2009年12月24日(木)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)の本館(管理棟1階)展示室に、銀丸葉ユーカリ(エウカリプツス・シネレア)の花が展示されていました。”ユーカリ Eucalyptus cinerea ドングリの帽子に似た蓋のような物が外れ、中からイソギンチャクの触手のように雄しべがたくさん出てきましたが、これがユーカリの花です。ユーカリは、ポインセチアと同様に、花びらが無い植物です。”と書かれていました。
フトモモ科ユーカリノキ(エウカリプツス)属 Eucalyptus :オーストラリアとタスマニア島を中心に500種以上が分布する常緑高木~低木で、公園樹や庭園樹として利用されている。いずれもユーカリ油を含む特徴がある。樹皮が剥げ、樹肌が白色、褐色などを示し美しくなる種類が多い。
ユーカリノキ Eucalyptus spp. 日本では台風に倒されやすいこと、寒さに弱い種類が多いため、わずかの種類のみが栽培されている。庭園樹としては葉が青く長大なエウカリプッス・グロブルス E.globulus、葉が細いエウカリプッス・ビミナリス E.viminalis、切花用ではツキヌキユーカリE.perrinianaやギンマルバユーカリE.cinerea、またハーブとして葉の香りが強いレモンユーカリE.citriodoraがよく見られる。これらのうち、レモンユーカリのみが寒さに弱い。
栽培管理:風で倒れやすいので、耐寒性の強い種でも栽培地を選ばなければならない。切り葉用は密植して摘芯を繰り返す。繁殖は実生。花期:初夏から夏。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]
ユーカリノキ Eucalyptus globulus 別名:ユーカリジュ。オーストラリア東南部原産。原産地では高さ45~55m、日本でも20~30mになる常緑高木。樹皮は灰色で剥がれやすい。葉は長さ10~20㎝の狭披針形。厚い革質で鎌のように曲がる。4~5月、葉腋に直径約3.5㎝の白い花を普通1個つける。用途:公園・防風樹、建築・器具材、パルプ。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます