Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

アンリ・デュティーユのザッハー(SACHER)の名による3つのストロフを聴く

2014-07-17 04:14:02 | 古典~現代音楽フランス編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1916年生まれのデュティーユが、
1976年に作曲したザッハーの名による3つのストロフである。
作曲者で指揮者でもあったパウル・ザッハーの70歳を祝い、
チェロ奏者のロストロポーヴィッチが12人の作曲家に作品を委嘱した。
その中にはベリオやブリテン、ブーレーズやヒナステラなどいる。
委嘱を受けたデュティーユは、ザッハー(SACHER)の名前にあたる
Eflat、A,C,B,E,Dの音を使ってこの作品を作曲したようである。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
聴いたCDはダヴィッド・ゲリンガスのチェロ演奏による。
第一楽章ウン・ポコ・インデシーソは、そっと伸ばした音で始まる。
ピチカートなど様々な奏法を駆使し、緊張感ある音楽が展開されていく。
最後は冒頭のように音を伸ばして穏やかに終わる。
第二楽章アンダンテ・ソスティヌートは、
チェロが歌うようにゆったりと旋律を奏でて始まる。
音が重なりあい、最後は消え入るようにして終わる。
第三楽章ヴィヴァーチェは、速い動きの旋律ではじまる。
対話するかのように弾く音とピチカートのはじける音が交互に現れ、
最後は激しい音がぶつかり合い、盛り上がったところで終わる。
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エドゥアール・ラロのチェロ協奏曲ニ短調を聴きながら、片倉町から横浜まで歩く

2014-07-16 04:25:25 | 古典~現代音楽フランス編
昨日は片倉町から横浜まで歩きました。
久しぶりに長めの距離を歩き、汗をかきました。
途中聴いたのは、1823年生まれのラロが、
1877年に作曲したチェロ協奏曲ニ短調である。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
聴いたCDはヤーノシュ・シュタルケルのチェロ、
アンタル・ドラティ指揮、ロンドン交響楽団の演奏による。
第一楽章前奏曲:レント-アレグロ・マエストーソは、
序奏が弦楽器により重々しく始まり、チェロ独奏が入る。
歌うように旋律を奏でたあと、主部に入り、
悲劇的で力強い旋律がチェロにより奏でられていく。
そして、もう一つ対照的で優しい感じの旋律が奏でられる。
展開部に入り主題はチェロ中心に変形されていく。
再現部で二つの主題がチェロに奏でられ、
チェロが技巧的な演奏をみせたあと、最後堂々と終わる。

第二楽章間奏曲:アンダンティーノ・コン・モートは、
弦楽器により叙情的な旋律が奏でられて始まる。
それからチェロ独奏が入り、感傷的な旋律を奏でていく。
中間部はスペインを思わせるような軽快な音楽で、
チェロもそれに合わせて管弦楽に絡んでいく。
それが終わると再びチェロが感傷的な旋律を奏でて、
再び中間部の軽快な旋律が現れたあと、
最後あっさりとした感じで終わる。
第三楽章アンダンテ-アレグロ・ヴィヴァーチェは、
チェロの独奏により旋律が奏でられたあと、
管弦楽が軽快な旋律を奏で、チェロもそれに絡んでいく。
スペイン風の明るさも見せながら、最後は盛り上がって終わる。
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クロード・ベニーニュ・バルバトルの「エスクリナック」を聴く

2014-07-15 04:44:49 | 古典~現代音楽フランス編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1727年生まれのバルバトルが、
1787年に作曲した「エスクリナック」である。
フランス中部のディジョンに生まれた彼の父はオルガニストで、
その父に音楽教育を受けたあと、クロード・ラモーに師事した。
パリにわたりコンセール・スピリチュエルで活躍し、
他オルガニストを務め、マリ・アントワネットのクラヴサン教師も務めた。
フランス革命が起きるとその地位を失い、晩年は貧困の中で没したようである。
聴いたCDはエリザベート・ファーのハープシコード演奏による。
ハープシコードが力強い旋律を奏でて始まる。
これだけを聴いただけでもバロックではない新たなものを感じる。
バロック的な部分と、そうでない古典派・ロマン派的な部分を感じさせる。
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クロード・ドビュッシーの「ビリティスの唄」を聴く

2014-07-14 05:54:43 | 古典~現代音楽フランス編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1862年生まれのドビュッシーが、
1898年に作曲した「ビリティスの唄」である。
歌詞はピエール・ルイスによるもの。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
聴いたCDはフレデリカ・フォン・シュターデのメゾ・ソプラノ、
マーティン・カッツのピアノ伴奏による。
「パンの笛」は、 ピアノの駆け上がる音に導かれ、
朗読するように歌が入り、ピアノ伴奏が美しく絡んでいく。
パンの笛の吹き方を教えあう恋人同士の姿が描かれる。
「髪」は、語りかけるような旋律の歌に、
ピアノ伴奏が絡み、劇的に盛り上がりをみせ、
細やかな感情の変化がうまく表現されている。
「水の精の墓」は、ピアノの不安そうな音に導かれ、歌が入り、
ドラマティックに盛り上がりをみせたあと、最後穏やかに終わる。
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アンリ・ソゲ(ソーゲ)の組曲「パリの風景」を聴く

2014-07-13 20:28:29 | 古典~現代音楽フランス編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1901年生まれのソゲ(ソーゲ)が、
1950年に作曲した組曲「パリの風景」である。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
聴いたCDはカルヴァン・シーブのヴァイオリン、
ジャック・コッタンのサクソフォン、ミッシェル・プラッソン指揮、
トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団の演奏による。
「プレリュード~展望」は、弦楽器中心に旋律が奏でられて始まる。
管楽器も加わり、ロマンティックな雰囲気である。
華やかなパリの雰囲気を伝えている感じである。
「テュイルリー公園の朝」は、木管楽器が旋律を奏でて始まる。
淡い朝の感じをうまく描写しながら、流れるように曲は流れていく。
「花の河岸~島の市」は、ハープと木管楽器が活躍し、
金管楽器も絡んで、鳥がはばたくようすを描写していく。
「ヴォージュ広場」は、穏やかな旋律が奏でられていく。
金管楽器も絡み、旋律は古さを思わせる感じである。

「サン・マルタン運河」は、フルートが活躍し、
舞踏的なワルツの旋律が展開されていく。
「オペラ座広場の正午」は、華やかさを感じさせ、
同時にあわただしい雰囲気をも感じさせる曲である。
ユーモラスさも感じさせ、最後は力強く終わる。
「リッツでの昼食」は、サクソフォンが活躍する。
ゆったりとした昼食の風景という感じだろうか。
独奏ヴァイオリンが甘美な旋律で絡んでいく。
フランスの首都パリらしさを感じさせる旋律である。
「凱旋門の夕暮れ」は、行進曲風の勇ましい旋律が奏でられていく。
「サン・ジェルマン・デ・プレの夜会」は、
軽快な旋律が奏でられ、ヴァイオリン独奏が絡み、
サクソフォンも入って夜の雰囲気を醸し出しながら活躍していく。
「モンマルトルの夜」は、軽快で楽しい感じで始まる。
後半はロマンティックな夜を思わせる雰囲気とまり、最後穏やかに終わる。
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