日々

穏やかな日々を

米国の10代の運動量は60代と同様

2017年07月26日 00時31分56秒 | 医療情報
米国の10代の運動量は60代と同様
女性のほうが全般的に運動不足
国際医学短信2017年7月18日 (火)配信 小児科疾患整形外科疾患産婦人科疾患その他

 平均的な10代の運動量は60代と同程度であるという研究結果が、「Preventive Medicine」8月号に掲載された。
 米ジョンズ・ホプキンス大学(ボルティモア)ブルームバーグ公衆衛生学部のVadim Zipunnikov氏らは、2003~2006年に実施された国民健康調査の一環として、7日間連続で運動記録装置を装着したさまざまな年齢の12,529名のデータを分析した。
 その結果、小児および10代の運動レベルは、これまで考えられていたよりも低いことが判明。世界保健機関(WHO)は、5~17歳は中等度から激しい運動を1日60分以上行うよう推奨している。しかし本研究で、6~11歳の男児の25%以上、女児の50%以上、12~19歳では男性の50%以上、女性の75%以上が、WHOのガイドラインに達していないことが判明した。20代では年齢とともに運動レベルの増加が認められたが、中年期から高齢期にかけて運動レベルは低下した。すべての年代において、男性のほうが女性よりも運動レベルが高い傾向が認められた。しかし中年期以降は、男性の運動レベルは女性に比較して急速に低下した。60歳以上の成人では、男性のほうが運動不足で、軽度の運動レベルも男性のほうが女性より低かった。
 本研究では、異なるグループにおける1日のうちで運動レベルが最も高い時間帯および最も低い時間帯も特定され、最も運動レベルが低い時間帯(小児や10代では午前中)を標的とすることで、運動を促進できるとしている。「運動レベル増大を目的としたキャンペーンでは、高強度の運動増加に重点を置いている。今回の研究は、これらの取り組みで1日のうちの時間帯を考慮し、低負荷の運動を増加させて運動不足を解消することにも重点を置くべきであることを示唆する」と、Zipunnikov氏は述べている。
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「頑張らずにスッパリ禁煙」出版 岡山済生会総合病院の川井医師

2017年07月26日 00時21分45秒 | タバコ
「頑張らずにスッパリ禁煙」出版 岡山済生会総合病院の川井医師
2017年7月25日 (火)配信山陽新聞

 岡山済生会総合病院(岡山市北区国体町)で禁煙外来を担当する川井治之診療部長(51)が「頑張らずにスッパリやめられる禁煙」(サンマーク出版)を出版した。ニコチン依存症から抜け出すための心の持ち方や生活の注意点を解説。「何度失敗した人でも大丈夫。適切な方法で取り組めば必ず禁煙できる」と訴えている。
 川井医師によると、ニコチン依存症には、たばこを吸わないとイライラする「身体的依存」▽寝起きや食後に必ず吸う「習慣依存」▽たばこの害を過小評価したり喫煙を正当化する理由を探したりする「心理的依存」―の三つのタイプがある。自分はどのタイプに陥っているかを知り、それに見合った対処をするのが禁煙の近道という。
 「身体的依存」の場合、ニコチンに脳が支配され、日々の喜びや幸せに対する感受性をも鈍らせていると指摘する。朝日を浴びながらウオーキングやジョギングをしたり、レバーや魚の赤身といったビタミンB6を多く含む食物を食べたりすれば、脳の働きが正常化し、喫煙の欲求も抑えられる。
 多くの喫煙者が当てはまるという「習慣依存」に対しては、酒席に出ないことやたばこを販売している店に立ち寄らないことが大切とする。禁煙を始める前に、たばこを吸った時間や場所、誰からたばこを誘われたかなどを2週間ほど書き留めておき、その記録を見ながらリスクに遭遇しないように行動することも効果がある。
 もし1本吸ってしまったときは「次の1本は吸わない」と唱えれば、再チャレンジの意欲が湧くと強調する。
 「心理的依存」には、たばこに対する考え方を改めるよう求めている。たばこにはストレスを解消する作用がないことや、喫煙者は50代半ばから後半にかけて健康を損なうケースが多いことを説明している。
 川井医師はがん化学療法センター長も務め、1年間に約40人の肺がん患者をみとっている。「病気を治せずに、自分自身、何度も燃え尽きそうになった。一人でも多くの禁煙をサポートし、肺がんで亡くなる人を減らしたい」と話す。
 270ページ。1400円(税別)。
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【茨城】作業員3人 4回目の入院

