Mars&Jupiter

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ジョージ・ホワイトフィールド・チャドウィックの交響曲第2番変ロ長調作品21を聴き、三枚町から西谷まで

2011-03-04 14:19:45 | 古典~現代音楽北アメリカ編
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1854年生まれのチャドウィックの作品。
マサチューセッツ州に生まれた彼は、ヨーロッパへ渡り、
1877年ライプチヒ音楽院に入って学び、才能を開花させた。
さらにミュンヘンやフランスのジヴェルニーで学び、
帰国後は、ニューイングランド音楽院で教育活動に従事した。
交響曲第2番変ロ長調作品21は1886年に作曲された。
聴いたCDはテオドレ・クチャル指揮、
ウクライナ国立交響楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ・ノン・トロッポは、ホルンの吹奏から始まり、
ロマンティックな旋律が弦楽器によって現れ、この導入部が終わると、
金管楽器が加わり堂々とした力強い主題が現れる提示部に入る。
そしてもう一つは優しい感じの主題で舞踏風である。
シューマンの交響曲を思わせるような音楽で、
5分あたりからは展開部となり、主題が変形されていく。
そして再現部に入り繰り返し主題が奏され、
コーダでは金管楽器が活躍し、盛り上がって力強く終わる。

第二楽章アレグレット・スケルツァランドは、スケルツォ楽章で、
弦楽器の伴奏の上で、オーボエなど木管楽器が軽快に旋律を奏する。
明るく軽快な部分はメンデルスゾーンを思わせる感じでもある。
第三楽章ラルゴ・エ・マエストーソは、緩徐楽章である。
弦楽器がゆったりとした叙情的な旋律を奏でていく。
そこにオーボエやクラリネットなが木管楽器が絡み、
牧歌風の旋律が奏でられるが、盛り上がる部分はドボルザーク風である。
何度か盛り上がりをみせたあと、最後はおだやかに終わる。
第四楽章アレグロ・ノン・トロッポは、溌剌とした旋律が奏でられる。、
もう一つの優しい感じのロマンティックな旋律も現れ、
これらの旋律をもとにシューマンの交響曲のように力強い展開が見られ、
最後は金管楽器が鳴り響き、華やかな中で堂々とした感じで終わる。
それにしても、これがアメリカの作品かなあと思われるように、
ヨーロッパ的な雰囲気を十分に感じさせてくれる作品である。
コメント
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