一関市青葉2丁目の一関市立山目公民館から磐井川方面に向かって伸びている道路を150mほど進んだ所の花壇に植えられているヒペリカム・イノドラムと思われる植物が、赤く色づいた実を沢山つけていました。
オトギリソウ科 ヒペリカム(オトギリソウ)属 Hypericum:
世界的に150種以上が分布する低木、高木、草本で、落葉または常緑。日本にも代表種のオトギリソウH.erectumが自生。庭園、鉢物材料として多用される種が多い。
南ヨーロッパから地中海沿岸、中近東までに分布する耐寒性常緑低木で、茎は50~80㎝ほどで株立ちになる。茎には稜がある。葉は無柄で長さ10㎝、幅5㎝の広卵形、欠刻はない。花は枝の先端部にかたまってつき、黄色、直径は2㎝、星形あるいは杯形、連続的に夏中開花する。花後、果実は2cmほどで赤色から黒色まで成熟につれて変化する。花は小さいが果実の色の変化を観賞する。別名:コボウズオトギリ(小坊主弟切)。
栽培:日なたと水はけのよい用土を好むが、真夏の西日を避けた場所を選ぶ。乾燥に弱いので鉢植えは注意。寒さに強いが冬の寒風は避ける。剪定は冬、古枝は株元から切る。繁殖は挿し木、実生。半日陰地にむく。花期:6~9月。果期は夏から秋で、鑑賞期は7~10月。
これに良く似たものに落葉低木のヒペリカム・イノドラム H.×inodorumがある。品種が多く、果実が美しい’エルステッド’cv.Elstead や、葉色が黄金の’サマーゴールド’cv.Summergoldが有名。花期:夏。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&講談社発行「四季の花色大図鑑」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=40685236&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市青葉2丁目のヒペリカム・イノドラム 2012年7月17日(火)]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?id=38072665&saved_changes=1&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:「サハラガラスパーク」のヒペリカム・イノドラム’エルステッド’ 2011年8月13日(土)]