2017年07月26日 00時16分06秒 | 原子力
【茨城】作業員3人 4回目の入院
2017年7月25日 (火)配信茨城新聞

 日本原子力研究開発機構「大洗研究開発センター」(大洗町)の被ばく事故で、量子科学技術研究開発機構は24日、内部被ばくした作業員5人のうち、3人が放射線医学総合研究所(放医研、千葉市)に4回目の入院をしたと発表した。
 量研機構によると、3人は、10日に公表された今後50年間の内部被ばく線量の推計結果で、最も高かった100ミリシーベルト以上200ミリシーベルト未満だった50代原子力機構職員と、10ミリシーベルト以上50ミリシーベルト未満だった2人。
 3人はこれまでに、3回の入院で放射性物質のプルトニウムの体外排出を促進する薬剤を投与する治療を受けていたが、放医研はまだ一定程度の排出量があるとして、薬剤投与が必要と判断した。
 今後50年間の内部被ばく線量の推計結果で、10ミリシーベルト未満だった残りの2人は、プルトニウムの排出される量が少なくなっており、3回目以降の入院はしていない。量研機構によると、5人全員の体調に異常はないとしている。
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水戸黄門の「かーっかっかっ」で分かること【時流◆笑い処方のススメ】

2017年07月25日 23時59分56秒 | 医療情報
水戸黄門の「かーっかっかっ」で分かること【時流◆笑い処方のススメ】
福島医大・大平哲也氏の「笑い」に関する真面目な話-Vol. 1
時流2017年7月25日 (火)配信 一般内科疾患循環器疾患内分泌・代謝疾患

 怒りや抑うつなどが心血管疾患や代謝異常、腰痛などさまざまな疾患に関連することが多く報告されている。しかし、怒りなどのネガティブな感情を軽減し、疾患につながる異常を改善するような、有効な介入方法の開発は難しいと考えられている。そんな中、一部の医師や研究者から熱い注目を浴びつつあるのが「笑い」の効果。医学・健康増進における「笑い」の効果や位置付けとはどのようなものか。福島県立医科大学疫学講座教授の大平哲也氏への取材と周辺情報を紹介する。「笑い」の正体についてはさまざまな報告があると大平氏。時間当たりの「笑い」の回数や間隔で実年齢を見破れる知見も集積しているそうだ。
笑いは「発声を伴う身体動作」
 「笑い」の定義とは何か。「“笑い”はたいてい“面白い”時に起こるが、“面白い”と思った時点では“笑い”ではない」と大平氏。「面白いと思って、“ははははは”と声が出て“笑い”と認識される。つまり、“笑い”とは感情ではなく、腕や足、体幹など全身のさまざまな箇所の筋肉が使われる“身体動作”と“発声”の2つで構成される行動」と説明する。
「うちのイヌ、ネコは笑うんです」はウソ?!
 ちなみに「笑う」ことができる動物はヒトとゴリラ、オランウータン、チンパンジーなどごく一部のサルのみと考えられている。しかし、「そんなことはない。うちのイヌやネコは笑う」と大平氏の元には多くの写真が送られてくるそうだ。
 「われわれは普段、何気なく“はははは”と笑っているが、“は”と“は”の音節を区切りながらの発声は他の動物には難しいとされている」と大平氏。「はははは」という発声を伴わない「笑い顔」の動物は「笑っていない」と言えるそうだ。中には「ウマはヒヒヒヒーンと鳴くだろう」「最近、Science誌にラットのおなかをくすぐると“キュキュキュっと笑う”という論文が報告された」といったツッコミもあるそうだが、大平氏によると、あくまで「笑う」のはサル以上の動物というのが現在の定説という。
笑いの音声で最も運動量が多い2つの音
 「笑い」の正体を解明しようと、いろいろな研究が行われているようだ。「例えば、米国人対象の研究では、1日に笑う回数は平均17回という報告もある。これは被験者を起床時からずっとビデオで収録し、評価者が全ての映像を再生して被験者が笑った回数を数えたという、かなり地道な研究」(大平氏)
 そんなことまで調べているのか! と驚くデータもある。「ヒトが笑う時に“は”を言っている回数は、1秒間に平均4回と報告されている。ただし、年齢が若いほど“は”と“は”の間隔が短く、加齢とともに間隔が長くなることも分かっている。典型的なのは水戸黄門」と大平氏。笑いの発声の早さは「見た目年齢が若い人の実年齢を探るのにも使える」と話す。さらには「基本的に笑いは、は行。あ行とくっついて“あはははは”“いひひひひ”となるが、あ行とは行は必ず一方通行で“あはあはあは”“いひいひいひ”とは笑えないということを証明した研究も存在する」そうだ。
 また、笑いの音を構成するは行のうち、最も運動量が多い音は「は」と「ほ」と大平氏。「特に“ははははは”と豪快に笑うと一番運動量が多いと考えられている」と話す。ちなみに「へ」は笑顔を一番魅力的に見せる音で、客室乗務員など接客のプロフェッショナルは「へ」を意識した表情作りを心がけているのだそうだ。
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体調不良のペットに注意、マダニ媒介ウイルス 野良ネコから感染、死亡 西日本の50代女性 

