Mars&Jupiter

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アルフレッド・ヒルの弦楽四重奏曲第3番イ短調「謝肉祭」を聴く

2011-04-04 06:02:51 | 古典~現代音楽その他の地域編
昨日はウォーキングを休みました。
その他の地域編については、今回で終わりにします。
途中聴いたのは、1869年ニュージーランド生まれのヒルの作品。
弦楽四重奏曲第3番イ短調「謝肉祭」は、1912年に作曲された。
今回聴いたCDは、ドミニオン四重奏団の演奏による。
第一楽章「路上で」は、軽快で生き生きとした主題が奏され、
もう一つ穏やかで牧歌的な感じの主題が奏される。
これら二つの主題が展開部では変形されていくが、
旋律はロマン派的でドヴォルザークを想起させる感じだ。
再現部を経て最後は静かに消え入るようにして終わる。
第二楽章アンダンティーノは、ゆったりとしたテンポで、
ヴァイオリンが歌うように叙情的な旋律を奏でていく。
それは美しい旋律で、どこか懐かしい感じもする。
第三楽章スケルツォは、ヴァイオリンがかわいいらしい感じの旋律を
リズミカルに奏で、もう一つは牧歌風で生き生きとした旋律が奏でられ、
二つの旋律が交互に現れて、最後は冒頭の主題が奏されて終わる。
第四楽章終曲は、舞踏的で軽快な主題が奏されて始まる。
もう一つは叙情的な旋律で、徐々に躍動的な感じになる。
ユニゾンで旋律が奏される部分もあり、変化をつけながら、
冒頭の旋律ともう一つの旋律が繰り返し交互に現れ、
軽快に盛り上がりをみせながら、最後は堂々とした感じで終わる。

なお、今回までとりあげたその他の地域編のCD等の情報は、
以下のアドレスの各分野のところで赤字NEWで示してあります。
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/ongaku-kenkyu.html
参考にしていただければ幸いです。
コメント
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