは、幸運かもしれません。これも年を取ると、しみじみ思うようになります。今まで生きのびてきたんですから、それだけでも運が良いというしかない。病気や事故(じこ)をふくめていろいろあぶない目にあってきましたからね。先日、90歳(さい)を超(こ)えた姉に会ったら、あんたは子どもの時は病気ばかりしていたから、(数えで)80歳まで生きるとは思わなかったといっていました。
 わたしは小学校の低学年で東大病院に入院して手術(しゅじゅつ)を受けました。戦争中でしたから空襲(くうしゅう)があって、病院のまどガラスがビリビリふるえていたのを覚えています。近くに爆弾(ばくだん)が落ちたのだと思います。疫痢(えきり)にもなりました。祖父母(そふぼ)と叔母(おば)は赤痢(せきり)で死にましたが、幸いわたしは生きています。
 父親はわたしが4歳の時に死にました。だからわたしは、その恩師を父親と思っていたのかもしれません。今になると、そんな気もするのです。良い先生に会えるのは運だと書きましたが、運を引くのは自分です。それをよく考えてくださいね。(解剖(かいぼう)学者)
 ※赤痢(せきり)
 赤痢菌(きん)などによって引き起こされる腸の病気。疫痢(えきり)は、小さな子どもが赤痢菌にかかったときに出る症状(しょうじょう)のことで、脈拍(みゃくはく)が弱くなったり、血液(けつえき)の流れが悪くなったりする。顔が真っ青になり、ひきつけを起こすこともある。
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