怒らないママになろう 精神科医・斎藤裕さん“セラピー本”
2017年7月6日 (木)配信熊本日日新聞
精神科医の斎藤裕[ひろし]さん(九州学院高出、沖縄県)が「ママ、怒らないで。不機嫌なしつけの連鎖がおよぼす病」=写真=を出版した。子どもの気持ちを受け止められる親になるための“子育てセラピー本”だ。
斎藤さんは、心理カウンセラーの妻、暁子[あきこ]さんと同県本部町でカウンセリングルームを開いている。
「わが子を怒ってしまう」「子どもの感情を受け止めきれない」など、子育ての中につらさを感じるとき、「子どもの姿に幼かったころの自分が重なっている」と指摘する。寂しさや怒り、悔しさなど、置き去りにしてきた子ども時代の心の痛みを感じているという。こうした「“負の感情”を解放して、心に隙間を開けることが優しいママでいられるために必要」と訴える。
「負わなくていい責任を親に返す」「感情を適切に処理できるスキルを身につける」などの作業が、安心な子育てにつながるという。
斎藤さんは「ママたちが自分の感情と、自分らしい生き方を取り戻すことが大切だ」と話す。「自分のことが書かれているようだった」という声が寄せられているという。260ページ、風鳴舎刊、1728円。(森本修代)
2017年7月6日 (木)配信熊本日日新聞
精神科医の斎藤裕[ひろし]さん(九州学院高出、沖縄県)が「ママ、怒らないで。不機嫌なしつけの連鎖がおよぼす病」=写真=を出版した。子どもの気持ちを受け止められる親になるための“子育てセラピー本”だ。
斎藤さんは、心理カウンセラーの妻、暁子[あきこ]さんと同県本部町でカウンセリングルームを開いている。
「わが子を怒ってしまう」「子どもの感情を受け止めきれない」など、子育ての中につらさを感じるとき、「子どもの姿に幼かったころの自分が重なっている」と指摘する。寂しさや怒り、悔しさなど、置き去りにしてきた子ども時代の心の痛みを感じているという。こうした「“負の感情”を解放して、心に隙間を開けることが優しいママでいられるために必要」と訴える。
「負わなくていい責任を親に返す」「感情を適切に処理できるスキルを身につける」などの作業が、安心な子育てにつながるという。
斎藤さんは「ママたちが自分の感情と、自分らしい生き方を取り戻すことが大切だ」と話す。「自分のことが書かれているようだった」という声が寄せられているという。260ページ、風鳴舎刊、1728円。(森本修代)