Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ジョヴァンニ・バティスタ・リッチョの4声のカンツォン イ長調を聴く

2015-09-25 06:07:34 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは16世紀に活躍したイタリアの作曲家、
ジョヴァンニ・バティスタ・リッチョ(ジョヴァンニ・バッティスタ・ルッチオ)が、
作曲した4声のカンツォン イ長調である。
ジョヴァンニ・バティスタ・リッチョはヴェニスを中心に活躍し、
オルガニストとして活動し、器楽曲の出版で知られるようになった。
今回聴いたCDはケース・ブッケ、フランス・ブリュッヘン、
ワルター・ファン・ハウヴェのリコーダー、ウォウター・メラーのチェロ、
ボブ・ファン・アスペレンのオルガンの演奏による。
オルガンの穏やかな音の上で、リコーダーが叙情的な旋律を奏でていく。
重なりあう声部の動きと厳粛さの中で、ルネサンス的な響きが見られるが、
一方では新しい時代の音楽を感じさせるところもある。
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ニコラ・シェドヴィルのブロックフレーテと通奏低音のためのソナタ ト短調 作品13の6を聴く

2015-09-24 06:01:37 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1737年生まれのフランスの作曲家、
ニコラ・シェドヴィルが作曲したソナタ ト短調 作品13の6である。
ブロックフレーテと通奏低音のための作品である。
ニコラ・シェドヴィルはオペラ座でオーボエとミュゼットの奏者として活躍し、
ミュゼット(バグパイプの一種)のための作品を多く残した。
今回聴いたCDはフランス・ブリュッヘンのブロックフレーテ、
アンナー・ビルスマのチェロ、グスタフ・レオンハルトのチェンバロの演奏による。
この作品はヴィヴァルディ作と伝えられて、
「忠実な羊飼い」のタイトルがついているが、
最近ではシェドヴィルの作品であることが分かっている。
第一楽章ヴィヴァーチェは、叙情的な旋律が、
ブロックフレーテにより奏でられて始まる。
第二楽章アラ・ブレーヴェは、技巧的に難しい感じである。
ブロックフレーテの軽快で速い動きが印象的である。
第三楽章ラルゴは、ゆったりとしたテンポで始まるが、
憂いを感じさせる旋律で、そのまま次の楽章に続いていく。
第四楽章アレグロ・マ・ノン・プレストは、
有名な旋律で聴いたことがある旋律である。
ブロックフレーテにとって演奏上難しい部分もあり、
動きが速く、一気に聴かせる楽章で最後力強く終わる。
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ジャン=バティスト・カンタンの協奏曲イ長調作品12の1を聴く

2015-09-23 22:52:32 | バロック音楽協奏曲・管弦楽曲編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは生没年不詳のフランスの作曲家、
ジャン=バティスト・カンタンが作曲した協奏曲イ長調作品12の1である。
ジャン=バティスト・カンタンは1718年オペラ座のヴァイオリン奏者となり、
1724年から1750年の間に19の曲集を出版したことがわかっているのみである。
今回聴いたCDはムジカ・アンティカ・ケルンの演奏による。
第一楽章ラルゴは、叙情的な旋律が奏でられて始まる。
それぞれの楽器が絡み合いながら、最後穏やかに終わる。
第二楽章アレグロは、軽快で明るい旋律で始まる。
ヴァイオリンが奏でる旋律は生き生きとしていて、
独奏ヴァイオリンによるカデンツァ風の部分を経て終わる。
第三楽章アダージョは、ゆったりとした旋律で始まる。
イタリア的な明るく牧歌的な部分を感じさせる楽章である。
第四楽章アレグロは、軽快で生き生きとした旋律で始まる。
全体を通してヴィヴァルディの協奏曲を思わせる爽やかさである。
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フランソワ=アンドレ・ダニカン・フィリドールの転調の技法ト長調を聴く

2015-09-22 09:21:11 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1726年にフランスで生まれた作曲家、
フランソワ=アンドレ・ダニカン・フィリドールが作曲した転調の技法ト長調である。
フランソワ=アンドレ・ダニカン・フィリドールはカンプラに師事し、
オペラ・コミックに多くの作品を残した作曲家である。
そればかりか、チェス棋士として知られた人物でもあったようだ。
今回聴いたCDはムジカ・アンティカ・ケルンの演奏による。
第一楽章モデラートは、フラウト・トラヴェルソの柔らかい、
そして優しい旋律とそれを支える他の楽器の伴奏とともに始まる。
主題は展開部で変形されていき、再現部を経て最後穏やかに終わる。
第二楽章アリア・グラツィオーソは、フラウト・トラヴェルソの奏でる旋律に、
弦楽器が呼応していき、交互に旋律をやりとりしていく。
中間部で少し変化をつけて、最後穏やかに終わる。
第三楽章ジーグ:アレグロは、軽快で舞踏的な旋律を、
フラウト・トラヴェルソが奏でて始まる。
弦楽器と掛け合いながら、最後は颯爽とした感じで終わる。
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フレクサネット(フレイサネット)のソナタ イ長調を聴く

2015-09-21 03:43:58 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1730年にスペインで生まれた作曲家、
フレクサネット(フレイサネット)が作曲したソナタ イ長調である。
フレクサネット(フレイサネット)についての生涯については不詳である。
今回聴いたCDはラファエル・プヤーナのハープシコード演奏による。
流れるような旋律が奏でられて始まり、明るい感じの旋律と、
暗い感じの旋律が交互に出て、そのコントラスも面白い。
最後は堂々とした感じで終わる。
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