2017年07月25日 23時56分48秒 | 医療情報
体調不良のペットに注意、マダニ媒介ウイルス 野良ネコから感染、死亡 西日本の50代女性 
2017年7月25日 (火)配信毎日新聞社

 厚生労働省は24日、西日本の50代の女性が昨年夏、野良ネコにかまれた後、マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」を発症し、死亡していたと発表した。動物によってSFTSが人に感染したとみられる事例が判明したのは初めて。同省は都道府県や獣医師らに体調不良のペットなどに接触する際は感染に注意するよう通知を出した。
 厚労省によると、女性は、衰弱した野良ネコを動物病院に連れて行った際に手をかまれ、約10日後に死亡した。女性にマダニにかまれた形跡はなかったが、SFTSの症状に似ていたため国立感染症研究所で分析したところ、感染が確認された。ネコにもSFTSの症状があったといい、ネコがマダニにかまれて発症し女性にうつしたとみられる。
 これまで動物がSFTSウイルスに感染してもほとんど発症しないため、人にうつすことはないと考えられてきた。しかし、今年に入りペットのネコやイヌで発症した事例を確認。飼い主は感染していなかったが、同省はペットにダニの駆除剤を使うよう注意喚起が必要と判断した。媒介するマダニは屋外にしかいないため、屋内でのみ飼育しているペットは感染しない。
 同省の担当者は「元気なイヌ、ネコから感染することはなく、動物から感染するケースは非常にまれ。ペットが体調不良になった際は念のため動物病院で診察してもらい、獣医師の指示に従ってほしい」と話している。【桐野耕一】
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10年で自殺率3割減目指す 政府対策「非常事態続く」 過労や産後うつ要因排除

2017年07月25日 23時48分51秒 | 行政
10年で自殺率3割減目指す 政府対策「非常事態続く」 過労や産後うつ要因排除
2017年7月25日 (火)配信共同通信社

