Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ボフスラフ・マルティヌーのシンフォニエッタ・ラ・ホーヤH.328を聴く

2011-05-26 05:22:20 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日は一日忙しく、ウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは、マルティヌーの管弦楽曲である。
シンフォニエッタ・ラ・ホーヤH.328は、1950年に作曲された。
カリフォルニアのサンディエゴ市のリゾート地ラ・ホーヤの
音楽芸術協会から委嘱を受けて作曲された作品で、
3つの楽章からなり、ピアノと管弦楽による作品である。
ヴォストジャークはチェコの作曲家、指揮者として活躍した人物である。
今回聴いたCDは、ジャン=フランシス・エッセールのピアノ、
ジェームズ・コンロン指揮、フランス国立管弦楽団の演奏による。
第一楽章ポコ・アレグロは、ピアノの軽快なリズムと木管楽器の
掛け合いで始まり、弦楽器が明るく開放的な主題を奏でていく。
途中木管楽器の中で牧歌的な旋律を奏でていき、
そのあとピアノと弦楽器が交互に旋律を奏で、
弦楽器は主題をもとに展開し、最後は華やかな感じで終わる。
第二楽章ラルゴは、弦楽器中心に旋律が奏でられたあと、
弦楽器の伴奏の上でピアノが入り、叙情的な旋律を奏でていく。
そのあとチェロが旋律を奏で、ヴァイオリンがそれを引き継ぎ、
再びピアノが入り、弦楽器の奏でる旋律に絡んでいく。
そのあとは木管楽器の中で旋律を扱い、金管楽器も加わり、
盛り上がりをみせて、最後は弦楽器中心におだやかに終わる。
第三楽章アレグロは、木管楽器と弦楽器により軽快な旋律が奏でられる。
ピアノと木管楽器の旋律のやりとりがあり、トランペットが絡んだあと、
再びピアノと木管楽器が絡み合い、それに打楽器も加わり、
独奏ピアノによる演奏が続いたあと、木管楽器が入り、
弦楽器中心に甘美な旋律が奏でられ、時々ピアノがそれに絡んでいく。
ピアノがリズミックに音型を繰り返し、それを弦楽器が受け継ぎ、
最後はトランペットが入り、さわやかに終わる。
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ボフスラフ・マルティヌーの「ジュリエッタ」からの管弦楽組曲H.253Aを聴き、緑園都市から二俣川まで

2011-05-25 05:30:54 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日は緑園都市駅から二俣川まで歩きました。
途中聴いたのは、マルティヌーの管弦楽曲である。
歌劇「ジュリエッタ」からの管弦楽組曲H.253Aは、
1936年から1937年にかけて作曲された歌劇の中から選んで、
3つの組曲にズビニェク・ヴォストジャークが編曲したものである。
ヴォストジャークはチェコの作曲家、指揮者として活躍した人物である。
今回聴いたCDは、ヴァーツラフ・ノイマン指揮、
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第一曲ポコ・アンダンテは、ファゴットと、
管弦楽が繰り返す強烈な二音で始まる部分は印象的である。
幻想的に始まったあと木管楽器の中での旋律のやりとりが続き、
このあたりはドビュッシーを思わせるところがある。
やがて打楽器の叩くリズムと金管楽器と弦楽器により、
緊張感のある音楽となっていき、それが盛り上がったあとは、
冒頭の音楽が繰り返され、盛り上がって、最後おだやかに終わる。

第二曲ヴィーヴォは、弦楽器とトランペットと打楽器で荒々しく始まる。
やがて弦楽器の上でフルートが旋律を奏で、両者のやりとりが続く。
やがて弦楽器により上昇する音型が繰り返され、ここはマルティヌーらしい。
ホルンが鳴り響き、他の金管楽器も絡み、最後はおだやかに終わる。
第三曲レントは、トランペットと弦楽器で始まる。
弦楽器と金管楽器とのやりとりが続いたあとはフルートが入って絡み、
いったんそれが終わると弦楽器中心に甘美な旋律が奏でられる。
そして木管楽器と金管楽器と打楽器が入り荒々しくなり盛り上がったあと、
木管楽器と弦楽器により牧歌的な音楽となり、
トランペットが入ったあと、チェロが第一曲冒頭の旋律を奏でる。
そして木管楽器が入ったあと、再び弦楽器中心に盛り上がって終わる。
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ボフスラフ・マルティヌーのチェロ・ソナタ第3番H.340を聴きながら、西谷から二俣川まで歩く

