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小野薬が業績上方修正 オプジーボ訴訟で一時金

2017年02月04日 23時22分44秒 | 医療情報
小野薬が業績上方修正 オプジーボ訴訟で一時金
2017年2月3日 (金)配信共同通信社

 小野薬品工業は2日、2017年3月期連結決算の業績予想を上方修正し、純利益を従来の418億円から523億円に引き上げた。がん治療薬「オプジーボ」の特許侵害訴訟で米製薬大手メルクと和解し、一時金の支払いを受けたため。
 同時に発表した16年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比68・0%増の1888億円、純利益は約2・2倍の424億円だった。オプジーボの売り上げが約15倍の826億円になり、全体をけん引した。
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海外好調で3社が増益 製薬大手4社

2017年02月04日 23時21分21秒 | 医療情報
海外好調で3社が増益 製薬大手4社
2017年2月3日 (金)配信共同通信社

 製薬大手4社の2016年4~12月期連結決算が2日、出そろった。円高や日本で実施された薬価改定の影響を受けたが、北米や欧州など海外を中心に好調だったことで、3社が増益となった。
 最大手の武田薬品工業は、潰瘍性大腸炎治療薬の売り上げなどが好調なことから、純利益は前年同期比45・8%増の大幅増益。クリストフ・ウェバー社長は「力強い結果を生み出している」と述べた。想定為替レートを円安に見直したことなどにより、17年3月期の連結決算の純利益を従来予想の910億円から930億円に上方修正した。
 アステラス製薬は、主力の前立腺がん治療薬が北米やアジアの市場で伸びたことなどから、8・7%の増益。エーザイは抗がん剤などが伸び、0・3%の増益だった。
 一方、第一三共は20・4%減益。日本や欧州で主力の抗凝固剤などが伸長したが、円高進行の影響を受けた。ただ、日本や米国で製品の売り上げが堅調なことを踏まえ、17年3月期の連結決算の純利益を従来予想の650億円から700億円に上方修正した。
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「都立広尾病院の青山移転 用地費370億円減税の意味」新報道2001【1月29日放送】

2017年02月04日 23時17分55秒 | テレビ映画
「都立広尾病院の青山移転 用地費370億円減税の意味」新報道2001【1月29日放送】
2017年2月3日 (金)配信Live on TV

1月29日(日) 07時30分~08時25分/8ch フジテレビ
都立広尾病院の青山移転 用地費370億円減税の意味
 基幹災害拠点病院に指定されている都立広尾病院の移転計画は370億円の減額補正をされた。老朽化から現地建て替えか青山エリアへの移転か審議されたが、複数の専門家が立地上ヘリの着陸が難しいことと救急車の動線確保が困難であることを指摘した。さらに、舛添都知事時代の都は調査を依頼しておきながら、結果を待たずして建設費用が2倍ほどかかる移転の方針を決めていた。2015年10月の都職員と院長の会話にて、都職員が改築を確定していることから青山エリアへ移転することが水面下で決まっていたと見られた。
広尾病院移転「白紙」予算2500万円何のため?
 東京都立広尾病院移転に関し、小池知事は今年度から移転先の土地購入費370億円の減額補正。予算の執行を取りやめると発表。東京都が発表した来年度予算案とは別に289ページの主な事業の中身を見ると「広尾病院を首都災害医療病院センター(仮称)として整備する」とある。その費用に2500万円が計上。東京都は有識者を集め、広尾病院の役割など議論する検討会を開く予定で、そのための費用だという。検討会は今年度は6回用意されている。都によると、検討会費用は16年度で642万円。内訳は、調査・分析など約439万円、会場設営に約108万円、とりまとめ冊子の印刷などに約95万円。検討会は単純計算したところ、1回あたり18万円かかる計算に。番組の調査では関東6県の有識者会議1回あたりのコストは、茨城0円、栃木ほとんどかからない、千葉・神奈川は資料のコピー代程度、群馬は資料の郵送代など数百円~数千円ほど、埼玉は会場費1万3000円ほど。東京都はこの検討会の運営を民間企業に委託。主な費用は資料作成・会場設営の人件費など。関東6県では有識者会議を開く際に業者委託する県はいない。神奈川県は「そうした業務は県の業務であるため」と回答。東京都では今年度も2500万円の予算を計上。しかし、広尾病院の移転は完全に中止になったわけではない。
広尾病院移転問題…白紙撤回でも“検討委予算”来年度計上の疑問/
 今年度3100万円の予算がついていた首都災害医療センター検討委員会は民間委託での月1回程度開催。すでに4回開かれており、関係者によるとあと2回行われる見込み。時間は2時間で場所は都庁や貸し会議室。メンバーは16人。外部メンバーには別途で日当あり。この委員会に予算643万6000円(1回18万円)かかっていたことが判明。「こういう問題なんか住民訴訟になじむ」「1回18万円は問題だと思う」など出演者らは述べた。
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過疎集落に子育て世帯転入 全国25%で事例確認

2017年02月04日 23時12分26秒 | 行政
過疎集落に子育て世帯転入 全国25%で事例確認
2017年2月3日 (金)配信共同通信社

 過疎地にある全国6万5440集落のうち、少なくとも25・0%の集落では、過去5年間に高校生以下の子どもを持つ子育て世帯の転入例があったことが分かった。総務省が2日に開いた過疎問題懇談会で報告した。自然などを求めて都市部から移った人もいるとみられ、移住支援策の充実が過疎進行を食い止める一つの鍵になりそうだ。
 調査は2015年4月時点で総務、国土交通両省が実施。過疎地や離島などの現状を市町村に確認した。全体の高齢化や集落消滅の状況は昨年、公表している。
 10年4月以降、子育て世帯の転入があったのは1万6349集落。16・9%(1万1066集落)は転入がなく、49・4%(3万2314集落)については市町村が「分からない」と回答、残りは無回答だった。
 ブロック別に見ると、転入例がある集落の割合が最も高かったのは九州(29・4%)で、沖縄(28・3%)、北海道(28・2%)、北陸(27・9%)と続いた。
 転入の理由は不明だが、懇談会では「意外と多い」「若い世代が地方暮らしに価値を見いだしている」との指摘が出た。ただ、不明の割合が多く「市町村が実態把握できる仕組みをきちんと整備すべきだ」とする意見もあった。
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「危険な密室」歯科現場…「モンスターぺイシェント」の診療、拒否できず

2017年02月04日 23時10分15秒 | 
「危険な密室」歯科現場…「モンスターぺイシェント」の診療、拒否できず
2017年1月28日 (土)配信読売新聞

 岐阜市の歯科医院で、院長の渕野 太賀臣たかお さん(50)が通院患者の男に刺殺された事件は、27日で発生から1週間となる。岐阜県警は、逮捕された無職長浜伸幸容疑者(58)が治療への不満を募らせて殺害したとみて調べているが、歯科診療の現場では患者とのトラブルが後を絶たず、専門家は、トラブル時のマニュアル整備などが必要だと訴えている。(茶山瞭)
 警察に相談
 「患者とのトラブルは珍しくない。人ごととは思えない」。岐阜市で歯科医院を開業する男性(53)は、事件についてこう語る。
 長浜容疑者は20日、歯科医院の処置室で渕野さんの首などを包丁で刺して殺害した疑いがある。県警によると、長浜容疑者は「カッとなって刺した」と供述。「歯槽のう漏の治療で歯を多く抜かれた」として、渕野さんとトラブルになっており、事件当時は1対1で面会していたという。
 近隣住民によると、長浜容疑者は、道ですれ違った人をいきなりどなりつけることもあった。渕野さんは事件前、警察に相談していたが、「刺激したらどんな行動に出るか分からない」と介入は拒んだという。
 理不尽な要求、暴言・暴力
 医療現場でのトラブルは後を絶たない。2005年には、岡山大医学部・歯学部付属病院(現・岡山大病院)で元患者の男が歯科医師を逆恨みし、ナイフで切りつける事件もあった。日本歯科医師会によると、都道府県の歯科医師会に患者や歯科医師から寄せられたトラブルなどの相談は、12年度で年間計約4500件に上っている。
 医療のトラブル解決に長年携わってきた大阪府保険医協会の尾内康彦参与(62)によると、患者の権利意識の高まりに伴い、近年、理不尽な要求や暴言・暴力を繰り返す患者が増加。こうした患者は「モンスターぺイシェント(患者)」とも呼ばれているという。
 歯科医師法は、患者が診察や治療を求めた場合、正当な理由がなければ拒んではならないとする「応召義務」を定めている。患者の言動に不安を感じても、診察や治療を拒否するのは難しいのが実情だ。岐阜市の50歳代の歯科医師は、順番待ちに不満を持つ患者が「歯が痛いのに、なぜ待たないといけないんだ」と激高し、診察中になだめようとして逆上された経験がある。「本音では拒否したいが、我慢するしかない」
 対策整備、求める声も
 岐阜大医学部付属病院では、患者と医師の間に問題が起きた場合、両者を遠ざけ、複数の職員で対応する体制を整えている。患者相談窓口の担当者は「1対1は危険。ただ、小規模な歯科医院では『密室』で対応せざるを得ず、リスクは高まるだろう」と話す。
 医療現場のトラブルに詳しい深沢直之弁護士は「応召義務は患者と医師の信頼関係が前提。患者によっては拒否もできるという認識を広める必要がある」と指摘。そのうえで、「警察にすぐ知らせるなど、モンスターペイシェントの対応マニュアルを整備し、歯科医師会などで共有することも重要だ」としている
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C肝薬偽造品問題の経過

2017年02月04日 23時05分35秒 | 行政
C肝薬偽造品問題の経過
2017年2月2日 (木)配信共同通信社

 C型肝炎治療薬「ハーボニー」の偽造品問題を巡る経過は次の通り。
 1月17日 厚生労働省が奈良県などで薬局チェーンを展開する「関西メディコ」の本部と店舗で偽造品数十錠が入ったボトル5本が見つかったと発表
 23 厚労省が薬局チェーンの卸元に当たる東京都千代田区の卸売業者など2社の在庫から新たに計9本の偽造品が見つかったと発表
 25 正規品の箱がない状態で流通している製品は偽造品の可能性があるとして厚労省が薬局などで取り扱わないよう都道府県などに通知
 30 千代田区の卸売業者が取材に応じ「偽造品と思わず、昨年秋以降、複数の個人からハーボニーを10本前後買った」と説明。「現金問屋」と呼ばれる存在が露呈
 2・1 厚労省が都内の別の業者で新たに1本が見つかったと発表。偽造品は計15本となる。偽造品の成分はビタミン剤や漢方薬と明らかに
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「3カ月待ちですよ」 退院支援も、みとりも 「私たちの最期は」「救命のジレンマ」

2017年02月04日 21時14分30秒 | 医療情報
「3カ月待ちですよ」 退院支援も、みとりも 「私たちの最期は」「救命のジレンマ」
2017年2月3日 (金)配信共同通信社

 午前8時前。東京都板橋区の帝京大病院・高度救命救急センターの一室に医師らが次々と集まる。白いスクリーンに患者のカルテや検査結果、エックス線で撮影した画像が映し出され、毎朝定例のカンファレンス(会議)が始まった。
 計30のベッドは常にほぼ満床。16人の医師が交代で治療に当たるため、病状から家族とのやりとり、経済状態までつぶさに情報共有する。そこで問題となるのが、患者の転院先をどうするかだ。
 ある日のカンファレンスでは、自宅で意識を失った多臓器不全の男性(79)に関し話し合われた。人工呼吸器を外すのは難しく、気管を切開した。慢性腎不全で人工透析が必要だが、命が危ぶまれる段階は脱した。
 転院先の候補を尋ねられ、医療ソーシャルワーカー(MSW)の佐藤圭介(さとう・けいすけ)(38)が即答した。「呼吸器を付け、透析を要する患者は転院先が限られます。郊外に1カ所ありますが、最低でも3カ月待ちですよ」
 患者の退院後の暮らしまで支えるのが佐藤らMSWの仕事。「頼れる家族がいるか」「年金収入はどれぐらいか」など、本人や家族、自治体職員らにも話を聞き、調整する。身寄りも収入もない高齢患者のため、生活保護の申請手続きを手伝うことも珍しくない。
 高齢者の場合、救命できても呼吸器が外せず、自宅に戻れなくなるケースが多い。「高度な医療的対応が求められる患者を受け入れてくれる介護施設は、まずない」と佐藤。近隣の連携医療機関に依頼するか、それでも難しいときは関東近郊の医療機関に相談する。「待っている間に亡くなる方も少なくない」
 行き場が見つからないだけでなく、本人や家族が延命治療を望まず、そのままみとりに進むことも増えてきた。
 肺炎で搬送されてきたある女性(84)は「体に負担のかかる治療は望まない」とのメモを息子に託していた。通常は呼吸器を付けるケースだったが、家族も本人の意思を尊重したいと希望した。今後はモルヒネなどで苦痛を取り除く緩和治療に移ることになる。
 「本来、命を救うのがわれわれの仕事。そこでみとりもやっている。ホスピスみたいだよね」。センター長の三宅康史(みやけ・やすふみ)(57)が複雑な表情を見せた。(
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「絶体絶命!凍ってしまった1歳の娘!!」ザ!世界仰天ニュース【1月25日放送】

