休日にはメダカの世話をしているのですが、振り向くとメダカの水槽に鳩が水を飲みにきていました。郷里の男の隠れ家では郵便局員が配達の際に振り向くと熊がいたようですが・・。
家内が玄関から扉越しに撮影・・、水槽は玄関前に並んでいるのですが、産卵した卵の水槽なので、メダカを啄みに来ているのではないようです。実に平和なひととき・・・。
さて本日は展示室に飾ったお気に入りのひとつ、原精一の作品を紹介します。
写真の右の棚に飾ったのは北宋?の影青陰刻碗。
裸婦で有名な原精一の作品ですが、帽子をかぶった女性も数多く描いているようです。
お気に入りの作品 青い服と帽子 原精一画 1972年作 その5
日動画廊取り扱い 油彩額装 タトウ+誂:黄袋
F10号 額サイズ 縦685*横610 画サイズ:縦530*横455
憂いのあるような顔つきの女性が果敢なげに遠くを見つめている姿が特徴的な原精一の作品ですが、この作品は暖色系を基本とした色彩のバランスや、明るい光りの使い方などで爽やかな印象を受けます。
また原精一の女性を描いた作品に共通するのは、ガッチリとした骨太なラインで描かれる女性の姿で独特なインパクトを与えます。たおやかな人柄ながら芯の通った原精一の人間性を表していると言える作品なのでしょう。
作品中やキャンバス裏のサインは下記の写真のとおりです。
日動画廊のシールから1972年の個展に出品された作品と推定されます。
あまり注目されていない画家のようですが、当方では気に入っています。
なお調べてみたら「原精一展(1972年/日動画廊)」のカタログの表紙となってる作品と推定されます。数多い原精一の作品の中でも佳作のひとつなのでしょう。
きな臭い国際情勢を含めて早く平和な時代が来ることを願わざるえませんね。