peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町のヘメロカリス’リトレスト・エンジェル’

2010年07月25日 | 植物図鑑

P1100951_2

P1100950_2

P1100945_2

P1100998_2

2010年7月20日(火)、一関市東山町の唐梅館公園(東山町長坂字西本町)のお花畑に植えられたヘメロカリスが花を咲かせていました。画像のヘメロカリスは’リトレスト・エンジェル’Littlest Angelという品種だと思います。

P1100850_2

P1100989_2

P1100997_2

P1100904_2

P1100906

ユリ科 ヘメロカリス(ワスレグサ)属 Hemerocallis :アジア東部の暖帯から温帯に15種が分布する耐寒性の多年草。別名:キスゲ属。根は繊維状か一部が肥厚する。葉は線形で多くは根生し、葉柄がない。花被片は6、下部は合生する。子房上位。花期、開花時刻、根の肥厚の有無、花柄や花茎の長短、常緑性、苞の長短などで互いに区別されるが、生育期は難しい。花は黄から赤褐色。日本にはニッコウキスゲ、ノカンゾウ、ヤブカンゾウなどが自生しているが、普通「ヘメロカリス」とは呼ばない。

ヘメロカリス Hemerocallis cvs.第二次大戦後、アメリカで育種が行われ、白に近いものから黄、桃、橙、紫紅などの花色、大・小輪、一重・八重、花被縁の波状など変化に富む品種が作出されている。’スイート・ハーモニー’cv.Sweet Harmonyは大輪種、’アミューズ・レッド’cv.Amuse Redは星咲き、’ブラック・プリンス’cv.Black Princeは暗赤色、’ダブル・ピンク・メロン’cv.Double Pink Melon’ダブル・レッド・ヘッド’cv.Double Red Headは八重咲き、’ゴールデン・プライズcv.Golden Prizeは大輪で丸弁、’リトレスト・エンジェル’’ステラ・デオロ’cv.Stella d'Oroはミニ、’帝’cv.Mikadoは戦前からの品種、’ピンク・ライトニング’cv.Pink Lightninngは中大輪、ほかに’ミニストレル・ボーイ’cv.Ministrel Boyなど数多い。

日本でも品種が育成されている。栽培:輸入した品種には日本では花つきの悪いもの、草勢の弱くなるものもある。多くは強健で、土質も特に選ばず、適応幅が広い。日当たりさえよければよい。開花後に花茎を除き、同時に油粕、骨粉、化成肥料を施す。9~10月、または3~4月に植替える。繁殖は秋の植替え時に行う。花期:5~10月。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より}