 政府は25日、国の自殺対策の指針となる新たな自殺総合対策大綱を閣議決定した。自殺者は減少傾向にあるものの「非常事態はまだ続いている」と指摘し、自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺者数)を今後10年で30%以上減らすとの数値目標を掲げた。
 大綱の見直しは5年ぶり。2007年の初の大綱では「10年で20%減」という目標を掲げ、達成しているが、新大綱ではさらにハードルを上げた。自殺対策を、生きることの阻害要因を取り除いていくことと定義し、長時間労働の解消や産後うつのケア、性的マイノリティーに対する周囲の理解促進など、多様な対策を打ち出した。
 塩崎恭久厚生労働相は記者会見で「自殺の要因をしっかり分析し、できるだけ早く目標を達成したい」と述べた。
 年間の自殺者は、16年は2万1897人と7年連続で減少。03年の3万4427人と比べると減っているが、自殺死亡率は他の先進国と比べて依然として高い。新大綱は、自殺死亡率を15年の18・5人から、25年には米国やドイツなどの水準に並ぶ13・0人にするとしている。人口推計を勘案し、自殺者数にすると1万6千人以下となる計算だ。
 電通の新入社員による過労自殺問題を受け、長時間労働解消に向け、問題を抱えた企業への監督指導を強化。職場でのメンタルヘルス対策やパワハラ対策をさらに進めていくとした。
 また、産後うつの問題では、健康診断などを通じて、出産間もない女性の心身の状態や生活環境の把握に努め、育児をサポートする体制を確保。性的マイノリティーに関しては、周囲の理解不足がハラスメントにつながる恐れがあるとして、24時間365日無料の電話相談窓口を設置するほか、教育や雇用現場で理解が広がることに努める。
 若者の自殺がなかなか減らない現状を課題として挙げ、学校現場での「SOSの出し方教育」をさらに推進するとした。
 改正自殺対策基本法で、自治体ごとに自殺防止計画の策定が義務付けられたことを踏まえ、自治体などを支援する国の役割を明確化。互いに協力しながら取り組みを検証、改善していく努力を続ける。
 ※自殺総合対策大綱
 2006年10月施行の自殺対策基本法に基づき、国の指針として07年6月に初めて策定された。自殺を「心理的に追い込まれた末の死」と位置付け、相談・支援態勢の整備などを打ち出した。多重債務や過労への対策、民間団体支援も提言。15年の自殺死亡率を05年より20%以上減少させる目標を明記した。5年をめどに見直すとしており、12年8月にはいじめ自殺への対策強化や東日本大震災の被災者のケア充実などを盛り込んだ。大綱の策定は07年、12年に続き今回が3回目となる。
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医師不足解消へ 益田医師会病院が来春に研修プログラム 市内の開業医協力

2017年07月25日 23時46分34秒 | 地域
医師不足解消へ 益田医師会病院が来春に研修プログラム 市内の開業医協力
2017年7月25日 (火)配信山陰中央新報

 深刻な医師不足にあえぐ益田地域医療センター医師会病院(益田市遠田町)が、人材確保に向けた独自の研修プログラムを作り、来春に運用を始める。離島・へき地医療の教育プログラムを提供する合同会社ゲネプロ(千葉県旭市)との共同プロジェクトで、益田市医師会(神崎裕士会長)に所属する開業医10人が全面協力し、2年の研修期間で幅広い診療科のスキルを身に付ける内容。医師不足解消を目指す全国でもユニークな試みとして注目される。
 人材確保策は、名付けて「『親父(おやじ)の背中』プログラム」。益田市内の開業医や医師会病院の勤務医ら地域医療の大先輩から学べる研修プログラムを設け、若手医師らを呼び込み、医療現場を支えてもらう。
 プログラムでは、地域で整形外科や小児科、耳鼻科、泌尿器科などの診療科を掲げ、へき地診療所の代診まで引き受ける開業医(協力会員10人)の下で午前中に研修を受ける。午後は、医師会病院で総合内科の入院診療などを担当する。研修期間中の給与は病院側が負担する。
 対象者は、診療科の幅を広げたい▽弱点を強化したい▽将来、開業医を目指したい▽Uターンして地域医療に携わりたい―などの希望を抱く若手医師らを想定。面談で人選し、応募者の要望に沿い、きめ細かい研修プログラムを構築する。
 13診療科の医師会病院は、この5年間に常勤医が16人から11人に減少。内科医は4人、外科医は2人減って、それぞれ1人態勢になっている。土・日曜日の診療体制は益田赤十字病院のほか、東京都や鹿児島県から駆け付ける医師がカバーしている。
 このため、医師会病院は、離島・へき地医療を学びの場として総合診療医養成の教育プログラムを提供し、医師不足解消に注力するゲネプロの齋藤学代表に協力を打診。市医師会を交えて内容を詰め、独自の研修プログラムの導入を決めた。狩野稔久病院長は「開業医も高齢化し、持続可能な地域医療の確保は喫緊の課題。志のある医師を1人でも多く採用したい」と話した。
 プログラムの研修希望者を募っており、問い合わせは医師会病院、電話0856(22)3611。
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九州行き