2017年02月04日 21時11分43秒 | テレビ映画
「絶体絶命!凍ってしまった1歳の娘!!」ザ!世界仰天ニュース【1月25日放送】
2017年2月3日 (金)配信Live on TV

1月25日(水) 21時00分~21時54分/4ch 日本テレビ
絶体絶命!凍ってしまった1歳の娘!!
 2001年2月23日、カナダ・エドモントン。母レイラは長男エレジーと二女エリカを連れて幼馴染の家に泊まりに出かけた。AM0時に就寝した後、エリカがミルクを欲しがる時間に起きると壁際に寝かせていたエリカの姿が消えていた。裏口のドアが開いているのに気付き-25℃の外へ出るとエリカがうつ伏せで倒れていた。顔は凍り指先は真っ黒になり息も脈も感じられなかった。10分後、救急車が到着しエリカの容体が確認された。この時、エリカの心臓は心室細動を起こしていた。レイラは児童虐待を疑われ警察に連行された。4時10分頃、ストレリー小児病院に到着したエリカをアラン・ド・ケアン医師のチームが治療した。
 人は代謝で生まれた熱を血液で全身に送り36℃前後の体温を保っている。しかしエリカは心臓のポンプ機能が停止し血流が止まり-25℃の外気にさらされ体温が16℃に低下していた。仮死状態だったが微弱ながら血圧が回復した。そのため体の上または下に敷かれたブランケットに温風を吹き込んで患者をあたためる体温管理装置が有効になった。搬送されてから約2時間後、母レイラが病院に到着した。捜査の結果、裏口の鍵は以前から壊れておりエリカはひとりで外へ出たと分かった。治療開始から3時間を過ぎた時、脈・呼吸・体温が安定し始めた。脳への影響はなく足の指は感覚が麻痺するなど後遺症があったがすくすくと成長した。アラン・ド・ケアン医師は「彼女が助かった理由はシャツとオムツだけだった事と-25℃という寒さが要因だったと言えます。薄着で足も露出していた事で急激に体温が低下し酸素の消費量が抑えられたため臓器が良い状態で維持できたのだと考えます」と話した。
スタジオトーク
 薄着で助かった理由は一気に体温が下がったことで体力の消耗を防げたからという話題でサンシャイン池崎は「このメンバーの中なら僕が一番急激に冷えやすいから助かる」と切り出し、-4℃の外に飛び出した。阿部寛は「予想外の事はしますよね」と話し、山口もえは娘が5歳の時にタオルかけをおもちゃだと思いぶら下がって壁ごともぎとった事を話した。
絶体絶命!凍ってしまった1歳の娘!!
 スタッフが17歳になったエリカさんの元を訪れた。歩行には問題ないが凍りついた指先は変形していた。エリカさんは「私の夢は獣医になる事。自分が助けてもらったから命を救う仕事がしたいの。足の後遺症はあるけど諦めずに助けてくれたみんなに感謝しています」と話した。
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認知症、子どもの視点で 絵本「ばあばは、だいじょうぶ」

