2015年7月12日(日)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行きました。花きセンター本館(管理棟)入口のコンクリート製花壇に植栽されているホガイラルディア’レッドプルメ’という名の植物が、ヤグルマギクに似た花を沢山咲かせていました。「ヤグルマテンニンギク」という和名があるそうです。
ガイラルディア ’レッドプルメ’ キク科 ガイラルディア(テンニンギク)属 Gaillardia×grandiflora cv.Red Plume
別名:ヤグルマテンニンギク(矢車天人菊)。
ガイラルディア Gaillardia×grandifloraは、北アメリカ及び南アメリカ原産の多年草であるが、一年草として扱う。美しく優雅な花を天人にたとえて和名を「テンニンギク(天人菊)」という。ガイラルディア・プルケラが基本種で花びらのように見える舌状花に黄色の覆輪が入る。草丈60~90㎝、頭花の径6~8㎝、舌状花は黄色で基部は紫紅色が基本だが、舌状花の色や基部の着色部の幅、また頭花の径などに種々の変異がある。
園芸品種に’コボルド’cv.Kobold、’レッド・プルメ’ cv.Red Plume(ヤグルマギクに似た花をつける。)などがある。花壇用。一年草で花がより小輪のテンニンギクG.pulchella(ガイラルディア・プルケラ)も同様に花壇用となる。花期:秋播きで翌年6月頃から秋まで開花する(7~10月)。栽培:日光を好むので、風通しと日当たりのよい戸外に置き、鉢土の表面が十分乾いてから水やりする。花後、株元から15㎝ほどで切り戻す。挿し木や株分けも可能。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&西東社発行「知りたい花の名前がわかる・花の事典」(金田初代・文、金田洋一郎・写真)より]