Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ボフスラフ・マルティヌーのミニアチュール組曲H.192を聴く

2011-04-23 08:06:39 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日は飲み会があり、ウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは、マルティヌーの室内楽曲である。
ミニアチュール組曲H.192は、1930年に作曲された。
チェロとピアノのための7つの易しい小品という副題が付いている。
今回聴いたCDは、クリスティアン・ベンダのチェロ、
セバスティアン・ベンダのピアノ演奏による。
第1曲モデラートは、軽快なピアノ伴奏の上に、
歌うようにチェロが奏で、互いに対話するように絡み合い、
最後はチェロのピチカートとピアノのやりとりが続いて終わる。
第2曲ポコ・アンダンテは、チェロが叙情的な旋律を奏で、
やや暗い感じで始まるが、明るい感じになり、両者の対話が続く。
第3曲ポコ・モデラートは、軽快なピアノの伴奏の上で、
チェロが絡み、明るい旋律を奏でていく短い曲である。
第4曲アンダンテは、歩みを示すようなピアノの音に合わせ、
チェロはゆったりと歌うように旋律を奏でていく。
第5曲ポコ・アレグロは、舞踏風の旋律をチェロが奏でていく。
それをピアノも引き継ぎ、互いに絡み合う牧歌的な曲だ。
第6曲アレグレットは、両者が対話するようにしながら、
互いに舞踏風の旋律を奏でていく短い曲である。
第7曲モデラートは、ピアノのせわしい感じの旋律に乗り、
チェロが軽快な旋律を奏で、最後は堂々とした感じで終わる。
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ボフスラフ・マルティヌーのスロヴァキアの主題による変奏曲を聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2011-04-22 03:56:30 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日は三枚町から西谷まで歩きました。
途中聴いたのは、マルティヌーの室内楽曲である。
スロヴァキアの主題による変奏曲は、晩年のスイスで1959年作曲された。
マルティヌーが胃癌という重大な病とたたかっていた時期である。
今回聴いたCDは、クリスティアン・ベンダのチェロ、
セバスティアン・ベンダのピアノ演奏による。
冒頭のポコ・アンダンテ・ルバートの部分でピアノの前奏に続き、
チェロが民謡による主題を奏でるが、その旋律は哀愁を漂わせる。
チェロが悲痛とも思えるような主題を訴えるかのように歌う。
モデラートの第一変奏は、チェロの速い動きが技巧的であり、聞かせどころだ。
ポコ・アレグロの第二変奏のピアノの動きはマルティヌーらしい。
それに応えてチェロも軽快な動きをみせ、最後は明るさもみせる。
第三変奏のモデラートは、おだやかにピアノが主題の変奏を奏で、
それにチェロが加わり、主題をゆったり歌うように奏していく。
第四変奏のスケルツォ:アレグレットは、前の変奏とは対照的であり、。
ピアノの軽快な動きに対し、チェロは技巧的な速い動きをみせる。
終わりで再びチェロにより主題がゆっくり奏されて、第五変奏アレグロに入る。
舞踏的な感じの軽快なテンポに乗って、チェロが変奏された主題を奏でて終わる。
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ボフスラフ・マルティヌーのロッシーニの主題による変奏曲を聴く

2011-04-21 06:10:18 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは、マルティヌーの室内楽曲である。
ロッシーニの主題による変奏曲は、ロシア生まれのチェロ奏者、
グレゴール・ピアティゴルスキーのために1942年作曲された。
今回聴いたCDは、クリスティアン・ベンダのチェロ、
セバスティアン・ベンダのピアノ演奏による。
ピアノの短い前奏に続き、チェロが朗々とロッシーニによる主題を奏でる。
このアレグロ・モデラートの部分を過ぎ、ポコ・アレグロの第一変奏に入る。
そして第二変奏のポコ・ピュ・アレグロになるとかなり主題は変奏されていく。
チェロの演奏技巧が発揮されるともに、ピアノの部分にマルティヌーらしさが輝く。
第三変奏のアンダンテはやや重々しく、思いにふけるようなであり、
チェロがゆったりと歌うように奏で、最後はチェロのピチカートが続く。
第四変奏のアレグロは軽快な感じで、前の変奏とは対照的である。
ヴィーヴォでさらにテンポが速まりチェロが軽快に主題を変奏し、
最後に冒頭の主題がモデラート・マエストーソで奏されて終わる。
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ボフスラフ・マルティヌーの2つの歌曲を聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2011-04-20 05:19:38 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは、マルティヌーの歌曲である。
2つの歌曲は、1932年に作曲された。
今回聴いたCDは、オルガ・チェルナーのメゾ・ソプラノ、
イトカ・チェホヴァーのピアノ演奏による。
「桃の花」はチャン・ヨー・スンの詩を、
ブランカ・パートコヴァーが訳したものをテキストに使っている。
ピアノが人の歩みのようにゆったりしたテンポで奏でる序奏は、
サティを思わせるような音楽で、その伴奏に乗って歌が入る。
その旋律は序奏の部分で現れたものであるが、
中間部では別の対照的な旋律が現れ、再び冒頭の旋律が現れて終わる。
「病める秋」はギョーム・アポリネールの詩集「アルコール」の中の詩を
テキストに使いながら、秋という季節を愛する詩人が、
落ち葉と朽ちていく森の様子を死に見立て、人生をそれに投影していく。
季節の変化と心の動きを情緒豊かに歌っていく。
フランスに滞在した時期に作曲された作品であるため、
前曲と同じく印象派的な感じを思わせるフランス風の音楽である。
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ボフスラフ・マルティヌーの「母への願い」を聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2011-04-19 05:28:54 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは、マルティヌーの歌曲である。
「母への願い」は、1939年に作曲された。
1915年プラハ生まれのイジー・ムハの詩をテキストに使っている。
イジー・ムハとはアルフォンス・ミュシャの息子である。
今回聴いたCDは、オルガ・チェルナーのメゾ・ソプラノ、
イトカ・チェホヴァーのピアノ演奏による。
「輪が回る、回る」ということばで始まる詩は二回繰り返される。
時の流れと歳をとることが情感のある言葉で表現され、
短い歌も民謡風の旋律に乗って、やさしくおだやかに歌われる。
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