医師主導治験支援システム、本格稼働
富士通、国がんで安全性情報の迅速な収集・伝達可能に
化学工業日報2017年2月24日 (金)配信 投薬に関わる問題
富士通の医師主導治験支援システムが、国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)で本格稼働を開始した。各治験施設で発生した重篤な有害事象などの安全性情報を関係者間で迅速に収集・伝達できるようになり、伝達事項の受領記録や質疑応答履歴、責任医師の判断結果などの一元管理が可能になる。安全性情報を含む約100種類の治験関連文書を電子保管し一覧化できるほか、電子署名による文書承認のワークフローをシステム上で実行できる。
本格稼働を開始したのは、「FUJITSUライフサイエンスソリューション ティーエスクリニカル ディーディーワークス21」シリーズの治験薬の安全性情報の収集・伝達を管理する「エヌエスエーディーアール」と治験関連文書を管理する「ティーエムエフ」。
治験業務では、各治験施設で発生した重篤な有害事象や、治験薬提供元の製薬会社からもたらされる海外の副作用情報などを迅速に収集して、治験を進める関係者に伝達することで、被験者の安全を確保する必要がある。
国立がん研究センター東病院は「エヌエスエーディーアール」を導入することで、従来の文書・メール伝達による共有から、システム上で受領確認や質疑応答のやりとり、責任医師の判断にいたる一連の流れを管理できるようになる。
治験では安全性情報を含めて100種類近くの文書を作成するが、「ティーエムエフ」の導入により、治験関連文書を電子保管し、自動で一覧化できる。従来は関係者の承認を得るために、プリントアウトした紙文書を回送していたが、ワークフローと電子署名が可能になる。
富士通、国がんで安全性情報の迅速な収集・伝達可能に
化学工業日報2017年2月24日 (金)配信 投薬に関わる問題
富士通の医師主導治験支援システムが、国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)で本格稼働を開始した。各治験施設で発生した重篤な有害事象などの安全性情報を関係者間で迅速に収集・伝達できるようになり、伝達事項の受領記録や質疑応答履歴、責任医師の判断結果などの一元管理が可能になる。安全性情報を含む約100種類の治験関連文書を電子保管し一覧化できるほか、電子署名による文書承認のワークフローをシステム上で実行できる。
本格稼働を開始したのは、「FUJITSUライフサイエンスソリューション ティーエスクリニカル ディーディーワークス21」シリーズの治験薬の安全性情報の収集・伝達を管理する「エヌエスエーディーアール」と治験関連文書を管理する「ティーエムエフ」。
治験業務では、各治験施設で発生した重篤な有害事象や、治験薬提供元の製薬会社からもたらされる海外の副作用情報などを迅速に収集して、治験を進める関係者に伝達することで、被験者の安全を確保する必要がある。
国立がん研究センター東病院は「エヌエスエーディーアール」を導入することで、従来の文書・メール伝達による共有から、システム上で受領確認や質疑応答のやりとり、責任医師の判断にいたる一連の流れを管理できるようになる。
治験では安全性情報を含めて100種類近くの文書を作成するが、「ティーエムエフ」の導入により、治験関連文書を電子保管し、自動で一覧化できる。従来は関係者の承認を得るために、プリントアウトした紙文書を回送していたが、ワークフローと電子署名が可能になる。