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ワクチンへの信頼度、日本は世界最低レベル 英医学誌

2020年09月29日 23時54分36秒 | ウイルス

ワクチンへの信頼度、日本は世界最低レベル 英医学誌

その他 2020年9月29日 (火)配信朝日新聞
 

 ワクチンに対する人々の信頼度は、世界の中で日本は最も低いレベルにある――。こんな結果を英ロンドン大学の研究プロジェクトがまとめ、英医学誌ランセットに発表した。

 2015~19年に149の国・地域で約28万人を調査したデータを使用。ワクチンについて(1)安全だと思うか(2)有効だと思うか(3)子どもに重要だと思うかの3問への回答を分析した。回答は「強くそう思う」「強くそう思わない」「どちらでもない」の三つに分類した。国・地域によって調査の時期や頻度などが異なるため、統計学的な処理を加えて適正に比較できるようにした。

 15年末時点で(1)の質問に「強くそう思う」と回答した人の割合は8・92%、(2)の質問に「強くそう思う」と回答した人の割合は14・71%で、いずれもワースト3位。(1)は同2位フランス(8・85%)、最下位モンゴル(8・05%)で、(2)は同2位モンゴル(13・04%)、最下位モロッコ(10・28%)だった。(3)の質問に「強くそう思う」と答えた人の割合は日本では41・76%でワースト12位だった。3問ともに「どちらでもない」と答える人の割合が他国に比べて多かった。アルゼンチンが3問すべてでトップ3位以内で、ワクチンへの信頼度が高い傾向がみられた。

 また、(2)の質問について15年と19年を比べたときに、「強くそう思わない」と答えた人の割合が、日本では統計学的に意味のあるレベルで増えていた。

 研究プロジェクトは、日本について「ワクチンへの信頼が世界で最も低い国のひとつ」と指摘。子宮頸(けい)がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)のワクチンで接種後に長期的な痛みなどを訴える人が出たため、国が積極的な勧奨を中止していることなどを要因としてあげている。風疹の流行とあわせ、日本の保健当局が「解決すべき課題」としている。

 

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有名人の自殺、報道配慮を 厚労相、コロナ禍に懸念

2020年09月29日 23時48分52秒 | 自殺・過重労働

有名人の自殺、報道配慮を 厚労相、コロナ禍に懸念

2020年9月29日 (火)配信共同通信社
 

 田村憲久厚生労働相は29日の閣議後記者会見で、テレビドラマや映画で活躍した人気俳優の自殺とみられる死去が相次いだことに関し「心からご冥福をお祈り申し上げたい。社会的影響力の大きい方について報道がされると、その影響がないとも限らない」と述べ、報道の在り方に配慮を求めた。

 田村氏は「自殺者は全体では減ってきたが、単月で見ると、増えているという数字も出ている」と指摘。その上で「新型コロナウイルス禍で生活のリズム、パターンが変わる方が増え、不安感含めて精神的に安定されないことも起こり得ると思う」と話し、相談体制の充実に触れた。

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PCRキット開発でシンガポール政府より功労賞  井上さん(高知市出身)

2020年09月29日 01時45分40秒 | ウイルス

PCRキット開発でシンガポール政府より功労賞  井上さん(高知市出身)

2020年9月29日 (火)配信高知新聞
 

 シンガポール科学技術庁の研究機関で新型コロナウイルス対策に当たっている井上雅文さん(72)=高知市出身=がこのほど、シンガポール政府が功労者に贈る「ナショナル・デイ・アワード(National Day Awards)」を受章した。新型コロナ感染を正確に診断するPCR検査キットを早期に開発し、感染拡大を抑制したことが評価されたという。

 井上さんは、学芸高を経てカナダのカルガリー大大学院を修了。2003年からシンガポール科学技術庁で感染症対策に取り組み、現在は国立先端医薬品開発研究所の遺伝子診断技術開発部長を務めている。

 感染が広がり始めた今年1月、井上さんらのチームはウイルスの遺伝子を増幅して検出し、約1時間で結果が出るPCR検査キットを開発。シンガポール国内のほか、現在は米国や中国、日本など45カ国で使われているという。

 PCR検査には「プライマー」と呼ばれる人工的に合成した短いDNA断片が必要だが、井上さんは特別に計算した遺伝子配列をプライマーに入れることで検査の正確性を向上させた。重症急性呼吸器症候群(SARS)の経験などから「10年かけて磨き上げてきた技術」という。

 高知県シンガポール事務所などによると、「ナショナル・デイ・アワード」はシンガポール政府が毎年選出しており、井上さんは行政関係者を対象にしたメダルを受章した。高知県出身者では初めてで、日本人では3人目とみられる。

 井上さんは8月、シンガポールの建国記念式典にコロナ対策の功労者の1人として招待された。「コロナがまだ収束していない段階ですが、政府が功績を認めてくれたのは大変うれしい。高知県民として感染症のパンデミック(世界的大流行)との闘いに加わることができて誇りに思う」とコメントを寄せた。

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