Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ロジャー・ニクソンの「パシフィック祝典組曲」作品102を聴きながら、西谷から三枚町まで歩く

2011-03-25 00:39:52 | 古典~現代音楽北アメリカ編
昨日は、西谷駅から三枚町まで歩きました。
途中聴いたのは、1921年生まれのロジャー・ニクソンの作品。
カリフォルニアのチュレアに生まれ、モデスト・ジュニア・カレッジで学び、
フランク・マンシーニにクラリネットを師事した。
バークレー校で学び、第二次大戦時には軍役に服することもあったが、
その後もバークレー校でロジャー・セッションに師事し、
アーサー・ブリスやエルネスト・ブロッホなどにも学んだ。
その後はサンフランシスコ州立大学の音楽学部教授を務めた。
「パシフィック祝典組曲」作品102は、1979年に作曲された。
カリフォニルアやサンフランシスコの地域の歴史を題材にした作品である。
聴いたCDはピエール・クェイペルス指揮、オランダ陸軍軍楽隊の演奏による。
第一楽章「パレード」は、古きスペイン支配の時代の兵士や馬、
武器などが練り歩くパレードの様子を描写しているようである。
ファンファーレ風に始まる勢いのある音楽で、軽快に進行する。
中間部で打楽器がリズミカルに活躍し、ホルンが勇ましい旋律を奏でる。
第二楽章「祈り」は、ドローレス布教団の祈りの場面を描写している。
木管楽器中心にゆったりとした旋律が奏でられ、神秘的な雰囲気を感じさせる。
最後も鐘の音が鳴り、静かなたたずまいの中で消え入るようにして終わる。
第三楽章「ページェント(行列)」は、コンキスタドール(征服者)や、
イェルバ・ブエナ集落で遊ぶ子どもたち、紳士淑女や騎士などが行列する様子を
描写した音楽なのだろうと想像させるように、軽快な行進曲風の作品である。
中間部で木管楽器が活躍し、神秘的な雰囲気もかもしだされるが、
最後は金管楽器中心にエネルギッシュに盛り上がって終わる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする