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新型コロナ 容疑者感染、対策に苦慮 各地の留置場で問題化 府警、逮捕一時見送りも /京都

2020年09月11日 23時11分04秒 | ウイルス

新型コロナ 容疑者感染、対策に苦慮 各地の留置場で問題化 府警、逮捕一時見送りも /京都

 2020年9月11日 (金)配信毎日新聞社
 

 府警が労働者派遣法違反の疑いで逮捕状を取った容疑者宅を家宅捜索したものの、容疑者が新型コロナウイルスに感染していることが分かり、逮捕を約3週間見送っていた。捜査関係者への取材で判明した。各地の警察で勾留中の容疑者の感染が確認され、留置場が一時閉鎖されるなど感染拡大が問題化しており、府警も対策に苦慮している。【千葉紀和】

 府警組織犯罪対策2課は9月、許可を受けずに派遣会社を作り、京都市中京区の風俗店にホステスを派遣し接客させたなどとして、男女計2人を同法違反容疑で逮捕した。

 うち風俗店経営の女(33)について、8月17日に逮捕しようと捜査員が京都市下京区の自宅に赴いた。しかし微熱があったため、事情を聴いたところ「コロナに感染している」と説明。PCR検査を受けさせると陽性と出たため、この日の逮捕状の執行を見送った。

 女は自宅待機となり、約3週間後の9月8日に逮捕。逮捕後のPCR検査では陰性と確認された。知らずに家宅捜索した捜査員7人が接触したが、検査で陰性だったという。

 警察施設での感染は各地で問題化しており、警視庁では4月、渋谷署の留置場で収容者が感染し、留置場が一時閉鎖された。沖縄県警では8月、那覇署の留置場で勾留中の男の感染が確認され、濃厚接触の可能性があるとして署員ら約30人が自宅待機となった。

 留置場は密閉空間で集団感染のリスクが高く、警察庁は都道府県警に対し、留置場の収容を「可能な限り1人1部屋とする」と指示。日本弁護士連合会は「可能な限り逮捕を回避し、勾留中の容疑者も釈放するなどして在宅で捜査すること」を求める会長声明を出している。

 ただ、容疑者の逮捕時などの感染対策は決め手がないのが実情だ。府警は今回、「逮捕してもコロナに感染していると後が困る。家宅捜索で必要な証拠は押収しており、逮捕を一時見送っても罪証隠滅の恐れはないと判断した」と説明。「今後も事例ごとに適切に対処したい」としている。

〔京都版〕

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COVID-19措置運用、10月上旬にも見直しへ

2020年09月11日 23時06分52秒 | ウイルス

COVID-19措置運用、10月上旬にも見直しへ

WG初会合、入院措置や疑似症患者の届け出など議論

 厚生労働省は9月10日、新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの下に設置した「指定感染症としての措置・運用のあり方に関するワーキンググループ(WG)」(座長:岡部信彦・川崎市健康安全研究所所長)の初会合を開き、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の措置運用の一部を10月上旬に見直す方向で議論を始めた。冒頭で加藤勝信厚労大臣は、COVID-19を直ちに1類から5類のいずれかに当てはめ指定感染症を取りやめるわけではないと前置きし、「蔓延防止を図りつつ医療機関や保健所の負担軽減を図っていく必要があるとの観点から、具体的な対応についてよりきめ細かい規定を検討し、政令改正に向けてできるだけ速やかに結論を出したい」とあいさつした。

 非公開で行われた会合後の厚労省の説明によると、主な論点は(1)軽症者や無症状者の入院措置、(2)鑑別が難しい季節性インフルエンザの流行期を見据えた、疑似症患者の届け出――の2点。 9月18日の第2回WGで事務局案を提示し、取りまとめをする。9月下旬の厚生科学審議会感染症部会で議論した後、10月上旬に措置運用の見直しを施行する予定だ。WGは現時点で2回開催予定だが、10月上旬の運用変更後も議論すべき課題があれば3回目以降も開催する可能性がある。

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京都先端科学大が医学部新設構想、2030年目標に 永守理事長が文科相に意欲伝達

2020年09月11日 23時03分18秒 | 大学

京都先端科学大が医学部新設構想、2030年目標に 永守理事長が文科相に意欲伝達

 2020年9月11日 (金)配信京都新聞
 

 京都先端科学大を運営する学校法人トップの永守重信理事長は10日、2030年を目標に医学部を新設する構想を明らかにし、同日に京都市右京区のキャンパスを視察に訪れた萩生田光一文部科学相に意欲を伝えた。学部設置の認可権を持つ文科省トップに表明するのは初めて。

 永守理事長は「人生100年時代の中で、高齢者医療を専門とする医学部を開設したい。難関の道だが、風穴を開けなければいけない」と述べた。医学部付属病院も検討するとし、「社会に必要だということを真正面から訴え、理解者を増やす」と説明した。

 日本電産の最高経営責任者(CEO)である永守氏は、京都学園大を運営する学校法人経営を引き継ぎ、18年春に理事長に就任。昨年には大学名を京都先端科学大に改め、即戦力の人材育成を掲げて今春に工学部を開設した。永守氏は、経営を学ぶビジネススクールを京都駅前に開設する計画も明らかにしている。

 政府は医師の増加が医療費増加につながるなどとして、医学部の新設を厳しく規制している

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高校クラスター収束宣言 松江市、2週間感染者なし

2020年09月11日 22時53分33秒 | ウイルス

高校クラスター収束宣言 松江市、2週間感染者なし

 2020年9月11日 (金)配信共同通信社
 

 松江市の松浦正敬(まつうら・まさたか)市長は10日、記者会見し、同市の立正大淞南高で発生した新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が収束したと宣言した。サッカー部員の寮生を中心に教員や出入りのあった業者ら108人が感染したが、8月25日を最後に2週間以上出ていない。濃厚接触者の健康観察期間が経過し、これ以上の感染拡大の恐れがないと判断した。

 会見で市の担当者は、厚生労働省のクラスター対策班から8月中旬に中間報告を受け、寮生が間隔を十分取らずに食事をしていたことや、寮の換気設備が不十分だったことなどを問題点として指摘されたと明かした。

 学校関連では最大規模のクラスターとなり、市によると、50人が入院したが、既に退院した。感染者に帰省先の自治体で陽性が判明した寮生が1人含まれ、入院の有無は不明としている。

 北村直樹(きたむら・なおき)校長は「学校全体で感染症対策を意識した新しい生活様式を日常化させるため歩み出した。温かく見守っていただければ幸いだ」などとするコメントを出した。

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