日々

穏やかな日々を

「ばあちゃんのほうがつらい」(介護 あのとき、あの言葉)

2017年02月24日 19時16分02秒 | 仕事
「ばあちゃんのほうがつらい」(介護 あのとき、あの言葉)
2017年2月23日18時00分
看られるばあちゃんのほうが、よっぽどつらい

■「看られるばあちゃんのほうが、よっぽどつらい」
(寝たきりの祖母を長く介護していた母の言葉)
 母は、リウマチで長く寝たきりの祖母をずっと家で介護していました。
 リウマチで指は変形して、足はひざが曲がったままだった祖母。ベッドの上で寝たり起きたりするのが精いっぱいでした。オマルに排泄(はいせつ)して、私たちもそれをトイレに捨てに行ってました。田舎なので水洗トイレなんてありません。
 体は動かなくても頭はしっかりしていました。私たちには優しい祖母でしたが、嫁である母にはけっこう厳しいことも言ってました。
 中学生の頃、一度、母に「お母さん、ばあちゃんのこと絞め殺してやろうかって思うことないん?」と聞いたことがあります。
 そのとき母は言いました。「看(み)られるばあちゃんのほうが、よっぽどひどい(きつい、つらいという意味の方言です)。看るほうがよっぽど楽だ」。そして「それでも自分が死んだら楽になるかなぁと思ったことはあるよ」とも。
 祖母は、最後は施設に入りました。家では風呂に入ることが難しくなり、実の娘(母にとっては小じゅうと)の「施設に行けば風呂に入れる」という言葉に応じました。母は「私が言っても入らんやったやろうね」と言ってました。施設では、周りに嫁と言っても信じてもらえなかったそうです。毎日のように自転車で通ってきていたから。
 亡くなった父の介護をしたのも母でした。
 もし母が介護を必要とするようになったら、なんとか私が介護しようと思っています。母はきっと看られたくはないんでしょうけど。
◆福岡県 公務員 50代女性
     ◇
 あなたにとっての介護の記憶を、ぜひお聞かせください。ご投稿いただく際は、お名前とご連絡先(住所・電話番号・メールアドレス)をご明記のうえ、メールでお送りください。文字数の制限や締め切りはありません。匿名をご希望の方は、その旨をお書き添えください。掲載にあたり、ご投稿について記者がお話をお聞きする場合があります。
 朝日新聞文化くらし報道部「介護 あのとき、あの言葉」係
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(オトナの保健室)中高年の性、現実は!? 女子組

2017年02月24日 19時05分50秒 | 仕事
(オトナの保健室)中高年の性、現実は!? 女子組
2017年1月31日16時30分
夫婦の親密度

 男性向け雑誌に「死ぬまでSEX」といった見出しが躍りますが、中高年の性の現実はどうなっているのでしょう。実像に迫る新刊「セックスレス時代の中高年『性』白書」をまとめた日本性科学会セクシュアリティ研究会の2人に聞きました。

 研究会のメンバーは産婦人科医や臨床心理士。診察や相談を通じ、中高年期にはさまざまな悩みが伴うと痛感する。よりよいパートナーシップを考えようと2000年(有配偶者)、03年(単身者)にアンケートを実施。さらに12年には有配偶者・単身者の計1162人(40~79歳)に性について聞き、調査結果をまとめたのがこの本だ。
 代表の荒木乳根子(ちねこ)さん(74)は田園調布学園大学の名誉教授、臨床心理士の金子和子さん(71)は日本赤十字社医療センターでセックス・セラピストとして30年以上働いた。

 ■対等な関係へ過渡期
 ――セックスレス(性交が月1回未満)の人が1回目の調査から著しく増えています。なかでも40~50代は男性で2・5倍あまり、女性で1・8倍になりました。
 金子 40年前、カウンセリングに来るのはほとんど女性でした。「夫がしてくれない」と。いまは「私がしたくない」という女性が増えた。イヤなふうにされても以前は女性が黙っていたけれど、自己中心的なやり方にうんざりして、ノーと。
 荒木 経済力を持った女性が相対的に強くなって、求められてもノーと言えるようになった。性交を望んで実際に月1回以上ある人が1回目の調査では男性78%、女性79%でしたが、今回は男性44%、女性68%。満たされない男性が多くなった。
 ――セックスレスの背景にはさまざまな要因がありそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入学資金、のしかかる負担 大学受験・入学期に200万円超も、貯蓄崩す

