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新型コロナ抗体療法、一部で有効性確認 P2中間結果

2020年09月23日 12時26分22秒 | ウイルス

新型コロナ抗体療法、一部で有効性確認 P2中間結果

イーライリリー、3種類ある用量設定のうち1種類のみが有効性の主要評価項目を達成

 

 米イーライリリーは、新型コロナウイルスに対する抗体医薬の開発で、臨床試験の中間結果を初めて発表した。3種類ある用量設定のうち、1種類のみが有効性の主要評価項目を達成した。プラセボ群も早期にウイルスが陰性化した症例が多く、有効性にばらつきが生じた。安全性の問題はなかったことから、同社は米国などの薬事当局と承認申請に向けた協議を始める。

 軽度~中等症の新型コロナ患者を対象に、米国で実施している第2相臨床試験(P2)。中間結果として約450例分を解析した。主要評価項目は、11日目までのウイルス量の変化。低/中/高用量と3種類の用量設定で投与したところ、中用量のみが評価項目を達成した。入院/救急外来を受診した患者の比率は、抗体薬の投与群(1・7%)がプラセボ群(6%)を下回った。

 プラセボ群を含むほとんどの症例で11日目までにウイルスが消失したことも、結果のばらつきに影響したとみられる。ただ、安全性評価では薬剤による重篤な副作用も報告されなかったことから、残りの試験を継続しながら当局と承認申請に向けた協議を始める方針。

 同社が開発しているのは感染者由来のモノクローナル抗体を投与する治療法。米リジェネロン・ファーマシューティカルズ、英グラクソ・スミスクライン(GSK)も抗体薬の後期臨床試験を行っている。

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コロナ治療薬候補のアビガン、承認申請へ 有効性確認か

2020年09月23日 12時23分39秒 | ウイルス

コロナ治療薬候補のアビガン、承認申請へ 有効性確認か

2020年9月21日 (月)配信朝日新聞
 

 新型コロナウイルスの治療薬候補「アビガン」について、富士フイルム富山化学が近く国に製造販売の承認を申請することがわかった。9月中旬まで実施した臨床試験(治験)のデータを20日に精査し、一定の有効性が確認できたもようだ。承認されれば、日本で開発された新型コロナ治療薬としては初めてとなる。

 申請後は、厚生労働省が有効性や安全性などを審査し、承認するか決める。新型コロナ治療薬はこれまでに「ベクルリー」(一般名レムデシビル)と「デキサメタゾン」が承認されている。

 アビガンはこれまで一部の病院で、患者の希望と医師らの判断で使える「観察研究」という枠組みで使用されてきた。正式に承認されれば、従来よりも多くの病院、患者に使用できる可能性がある。感染初期の軽症の段階で使うことが想定されている。ただ、アビガンは投与すると胎児に奇形が出るおそれがあることがわかっており、妊娠中やその可能性のある女性、相手の男性には使えない。

 富山化学は3月末に国内での治験を始めた。96人を目標に参加者を募集し、当初は6月末に終える予定だった。だが、緊急事態宣言などによって患者が減ったことから参加者数を確保できず、7月以降も治験を続けていた。7月中旬ごろから患者が再び増えたことで目標数を確保できた。

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小さな飛沫は100%近い漏れ フェースシールドの実力

2020年09月23日 12時21分42秒 | ウイルス

小さな飛沫は100%近い漏れ フェースシールドの実力

 2020年9月21日 (月)配信朝日新聞
 

 新型コロナウイルスの感染対策として、一般の人でもフェースシールドをつける人が増えてきた。マスクに比べて息苦しくなく、口元も見えるという利点があるが、肝心の予防効果はどうなのだろうか。

■不織布マスクと比べてみると

 フェースシールドは医療用防具として、血液や口からの飛沫(ひまつ)が目や鼻、口などに入るのを防ぐのに使われてきた。だが印象が大事な接客業や、口の動きを見せたい語学講師、合唱団、飲み会の場など、コロナ禍で感染予防策として広がりつつある。

