2013年7月7日(日)、いわて生協水沢店(奥州市水沢区佐倉河)に行ったので、近くを散策しました。この周辺には田んぼなどが未だ沢山残っています。店から500mほど離れている所にある農家と思われる民家の裏側の花壇に植えられたルドベキア・フルギダ・スリバンティーが、筒状花が紫褐色で、舌状花が鮮やかな橙黄色の花を沢山咲かせていました。
ルドベキア「フルギダ・スリバンティー」/マツカサギク(松笠菊) キク科 ルドベキア(オオハンゴンソウ)属 Rudbeckia fulgida var.sullivantii)
ルドベキア(オオハンゴンソウ)属 Rudbeckia:の仲間は属の学名そのままにルドベキアと呼ばれている。明治時代以降に日本に入り、庭で栽培さ れてきたが、現在では各地に野生化している。
アラゲハンゴンソウ(粗毛反魂草)R.hirtaは、草丈30~90㎝ほどの多年草で、一度植えると種子がこぼれて自然に育つようになる。こぼれ種子から育つ株には一重のほか、八重咲きの花も出る。茎や葉にざらついた毛が生える。 葉はやや長めのヘラ形。花は6月から秋にかけて咲く。頭花は直径約5㎝。 外側に黄色で基部が赤褐色の舌状花が10数個の並び、中心に黒っぽい筒 状化が集まる。舌状花の数が増えた万重咲きのものはマツカサギク(松笠菊)と呼ばれている。園芸品種にインディアン・サマーcv.Indian Summerなどがある。
英名をブラックアイドスーザン(黒い目のスーザン)という1年草の ヒルタ R.hirtaがよく知られる。このルドベキア・ヒルタの品種改良の結果できたのがグロリオサ・デージーと呼ばれる品種。高さは1mほどになり、頭花も大きく直径20㎝くらい ある。八重咲きのものもある。花の色は黄色~橙色。舌状花の基部に褐色の斑紋が入った蛇の目咲きが多く、全体に渋い色彩が好まれ、 一時はずいぶん広まったとのこと。
フルギダ・スリバンティー R.fulgida var.sullivantii:草丈60~100㎝ほどで、舌状花は橙黄色の基部に赤褐色の斑紋が入った蛇の目咲き、筒状化は紫褐色。花弁が水平か反り気味に開き、花が終わると中心部が盛り上がっ てマツカサ状になる。花期:6~11月。用途:庭植え、鉢植え、切花。 http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/54215ac911399993297751ec8d249edc [peaの植物図鑑:ルドベキア「フルギダ・スリバンティー」/マツカサギク(松笠菊) 2009年7月6日]