2017年07月25日 17時06分50秒 | 思い出
九州旅行朝7時40分出発
帰宅翌日の19時、なぜか体重2キロ⇧
1日目の昼フェリーにてお弁当
夕食宴会・ビール日本酒
ホテル朝食たっぷりご馳走
湯布院銭屋にて旗本膳
帰りのバスの中でひろしま駅弁
合計5食の外食、
結果
体重2キロ強増加とあいなる
明日も懇親会でホテル宴会食
さあどうなるババの体重
今日はトマト、ワレットとヨーグルトで2食すみ、
夕食も同じく野菜たっぷり
でも、この2キロはいつ減となるか?予想もつかない
でも、楽しかったよ
歌のうまいガイドさん、話も笑えて
バスの仲間24人は宴会でも大盛り上がり。
山のハイウエイを走りに走り
別府血の池地獄、龍巻地獄
由布院ステンドグラス美術館、湯布院民芸村
後はサービスエリアでお買い物平均1時間おきの休憩トイレ行き
松江着予定より1時間早く着く。
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フレイルとは

2017年07月25日 08時50分47秒 | 医療情報
フレイルとは

 フレイルとは、体がストレスに弱くなっている状態のことを指しますが、早く介入をすれば元に戻る可能性があります。高齢者のフレイルは、生活の質を落とすだけでなく、さまざまな合併症も引き起こす危険があります。フレイルの基準やフレイル状態になるとどのようなことが起きるかについてわかりやすくまとめます。

 フレイルとは、海外の老年医学の分野で使用されている「Frailty(フレイルティ)」に対する日本語訳です。「Frailty」を日本語に訳すと「虚弱」や「老衰」、「脆弱」などになります。日本老年医学会は高齢者において起こりやすい「Frailty」に対し、正しく介入すれば戻るという意味があることを強調したかったため、多くの議論の末、「フレイル」と共通した日本語訳にすることを2014年5月に提唱しました。

 フレイルは、厚生労働省研究班の報告書では「加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像」1)とされており、健康な状態と日常生活でサポートが必要な介護状態の中間を意味します。多くの方は、フレイルを経て要介護状態へ進むと考えられていますが、高齢者においては特にフレイルが発症しやすいことがわかっています。

 高齢者が増えている現代社会において、フレイルに早く気付き、正しく介入(治療や予防)することが大切です。


フレイルの基準

 フレイルの基準には、さまざまなものがありますがFriedが提唱したものが採用されていることが多いです。Friedの基準には5項目あり、3項目以上該当するとフレイル、1または2項目だけの場合にはフレイルの前段階であるプレフレイルと判断します。
1.体重減少:意図しない年間4.5kgまたは5%以上の体重減少
2.疲れやすい:何をするのも面倒だと週に3-4日以上感じる
3.歩行速度の低下
4.握力の低下
5.身体活動量の低下

 フレイルには、体重減少や筋力低下などの身体的な変化だけでなく、気力の低下などの精神的な変化や社会的なものも含まれます。 次に、フレイル状態に至るとどのようなことが起きるか説明します。

フレイル状態に至るとどうなるか

 フレイルの状態になると、死亡率の上昇や身体能力の低下が起きます。また、何らかの病気にかかりやすくなったり、入院するなど、ストレスに弱い状態になっています。例えば健常な人が風邪をひいても、体の怠さや発熱を自覚するものの数日すれば治ります。

 しかし、フレイルの状態になっていると風邪をこじらせて肺炎を発症したり、怠さのために転倒して打撲や骨折をする可能性があります。また、入院すると環境の変化に対応できずに、一時的に自分がどこにいるのかわからなくなったり、自分の感情をコントロールできなくなることもあります。転倒による打撲や骨折、病気による入院をきっかけにフレイルから寝たきりになってしまうことがあります。

 フレイルの状態に、家族や医療者が早く気付き対応することができれば、フレイルの状態から健常に近い状態へ改善したり、要介護状態に至る可能性を減らせる可能性があります。

 具体的なフレイルへの介入方法に関しては、「フレイルの予防」の項目で説明します。
フレイルへの介入方法

 フレイルの介入方法には、持病のコントロール、運動療法、栄養療法、感染症の予防などが挙げられます。

1.持病のコントロール

 糖尿病や高血圧、腎臓病、心臓病、呼吸器疾患、整形外科的疾患などの慢性疾患がある場合には、まず持病のコントロールをすることが必要です。フレイルの筋力低下には、この後に説明する運動療法が有効ですが、持病のコントロールがされていないと高齢の方は体を動かすという気持ちになれないこともあります。また、持病の治療がうまくいっていないとフレイルを悪化させてしまう可能性もあります。