 理化学研究所や神戸大などは、世界最高レベルの性能をもつスーパーコンピューター「富岳」を使った実験結果を、8月下旬に発表した。不織布マスクをつけた場合と、フェースシールドをつけた場合で、人の飛沫がどう広がるかをシミュレーションした。

 不織布マスクでは、5マイクロメートル以下のエアロゾルは約3割漏れたが、50マイクロメートル以上の大きな飛沫は、ほぼ捕まえることができた。一方、フェースシールドでは、エアロゾルは100%近くが漏れ、50マイクロメートルの飛沫でも半分が漏れた。理研チームリーダーの坪倉誠・神戸大教授は「飛沫を飛ばさないという効果を考えると、不織布マスクに軍配があがる」と話す。

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埼玉の死者100人、院内感染が最多40人…平均79・1歳

2020年09月23日 12時16分46秒 | ウイルス

埼玉の死者100人、院内感染が最多40人…平均79・1歳

2020年9月22日 (火)配信読売新聞
 

 埼玉県内で新型コロナウイルスに感染し、死亡した人の数が19日で100人に達した。死者を感染経路別に見ると、病院内が40人で最も多く、家庭内の15人、福祉施設などの7人と続いた。県感染症対策課の担当者は「もともと体調が悪い人が入院しているので院内感染は死亡のリスクが高い。死者を減らすには病院内でのクラスター(感染集団)化を防ぐことが重要だ」と指摘している。

 県内で新型コロナの感染者が初めて確認されたのは2月1日。また死者の発表は3月22日だった。月別では、所沢明生病院や所沢ロイヤル病院など複数の病院内でクラスターが発生した4月が37人と最多で、5月が18人、8月が16人だった。

 死者の平均年齢は79・1歳で高齢者の割合が高い。80歳代以上の死者は63人にも上り、感染者の死亡率は26・8%と3割近かった。対して、30~50歳代の死者は5人で、20歳代以下は0人だった。感染者全体の死亡率は2・3%だった。

 死者のうち、基礎疾患があった人も把握できているだけで69人いた。主な疾患の内訳は高血圧が31人、循環器系の疾患が17人、糖尿病が16人だった。

 大野知事は記者会見で直近の感染状況に関して「一段低いレベルになった」との認識を示した一方で、高齢者や基礎疾患のある人には一層の注意を促している。

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茶カテキンはコロナ予防に効くのか? 京大・京都府が研究タッグ、20年度内に結果公表

2020年09月23日 12時14分34秒 | ウイルス

茶カテキンはコロナ予防に効くのか? 京大・京都府が研究タッグ、20年度内に結果公表

 2020年9月18日 (金)配信京都新聞
 

 新型コロナウイルス感染症対策で、京都府は17日、京都大と共同で、茶に含まれるカテキン類の感染防止効果を確かめる研究を進めていることを明らかにした。宇治茶の健康機能を広くPRして需要を拡大する狙いもあり、本年度内をめどに研究結果を公表する。この日の府議会代表質問で西脇隆俊知事が答弁した。

 カテキン類は茶の渋みや苦味の主成分。抗ウイルスや免疫力向上、疲労回復などさまざまな効能があることに着目し、新型コロナウイルス予防への有効性を検証しようと府茶業研究所(宇治市)と京大ウイルス・再生医科学研究所付属感染症モデル研究センター(京都市左京区)が5月、共同研究に着手したという。

 これまでにコロナウイルスが細胞に侵入することを防ぐ効果について、試験管内で測定する手法を確立したという。今後はこの手法を用いて、細分化した成分や煎茶、玉露といった茶種ごとの効果を詳しく調べ、コロナに有効か確認する。

 コロナ禍に伴う観光客減少などの影響で、宇治茶の消費は落ち込んでいる。西脇知事は「科学的根拠に基づいた健康機能を強みに、さらなる需要拡大を図っていきたい」と述べた。

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