2010年4月24日(土)、花巻市博物館(花巻市高松第26地割8番地1)で現在開催中の「特別展示 縄文はいつから!?1万5千年前になにがおこったのか」の展示解説会があるので是非聞きたいと妻がいうので、一緒に行きました。天気が良いので、私は博物館に隣接する童話館のすぐ前にある胡四王山に行って自然観察をしました。この山はヒメギフチョウの群棲地として知られていますが、この日は1羽も見かけませんでした。ただ、ヒメギフチョウの幼虫の食草であるウスバサイシン(薄葉細辛)が葉を伸ばし、紫褐色の花を沢山つけていました。
ウスバサイシン(薄葉細辛) ウマノスズクサ科 ウスバサイシン属 Asiasarum sieboldii
山地のやや湿った林床に生える多年草。茎は地面を這い、根元から5~10cmの長い柄を伸ばし、先端に長さ5~8cmの薄い葉をつける。葉は卵形で、先は急に尖り、基部は深いハート形。花期は3~5月。2個の葉のつけ根に暗褐色を帯びた花を1個つける。花は直径1~1.5cm。3枚の花びらに見えるのは萼の一部で、基部側を萼筒という。属は違うが、よく似たフタバアオイと違って、葉のへりに毛があり、3個の萼片の下部は完全にくっついている。萼片の上部は水平に広がり、その先端がキュッと上向きに曲がっているのが特徴。和名は細くて辛い根を乾燥させたものを細辛[生薬名]といい、葉が薄いので、「ウスバサイシン」と名付けられた。分布:本州、四国、九州(北部)。ヒメギフチョウの食草として知られる。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同「山渓名前図鑑・野草の名前(春)」
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