2.運動療法と栄養療法

 高齢者に対し適切な運動療法を行うと、サルコペニア、筋力低下に対しては、高齢者であっても運動療法によって筋力が維持される、ということが一部研究で報告されています2)。運動療法は個人に合ったものから始めることが大切です。ベッドの上で足の運動を行うことから始まり、椅子に座ったり立ち上がったりを繰り返したり、歩行距離を徐々に延ばしていくように運動強度を調整します。筋力が低下している状態で、いきなり立ち上がったり、無理に歩行しようとすると転倒や骨折を起こす危険があります。

 また運動療法は栄養療法とセットで行う必要があります。低栄養状態で運動を行っても筋肉がつかないどころか、低栄養状態を助長してしまいます。筋肉をつけるために必要な良質なタンパク質を摂れるような食事指導をします。

3.感染症の予防

 高齢者の場合は、免疫力が低下していることが多いためインフルエンザや肺炎にかかりやすいといわれています。インフルエンザや肺炎をきっかけに、重症化して入院、そして寝たきりになってしまうこともあります。日頃から適度な運動やバランスのよい食事などにより感染症に強い体作りをするだけでなく、インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンを接種しておくのもフレイルを予防する1つの方法といえます。

https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/frailty/yobou.html
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一般医で診るRA診療の範囲を明確化

2017年07月23日 05時48分13秒 | 医療情報
一般医で診るRA診療の範囲を明確化
学会が指針を公開、経過安定患者の日常診療などは一般医に推奨
日本リウマチ学会2017年7月21日 (金)配信 一般内科疾患リウマチ整形外科疾患

 日本リウマチ学会はこのほど、「関節リウマチ診療ガイドラインJCR2014に基づく一般医向け診療ガイドライン」を学会ホームページで公開した。同ガイドラインは、2014年発表の、主に専門医を対象とした「関節リウマチ診療ガイドライン2014」の内容を、一般医に推奨できるもの、できないものに分類した。経過が安定しているリウマチ(RA)患者の日常診療など、一般医に推奨できる医療を一覧に示している。
 関節RAの診療は、RA専門医だけでなく一般医が対応することも少なくない。そのため同学会へは、一般医向けのガイドライン策定の要望もあったという。そこで同学会では、専門医向けのガイドラインである「関節リウマチ診療ガイドライン2014」に掲載された各推奨文が、非専門の一般医に対しても推奨できるかどうかを検討。一般医に行ってほしい項目と、専門医に任せるべき項目とに分類した。
 同ガイドラインでは、「メトトレキサート(MTX)投与時には葉酸併用を推奨する」、「RA患者の臨床症状改善を目的としてNSAID投与を推奨する」など6つの推奨文と、「薬物療法が奏功して安定した経過をたどっているRA患者の日常的な診療」の1シナリオを、非専門医を含むすべての医師にお願いしたい医療に分類。生物学的製剤など専門的な知識が求められる薬物治療など、11の推奨文と3つのシナリオについては専門医に任せてほしい医療としている。
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九州へ行ってきます

2017年07月22日 12時40分00秒 | 思い出
今日は1泊で
別府と由布院へ行ってきます。
昔々の
新婚旅行は九州でした。
私たちも行きました。
懐かしい昔々を少し思い出してきます。
ずいぶん変わっているでしょうね。
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高齢者の高血圧、終末期は治療中止も 学会が初の指針

