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一般医で診るRA診療の範囲を明確化

2017年07月23日 05時48分13秒 | 医療情報
一般医で診るRA診療の範囲を明確化
学会が指針を公開、経過安定患者の日常診療などは一般医に推奨
日本リウマチ学会2017年7月21日 (金)配信 一般内科疾患リウマチ整形外科疾患

 日本リウマチ学会はこのほど、「関節リウマチ診療ガイドラインJCR2014に基づく一般医向け診療ガイドライン」を学会ホームページで公開した。同ガイドラインは、2014年発表の、主に専門医を対象とした「関節リウマチ診療ガイドライン2014」の内容を、一般医に推奨できるもの、できないものに分類した。経過が安定しているリウマチ(RA)患者の日常診療など、一般医に推奨できる医療を一覧に示している。
 関節RAの診療は、RA専門医だけでなく一般医が対応することも少なくない。そのため同学会へは、一般医向けのガイドライン策定の要望もあったという。そこで同学会では、専門医向けのガイドラインである「関節リウマチ診療ガイドライン2014」に掲載された各推奨文が、非専門の一般医に対しても推奨できるかどうかを検討。一般医に行ってほしい項目と、専門医に任せるべき項目とに分類した。
 同ガイドラインでは、「メトトレキサート(MTX)投与時には葉酸併用を推奨する」、「RA患者の臨床症状改善を目的としてNSAID投与を推奨する」など6つの推奨文と、「薬物療法が奏功して安定した経過をたどっているRA患者の日常的な診療」の1シナリオを、非専門医を含むすべての医師にお願いしたい医療に分類。生物学的製剤など専門的な知識が求められる薬物治療など、11の推奨文と3つのシナリオについては専門医に任せてほしい医療としている。
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