2017年02月24日 19時02分02秒 | 
入学資金、のしかかる負担 大学受験・入学期に200万円超も、貯蓄崩す
2017年2月18日05時00分
入学までにかかった費用(2016年度)

 大学入試のシーズン。合格発表後にまとまったお金が必要だが、日本学生支援機構の奨学金を予約しても振り込みは入学後だ。貯蓄の取り崩しなどで対応する家庭が多いが、学費の悩みは続く。家庭の負担を減らそうと、納付の期限や方法を見直す大学もある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「お母さん青だよ」左折車に… 信号守っても防げぬ事故

2017年02月24日 17時09分48秒 | 
「お母さん青だよ」左折車に… 信号守っても防げぬ事故
北川慧一
2017年2月22日07時10分
楠田真花(まなか)さん デザイナーになりたかったという(遺族提供)

■小さないのち 道に潜む危険
特集「小さないのち」
 東京都多摩市の幹線道路にある交差点。小学2年生だった楠田真花(まなか)さん(当時8)は信号が切り替わったのを見て声をあげた。
 「お母さん、青だよ」
 2015年3月の夕方、スイミングスクールからの帰り道だった。母親(44)は2歳年下の妹とそれぞれの自転車で横断歩道を渡り始めた。その少し後を、真花さんがミントグリーンの自転車で追っていた。
 母親の背後で衝突音が聞こえた。振り返ると、大型トラックが横断歩道の上に止まり、車体の下で自転車がひしゃげていた。真花さんは亡くなった。
 トラックの運転手は交差点を左に曲がろうとした際に確認を怠ったとされ、禁錮2年執行猶予5年の判決を言い渡された。
 父親の寿和さん(44)は病院の霊安室で真花さんの遺体に付き添い、一晩を明かした。将来の夢はデザイナーで、絵が得意だった。活発な性格でもあり、硬式テニスなどのスポーツも頑張っていた。
 寿和さん自身、高校生のころに青信号の横断歩道で車にはねられそうになったことがある。子どもたちには信号を守るように言い聞かせてきた。「青信号になったから渡っていいよ、とはもう言えません」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

通学路、車通らないはずが 風見しんごさん娘の死亡事故

2017年02月24日 06時57分47秒 | 
通学路、車通らないはずが 風見しんごさん娘の死亡事故
重政紀元、津田六平、阿部朋美
2017年2月24日05時10分
えみるさんが通っていた通学路に立つ風見しんごさん=昨年12月15日午後、東京都世田谷区、杉本康弘撮影
風見しんごさんの長女えみるさん(風見さん提供)

■小さないのち 道に潜む危険
特集「小さないのち」
 タレントの風見しんごさん(54)は、小学5年生だった長女えみるさん(当時10歳)を登校中の交通事故で失った。
 「あれから10年。ようやく、えみるに報告できる環境ができつつあります」
 東京都世田谷区の風見さん宅に近い住宅地。朝の通学時間帯、スクールゾーンに指定されている路地の入り口には進入を防ぐ車止めが置かれる。見守りに立つ保護者の前を、子どもたちが元気に歩いていた。
 えみるさんの事故を機に保護者や教員らが毎朝、路地に立つようになった。小学校のPTA副会長、小熊奈央さん(42)は「活動を通じて路地に入る車は確実に減っている」と話す。
 事故があったのは2007年1月17日の朝。えみるさんが赤いランドセルを背負い、家を出たほんの数分後だった。青信号で横断歩道を渡っていて、交差点の向こう側から右折してきたトラックにひかれた。
 トラックが通ってきた路地はスクールゾーンだった。住民など許可を得た車のほかは通学時間帯は通行禁止だが、「抜け道」として使われていたという。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

投票ボタン

blogram投票ボタン