2017年02月04日 21時06分29秒 | 医療情報
認知症、子どもの視点で 絵本「ばあばは、だいじょうぶ」
2017年2月3日 (金)配信朝日新聞

 祖母が「わすれてしまう」病気になった。男の子は戸惑いながらも、祖母がいなくなったことをきっかけに大切なことに気づく――。昨年12月に刊行された絵本「ばあばは、だいじょうぶ」(童心社、税抜き1300円)は、老いや認知症に向き合うことを子どもの視点から描いた物語だ。作者の楠章子さん(42)の実体験にも基づいている。
 ■心の変化、作者の体験もとに描く
 《小学生のつばさは、学校から帰ったら真っ先に「ばあば」の部屋に行く。だが、祖母は何度も同じことを聞いたり、「おかき」と言ってドングリを渡したりするので、次第に距離を置くようになった。寒い冬の日、祖母がいなくなってしまう……。》
 大阪市在住の作家、楠さんは25歳の頃、母多香子さん(79)が若年認知症と分かった。1日に何度も犬の散歩に行き、おしゃれだった髪形や服装が変化していった。当初は父が主に母の介護を担い、隣に住む楠さんは「見て見ぬふりだった」。
 ところが2009年、父が脳出血で倒れ、楠さんたちが両親の介護を担うことになった。12年のお正月の夕方、母が犬の散歩に出かけたまま戻らず、大騒ぎに。近所の人も捜索に加わり、数時間後、冷え切った体で戻ってきた母の心細そうな顔が、今でも忘れられない。
 「今まで自分は母に守られていたが、自分にとって母は『守るべき存在なんだ』というスイッチが入った」
 こうした体験は、つばさの祖母が行方不明になる場面に反映。留守番中のつばさが、祖母の引き出しから「めいわくばかりですいません」「ごめんね」などと書かれたたくさんのメモを見つける場面は、楠さんの祖母の遺品から見つかったメモがもとになった。楠さんの祖母も若年認知症だった。
 楠さんは、今も両親が暮らす自宅の隣に住む。母は毎日午後7時半まで、自宅近くの小規模多機能型居宅介護の事業所で過ごす。泊まりの機能もあり、楠さんが出張の時に母はここに宿泊する。だから仕事
と介護を両立できる。
 絵本には「家族の変化に目をそらしたくなることだってある。でも、小さなことでもいいから優しく接して欲しい」とのメッセージを込めた。いしいつとむさんが絵を担当。やわらかな色合いで、つばさの心の変化を映し出した。
 楠さんは「昔の私のように、守らないといけない人がいるのに、どうしたらいいか分からない人に絵本が届いて欲しい」と話している。
 (及川綾子)
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アリも不眠不休で子育て 未熟期の生存率高める?

2017年02月04日 21時04分11秒 | 
アリも不眠不休で子育て 未熟期の生存率高める?
2017年2月3日 (金)配信共同通信社

 通常は昼に働き夜に休む働きアリを卵や幼虫と一緒の環境に置くと、昼夜を問わず活動し続けることが分かったと、東京大などのチームが3日、英科学誌に発表した。不眠不休で子育てをすることで、未熟な時期の生存率を高めているとみられる。
 東大の岡田泰和(おかだ・やすかず)助教(生態発生学)は「子の養育に付きっきりになるのは、動物に広く共通する性質かもしれない」と分析。「さまざまな個体が混在する実際の巣により近い状況で、アリが育児を分担するかどうか調べたい」としている。
 チームは、沖縄などにすむ体長1センチほどの大型のトゲオオハリアリを使って実験。映像をコンピューター解析することでアリの動きを自動追尾する仕組みを開発し、24時間態勢で観察した。
 すると、病原菌に感染しやすく清潔な状態にする必要がある卵や幼虫と同じ空間にいると、アリは昼だけでなく夜も動き回った。だが1匹だけにした場合や、世話の必要性が薄れたさなぎと一緒にした場合には、昼は活動するものの、夜はあまり動かなかった。
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(ひと)西口洋平さん 子どもがいるがん患者の交流サイトを開いた

2017年02月04日 21時01分36秒 | 
(ひと)西口洋平さん 子どもがいるがん患者の交流サイトを開いた
2017年2月3日 (金)配信朝日新聞

 「いまは告知って本人にするんですか」。2年前、胆管がんと診断されたとき、そう尋ねるほど病気はひとごとだと思っていた。
 半日かかると説明された手術は、2時間で終わった。転移があり、がんを切ることができない。腹はすぐに閉じられた。最も進行したステージ4だった。
 今まで通りに人材紹介会社で営業職を続けられるか。一人娘の小学校の入学式に出られるか。
 未来が何も見えなくなった。
 「とーちゃんは、てんてき、がんばって」。2カ月半後に仕事へ復帰するまでの入院中、娘の手紙に励まされた。家族の支えはありがたかった。でも孤独も感じた。
 会社でどう振る舞う? 子どもに伝える? 郷里の親は?
 同年代の患者がどうしているか知りたかったが、病院内を見渡しても年配者ばかり。「将来、ほかの人が同じ悩みを抱えないように」と昨春、交流サイト「キャンサーペアレンツ」を開いた。
 「患者同士を結び、声を社会に届けるのが自分の最後の仕事」。活動時間をつくるため、願い出て正社員からアルバイトに。抗がん剤治療と本業の傍ら、全国各地で仲間を520人に増やした。
 体の中に残るがんが怖くないといえばうそになる。けれど、前を向くと決めた。18歳未満の子どもがいるがん患者は年5万6千人。つながるべき相手が、まだ大勢いる。
 (文・熊井洋美 写真・西畑志朗)
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家族性ALS発症関連遺伝子を解析