2017年07月22日 12時32分01秒 | 医療情報
高齢者の高血圧、終末期は治療中止も 学会が初の指針
2017年7月21日 (金)配信朝日新聞

 日本老年医学会は20日、高齢者の高血圧患者の診療指針を初めて公表した。終末期には治療による状態の改善が期待できないとして、高血圧治療の中止を「積極的に検討する」と明記した。認知症や骨折など高齢者に多く見られる特徴と、高血圧治療の関係についても示した。
 指針は、日本高血圧学会が2014年にまとめた高血圧治療指針の内容をふまえ、要介護や終末期の患者への治療のあり方を示した。介護施設の入所者の治療は「個別に判断する」とし、終末期の患者の治療は「降圧薬の中止も積極的に検討する」とした。
 また、高齢者の高血圧治療が認知機能や、筋力や活動性が低下する「フレイル」への移行、骨折のリスク、夜間頻尿などに与える影響も検討した。認知機能については、「治療が悪化を抑制する可能性があるが、まだ一定の結論は得られていない」とした。
 フレイルについては、悪化を抑える観点から高血圧治療を推奨した。一方、治療開始時には血圧低下によるふらつきなどから転倒リスクが上がる可能性があるとして注意を呼びかけた。さらに高血圧治療に使う利尿薬の種類によっては、骨折リスクや夜間頻尿に影響を与える可能性も指摘している。
 日本老年医学会の楽木(らくぎ)宏実理事長は「高齢者は高血圧だけでなく、フレイルや認知症などほかの病気を抱えている。患者さん全体をみる診療に指針を役立ててほしい」と話している。
 日本老年医学会は5月に日本糖尿病学会と合同で、65歳以上の糖尿病患者を対象にした診療指針を公表。今年度中に、脂質異常症や肥満の診療についても高齢者を対象にした指針を発表する予定だ。(南宏美)
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契約条項差し止め求め提訴 がん治療巡り消費者団体

2017年07月22日 12時30分44秒 | ガン
契約条項差し止め求め提訴 がん治療巡り消費者団体
2017年7月21日 (金)配信共同通信社

 がんの治療を中止しても、事前に患者が支払った費用を一切返還しない契約条項は消費者契約法に反する不当な内容だとして、岡山市の適格消費者団体「消費者ネットおかやま」が21日、広島県福山市の「花園クリニック」に対し、契約条項の差し止めを求めて広島地裁福山支部に提訴した。
 訴状によると、問題となったのは「樹状細胞療法」と呼ばれる先端治療。患者が途中で中止したり、死亡したりした場合でも事前に支払った百数十万円の費用を一切返還しないという契約を結び、必要以上の報酬を得ていると主張している。
 消費者ネットおかやまはこれまで任意での改善を要請してきたが、応じる姿勢がないため提訴に踏み切った。事務局長の大賀宗夫(おおが・むねお)司法書士は、147万円を支払った岡山県内の女性患者が治療中に死亡しても返還されなかった例があるとして「被害が拡大しないよう改善してほしい」と話している。
 適格消費者団体は、多数の消費者の利益を守るため、業者の不当行為に対する差し止め訴訟を当事者として起こすことができる。
 同クリニックは「見解の相違だ。裁判になれば法廷で話したい」としている。
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大量の塊、溶けた核燃料か 福島第一3号機

2017年07月22日 12時26分22秒 | 原子力
大量の塊、溶けた核燃料か 福島第一3号機
2017年7月22日05時00分
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燃料デブリとみられる塊がつらら状に垂れ下がっている=21日、国際廃炉研究開発機構提供

 東京電力は21日、福島第一原発3号機の水中ロボットによる調査で、原子炉圧力容器から溶け落ちたとみられる塊を確認したと発表した。圧力容器の下に垂れ下がっていたり、構造物の上に溶岩のように積み重なったりしていた。東電は溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の可能性が高いとしている。▼
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加計審議、14時間空費 文書の存在否定・食い違う見解

2017年07月22日 12時06分35秒 | 行政
加計審議、14時間空費 文書の存在否定・食い違う見解
南彰
2017年7月21日20時31分

(図)加計学園問題の国会審議で空費された時間の内訳

 学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設問題をめぐる国会審議で、事実と異なる説明をしたり確認を拒み続けたりするなど、政府側の対応が原因で少なくとも14時間が空費されたことが朝日新聞の調べでわかった。国会審議の2日分に相当する長さ。真相解明に後ろ向きな政府の姿勢を映した形だ。
 24、25日には衆参両院の予算委員会で首相が出席する閉会中審査がある。「せっかく開くなら国民が『分かった』と納得してもらうまで説明する」と自民党幹部に話した安倍晋三首相の答弁が改めて問われる。
 「総理のご意向」などと記された文部科学省の内部文書の存在を朝日新聞が特報した5月17日から、首相外遊中に閉会中審査があった7月10日まで、加計学園問題を担当する内閣府、文科省、農林水産省と関係が深い衆参の計10委員会を対象に審議内容を調べ、質疑と答弁の時間を集計した。
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