Mars&Jupiter

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クローダン・ド・セルミジの「満足する者は豊か(Le content est riche)」を聴く

2012-01-22 08:53:07 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
昨日もウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1490年頃に生まれたセルミジの作品。
「満足する者は豊か(Le content est riche)」の、
作曲年代の詳しいことはわからないが、
作詞がフランソワ1世ということだから、
彼の在位1515年から1547年の間に作曲されたものだろう。
聴いたCDはクロード・ドゥボーブのリュート、
クレマン・ジャヌカン・アンサンブルによる演奏である。
リュートの響きの上に複数の声部が重なって、
ポリフォニック的に曲は進行していく。
こんな時代に心配事もなく、おびえることもなく、
気楽に自由に生きることができることができたらいい。
歌詞の内容から見ると、そんな彼の願いをみることができる。
フランソワ1世の時にはイタリア戦争で、
神聖ローマ皇帝カール5世と争っている時期にもあたる。
国王としても苦悩などいろいろあったのかもしれない。
満足できるような状況が続かない、そんな心境を察することができる。
コメント
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