2017年02月04日 20時59分02秒 | 医療情報
家族性ALS発症関連遺伝子を解析
東北大、複数の遺伝子変異を明らかに
QLifePro 医療ニュース2017年2月3日 (金)配信 神経内科疾患その他

 東北大学は1月31日、家族発症歴のある日本人の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の原因遺伝子を次世代シークエンサーによって幅広く解析し、ALS発症に関わる複数の遺伝子変異を明らかにしたと発表した。この研究は、同大学大学院医学系研究科神経内科学分野の青木正志教授と遺伝医療学分野の青木洋子教授が共同で行ったもの。同研究成果は 「Neurobiology of Aging」オンライン版に掲載されている。
 ALS患者は国内に約1万人、世界で約35万人といわれ、その約10%は家族性ALSとされている。その原因遺伝子は、1993年にSOD1遺伝子が同定されて以降、これまでに25種類以上の遺伝子が報告されてきたが、その頻度や病態はいまだ不明だ。
 これまでに同大学神経内科では、日本人家族性ALS111家系を集積し、直接塩基配列決定法(サンガーシークエンス)を用いて36家系にSOD1変異、12家系にFUS変異を同定してきた。しかし、残る約60%では原因遺伝子が不明だったという。
 今回の研究では、遺伝子変異が未同定であった45家系(患者51例)のゲノムDNAを対象に、次世代シークエンサーを用いてALSおよび運動ニューロン疾患関連35遺伝子のターゲットリシークエンス解析を行って原因遺伝子を探索。その結果、6例にこれまでALS関連遺伝子変異として報告のあるANG、OPTN、SETX、TARDBP変異を同定した。また、1例にこれまでに同定されていない新たなALS2変異を同定。一方、欧米人の家族性ALSで頻度の高いC9ORF72変異は同定されなかったという。
 これらの研究成果により、同科で集積してきた日本人家族性ALS家系全体における既知の遺伝子変異の種類と頻度が明らかとなった。その頻度はSOD1変異(32%)、FUS変異(11%)、SETX変異(2%)、TARDBP変異(2%)、ANG変異(1%)、OPTN変異(1%)で、過去の報告とほぼ合致しており、日本人ALSの家族性発症要因としてはSOD1変異が最多、ついでFUS変異が多く、TARDBPおよびOPTN変異は少ないといえる。
 また、欧米人(ヨーロッパ、米国)およびアジア人(韓国、台湾、中国)からの家族性ALSにおける遺伝子解析研究の結果と比較したところ、人種差が明らかとなった。欧米人でもっとも多いC9ORF72変異がアジア人では極めてまれである一方で、アジア人ではSOD1変異がもっとも多く、ついでFUS変異の頻度が高いことが明らかとなった。世界的にTARDBP変異の頻度は一律に低く、ANG変異は非常にまれだったという。家族性ALSにおける遺伝的背景には人種差があり、分子病態が多様であることが示唆される。
 今後も新たな家族性ALS原因遺伝子の探索を続けることで、ALS発症メカニズムを解明する手がかりを見出し、iPS細胞やゲノム編集など最新の研究手法を駆使して、治療法開発につながる病態研究の発展が期待できるとしている。
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アルツハイマー病に回復の可能性

2017年02月04日 20時57分14秒 | 医療情報
アルツハイマー病に回復の可能性
NCNP、実験モデルで明らかに
QLifePro 医療ニュース2017年2月3日 (金)配信 神経内科疾患脳神経外科疾患