2011-05-24 07:14:07 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日は西谷から二俣川まで歩きました。
途中聴いたのは、マルティヌーの室内楽曲である。
チェロ・ソナタ第3番H.340は、1952年に作曲された。
今回聴いたCDは、クリスティアン・ベンダのチェロ、
セバスティアン・ベンダのピアノ演奏による。
第一楽章ポコ・アンダンテは、ピアノの明るい響きに導かれ、
チェロが歌うように朗々と主題を奏していく。
ピアノとチェロの掛け合いが終わったあと、
ピアノが速い動きの伴奏を行う上でチェロが奏し、
逆にチェロの伴奏の上にピアノが旋律を奏でる。
しばらくピアノの独奏が続き、再びチェロが絡んでいく。
そして両者の競演が続き、再び冒頭の旋律が奏されて、
最後はおだやかな感じでゆったり終わる。

第二楽章アンダンテは、冒頭のチェロのピチカートが印象的だ。
そのあとはゆったりとチェロが旋律を奏し、
ある時はピアノとユニゾンになり、両者のやりとりが続き、
やがて音楽はドラマティックに盛り上がりをみせる。
そのあとはチェロが長く伸ばす音の上でピアノが奏し、
再びチェロが旋律を奏し、やがてチェロがオスティナート風に
音型を繰り返して、最後は静かに終わる。
第三楽章アレグロ(マ・ノン・トロッポ)は、
ピアノが滑稽な感じの旋律を軽快に奏し、
それにチェロが絡んでいき、動きのある楽章である。
両者の掛け合いが終わったあとピアノがもう一つの旋律を奏し、
それをチェロが受け継いでいき、盛り上がりをみせる。
再びピアノが軽快に冒頭の旋律を奏で、チェロも絡んでいく。
最後は盛り上がりを見せて華やかに終わる。
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ボフスラフ・マルティヌーのピアノ協奏曲第5番(協奏的幻想曲)H.366を聴き、二俣川から三ツ境まで

2011-05-23 09:58:06 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日は二俣川から三ツ境の間を往復しました。
途中聴いたのは、マルティヌーの協奏曲である。
ピアノ協奏曲第5番(協奏的幻想曲)H.366は、スイス生まれのピアニストで、
この作品の初演者であるマルグリット・ウェーバーの委嘱を受け、
1957年から58年にかけて作曲された。
今回聴いたCDは、エミル・ライフネルのピアノ、
イルジー・ビエロフラーヴェク指揮、
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第一楽章ポコ・アレグロ・リソルートは、
やや悲劇的な感じの旋律が奏されて始まり、
それに独奏ピアノが入り、リズミックに進む。
もう一つの旋律は叙情的でゆったりとしたもので、弦楽器により示される。
そのあとピアノと弦楽器が掛け合い、フルートが入り絡んでいく。
そして弦楽器と金管楽器により堂々とした感じの旋律が出て、
繰り返すピアノの音型にフルートが絡み、打楽器など他の楽器も絡んでいく。
冒頭の叙情的でゆったりとした旋律が繰り返され、
盛り上がりをみせたところで、力強く終わる。

