Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

アーノルド・バックスのフルートとハープのためのソナタを聴く

2013-03-20 21:46:04 | アーノルド・バックスの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1883年生まれのバックスの作品の中で、
1928年に作曲されたフルートとハープのためのソナタである。
今回聴いたCDはモビウスの演奏によるもの。
第一楽章アレグロ・モデラートは、
ハープの弾んだ伴奏に乗って、
フルートが軽やかな旋律を奏でて始まる。
旋律は民謡風であるが、音楽は印象派的である。
ハープとフルートが絡み合っていくところが美しい。
最後にフルートの短いカデンツァ風な独奏部分があり、
そのあと主題が繰り返され、最後は颯爽とした感じで終わる。
第二楽章レントは、ハープの伴奏のあとフルートが入り、
フルートの独奏の部分が何度かあり、そこが美しい。
フルートが奏でる叙情的な旋律もよく、魅力ある楽章である。
第三楽章モデラート・ジョコーソは、軽快なテンポで始まる。
舞踏風の旋律は明るく、流れるようである。
フルートとハープの軽快な掛け合いのあと、
いったんおだやかで牧歌風の音楽となるが、
そのあともフルートとハープの軽快な掛け合いが続き、
徐々に盛り上り、最後は堂々とした感じで終わる。
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アーノルド・バックスの「眠気」を聴く

2013-03-19 06:15:05 | アーノルド・バックスの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1883年生まれのバックスの作品の中で、
1915年に作曲された「眠気」である。
「眠たがり屋さん」と訳されているものもあるが、
直訳だと「眠たい頭」なので「眠気」の方がいいのかもしれない。
今回聴いたCDはエリック・パーキンのピアノ演奏によるもの。
そのタイトルを感じさせるように気だるい感じで始まる。
何となく一部サティを感じさせるところがあり、
神秘的かつおだやかに曲で、最後は静かに終わる。
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アーノルド・バックスの自然交響詩「ニンフォレプト」を聴く

2013-03-18 05:54:01 | アーノルド・バックスの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1883年生まれのバックスの作品の中で、
1912年に作曲され、1915年ニオーケストレーションが完成した
オーケストラのための自然交響詩「ニンフォレプト」である。
この作品はコンスタン・ランバートに献呈されたが、
初演は彼の生前には行われず、1961年まで待たなければならなかった。
今回聴いたCDはヴァーノン・ハンドリー指揮、
BBC交響楽団の演奏によるもの。
ハープやフルートなど木管楽器により幻想的な感じで始まり、
弦楽器も加わり、印象派的な音楽が展開される。
雄大な自然を思わせるようで、バックスらしい魅力にあふれた音楽である。
盛り上がりをみせる部分とおだやかな部分を繰り返し、
「ファンドの園」との共通性を感じさせる神秘的な音楽である。
おだやかな部分はディリーアス風でもあり、最後静かに終わる。
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アーノルド・バックスのピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調を聴く

2013-03-17 12:07:34 | アーノルド・バックスの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1883年生まれのバックスの作品の中で、
1910年に作曲されたピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調である。
この作品は1917年から1920年にかけて改訂されている。
今回聴いたCDはエリック・パーキンのピアノ演奏によるもの。
なお、音楽用語の英語の部分は自分で訳してみましたが、
適正な訳であるかはわかりませんので、ご了承ください。
この作品の構成は単一楽章制となっている。
まず冒頭は「速すぎずそしてリズム上はとても断固として」で始まる。
軽快なリズムでありながら、秘めた情念のようなものを感じさせる旋律で、
しかし、ところどころにロマンティックな部分がみられる。
情熱的な盛り上がりと高揚感のあるアレグロ・アパッショナートの
部分を経て穏やかになるとテンポⅠ(アレグロ・デシーソ)の部分に入り、
やや神秘的で繊細な感じだが動きのある音楽が続き、主題が展開されていく。
ピュ・レントの穏やかな部分を経て、徐々に激しさを増していきテンポⅠとなる。
そしてそのあとはラングィード・エ・ロンターノ-アレグロ・モデラート-
そして「広々と勝ち誇ったように」という部分に移っていく。
その最後の部分はピアノの速い動きがみられたあと、
4つの音型が力強く繰り返され、最後は堂々とした感じで終わる。
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アーノルド・バックスの「ネレイド」を聴く

2013-03-16 23:51:34 | アーノルド・バックスの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1883年生まれのバックスの作品の中で、
1916年に作曲された「ネレイド」である。
ネレイドおは、ギリシア神話に出てくる海の妖精である。
今回聴いたCDはエリック・パーキンのピアノ演奏によるもの。
低音部の揺れるような伴奏に乗って、
高音部が叙情的で神秘的な旋律を奏でていく。
この曲はハリエット・コーエンに献呈された作品だが、
情熱的に盛り上っていくところが、
彼女に対する想いに通じているようだ。
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