 国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は1月31日、アルツハイマー型認知症の発症に大きく関わるアミロイドベータタンパク質(Aβ)の集合体(Aβオリゴマー)によって引き起こされるタウ異常を含む神経細胞の異常な変化が、Aβオリゴマーを除去することによって回復しうることを、実験モデル系を用いて初めて明らかにしたと発表した。この研究は、同神経研究所疾病研究第六部の荒木亘室長らの研究グループによるもの。研究成果は「Molecular Brain」オンライン版に1月31日付けで掲載されている。
 アルツハイマー型認知症の国内患者総数は250万人以上と推定されており、人口の高齢化に伴い著しい増加傾向がみられている。同疾患ではAβが線維化して老人斑と呼ばれる塊となって蓄積、その影響で神経機能の異常が現れると考えられており、特に神経細胞の軸索を構成するタウタンパク質の異常凝集物(神経原線維変化)の形成やシナプスの減少などの異常は、病気の進行に深く関わっている。
 最近の研究から、Aβは線維化の前段階でオリゴマーという集合体を形成しており、このAβオリゴマーが神経細胞を障害することでタウタンパク質やシナプスの異常変化を惹起、神経細胞内の物質輸送、神経細胞間の情報伝達機構が障害された結果、記憶障害などの認知機能異常の症状が現れると考えられている。そのため、できるだけ早い段階でAβの蓄積を抑える治療の重要性が指摘されているが、それによる病態回復の可能性については明確な実証がされていなかった。
 研究グループは、アルツハイマー型認知症の病態を反映した神経細胞モデルを用いて、Aβオリゴマーによる神経障害の回復可能性について検討するため、ラットの胎児脳由来の神経細胞を9日間培養した後、比較的低濃度のAβオリゴマーで2日間処理。Aβオリゴマー処理を継続する群と、Aβオリゴマーを含まない培養液に交換してAβオリゴマーを除去する群に分け、さらに2日間培養した。
 その結果、Aβオリゴマー処理を継続した細胞では細胞死誘導性変化は増悪し、タウタンパク質、βカテニンの異常が持続。一方Aβオリゴマーを除去した細胞では、細胞死誘導性変化、タウタンパク質の異常が無処理の対照と同程度まで回復し、βカテニンの異常も部分的に回復したという。この結果は、Aβオリゴマーが主に細胞外から毒性作用を発揮しており、その結果生じる細胞内の障害性変化は可逆的で、Aβオリゴマーを除くことにより回復可能であることを示唆しているという。
 アルツハイマー病では、発症の10年以上前からAβの蓄積が始まっており、軽度認知障害の段階ですでにAβの蓄積が進行していることがわかっている。現在、Aβオリゴマーの蓄積抑制作用を持つ薬剤の開発が進められているが、早い段階で治療介入を行うことにより、アルツハイマー病態の進行を防ぐとともに、認知機能障害の回復を図ることができる可能性がある。研究グループは、Aβオリゴマーの蓄積を抑制する以外に、Aβオリゴマーの毒性を低減することも治療につながると考えており、Aβオリゴマーの毒性作用メカニズム解明に取り組むとともに、Aβオリゴマーの毒性作用を低減するような新規薬剤の開発を目指した研究も進める予定としている。
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拉致問題報道から20年 石高さんが考える「可能性」

2017年02月04日 07時24分45秒 | 医療情報
拉致問題報道から20年 石高さんが考える「可能性」
編集委員・北野隆一
2017年2月3日05時13分

 20年前の1997年2月3日、横田めぐみさん(拉致当時13)が北朝鮮に拉致されたとの疑いが、報道と国会質問で同時に表面化し、大きな国際問題となった。きっかけとなる情報を引き出したのは朝日放送プロデューサーだった石高健次さん(65)。「政府は拉致問題解決のため、北朝鮮との交渉や情報収集にもっと動くべきだ」と話す。
拉致問題「本気度を示し圧力に」 城内・衆院特別委員長
 77年11月に新潟市で突然失踪しためぐみさん。石高さんは日本人拉致問題を長く取材してきたが、めぐみさん拉致につながる情報を聞いたのは95年6月。韓国の情報機関高官から「北朝鮮から亡命した元工作員が『76~77年ごろにバドミントンをしていた13歳の少女が下校中、日本の海岸から北朝鮮に拉致された』と言っている」と打ち明けられた。
 石高さんはその少女が誰なのか捜し、1年経っても見つからなかったが、情報を専門誌に寄稿したのがきっかけで96年暮れ、新潟県の警察関係者から「それは横田めぐみさんだ」と指摘された。97年1月、めぐみさんの両親と会い、「拉致された少女はめぐみさんだ」と確信した。
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