第二楽章ポコ・アンダンテは、弦楽器のユニゾンのあと、
クラリネットに始まる旋律をフルート、オーボエが引き継ぐ。
そしてトランペットやホルンが受け継ぎ、弦楽器がさらに引き継ぐ。
この序奏に続き、独奏ピアノがコラール風の旋律を奏で、
管弦楽がこれに絡みながら音楽は進行する。
そのあと色彩豊かな音楽が管弦楽によって展開され、
再び独奏ピアノがコラール風の旋律を繰り返す。
木管楽器と弦楽器がこれに絡んで、劇的なクライマックスを築き、
弦楽器が弱くなっていく中、ピアノが旋律を奏で、最後静かに終わる。
第三楽章ポコ・アレグロは、ロンド形式で書かれている。
弦楽器と木管楽器により軽快に奏される旋律に、
金管楽器が加わり、盛り上がったあと、ピアノが入る。
音楽は荒々しくなったり、雄大な感じになったりしながら、
やがてピアノとフルートによる優しい旋律が現れ、
ピアノのリズミカルな旋律とと他の楽器が絡み合いながら、
ピアノは時々ジャズ風な部分をみせ、冒頭の部分と絡み、
最後は打楽器と金管楽器中心に華やかに終わる。
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ボフスラフ・マルティヌーの弦楽四重奏曲第1番H.117を聴き希望が丘から二俣川まで、そして旧朝日鷹

2011-05-22 07:34:45 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
知り合いに手に入れてもらった2010年の朝日鷹特撰本醸造を飲んでみる。
空けた瞬間いい香りがして私好みの酒であることが分かる。
期待して飲んでみるとすいすいと飲めるのではあるが、
そのあとこの酒の存在感を示すかのように米の香りが漂い、
単に軽い酒ではないなと思わせる強烈なインパクトが与えられる。
なかなか面白い酒で、飲んでいる間での変化を楽しめる酒である。
これが旧朝日鷹だというから新朝日鷹も楽しみである。
しばらくは日本酒で楽しめそうである。

さて、昨日は希望が丘から二俣川の間を往復しました。
途中聴いたのは、マルティヌーの室内楽曲である。
弦楽四重奏曲第1番H.117は、1918年に作曲された。
ボヘミアの東に位置する町で、マルティヌーの出身地ポリチカで完成した。
4楽章制で書かれており、ロマン的な部分を持った初期の作品である。
初演は1927年プラハで行われたようである。
今回聴いたCDは、シュターミッツ弦楽四重奏団の演奏による。
第一楽章モデラート-アレグロ・マ・ノン・トロッポは、
ヴィオラが民謡風の主題をゆったりと奏で、
ヴァイオリンがそれを引き継ぎその主題を繰り返していく。
躍動的な主題に続き、もう一つの軽快な主題が奏される。
展開部は第一主題の変形から始まり、第一主題中心に展開される。
フランスの印象派的な部分を感じさせながら、チェコ的な部分もある。
再現部も第一主題から始まり、それぞれの主題が再現され、
最後は第一主題が奏されておだやかな感じの中で終わる。

第二楽章アンダンテ・モデラートは、ゆらめくような伴奏の中、
第一ヴァイオリンが歌うように主題を奏でていく。
動きのある旋律がそのあと奏されドラマティックな盛り上がりをみせる。
中間部では速く軽快な旋律が奏され、行進曲風にもなる。
再びおだやかな感じになって、冒頭の部分が繰り返されるが、
今度はヴィオラが旋律を奏で、最後は静かに消え入るようにして終わる。
第三楽章アレグロ・ノン・トロッポは、三部形式で書かれている。
チェロからヴィオラ、ヴァイオリンに引き継がれる舞踏風で躍動的な旋律で始まる。
ピッチカートなども使いながら、スケルツォ風に徐々に盛り上がっていく。
それが終わると中間部に入り、別の旋律がヴァイオリン中心に奏される。
他の楽器がせわしく動きながら印象派風の情景を描写していく。
そして盛り上がりをみせたところで再びおだやかな感じになり、
冒頭の部分が再び現れ、躍動的な旋律が繰り返され、盛り上がって終わる。
第四楽章アレグロ・コン・ブリオは、力強い旋律が奏されて始まる。
もう一つの旋律がおだやかな感じであり、対照的である。
この楽章では第一楽章の主題も顔を出し、絡んだ展開となっていく。
終わりの方で動きのある別の展開があり、これまた面白い。
最後は第一楽章の動機も顔を出しながら、軽快に終わる。
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