2014(平成26)年1月22日(金)、平泉町教育委員会主催平成25年度平泉町公民館事業「歴史教室」/平泉文化遺産センター「平泉文化史講座」の第3回目が、平泉文化遺産センター(岩手県西磐井郡平泉町平泉字花立44番地)の「ふれあいホール」で開催されました。(13:30~15:00時)。
講師:大阪市立大学大学院 文化研究科 教授 仁木 宏 氏。
テーマ:「西洋からみた中世都市平泉」
2008年、カナダで開催されたユネスコ世界遺産委員会で、日本が推薦した「平泉ー浄土思想を基調とする文化的景観」が「登録延期」になりました。そこで、「柳之御所遺跡」などを除き、範囲を中尊寺や毛越寺など核になる部分に限定して2011年に再挑戦した結果「世界遺産」に登録が決定したのですが、「西洋からみた中世都市平泉」は、ヨーロッパ(西欧)から見た場合理解され難いものがあったと思われる。
日本の中世に特徴的な都市の形は、市壁や商業(市・店)はなくても、武士の集住、宗教的な領域として機能していた。
「平泉」は、12世紀の奥州に出現した最先端の都市であったし、その後の日本中世都市に性格が受け継がれている。”世界文化遺産”への追加登録を目指して、「平泉がそうした中世都市の出発点である」と広めていくことが大事である。
http://www.lit.osaka-cu.ac.jp/lit/staff/niki.html [仁木 宏 大阪市立大学]
http://www.yakitori.lit.osaka-cu.ac.jp/cgi-bin/j_his/index.php?%B6%B5%B0%F7%A4%CB%A4%C4%A4%A4%A4%C6%2F%BF%CE%CC%DA%B9%A8 [仁木 宏 大阪市立大学]
(上)「歴史教室」/「平泉文化史講座」第2回が開かれた時に、「エントランスホール」で開催されていた「弁慶展」に、平成12年9月1日から11月30日まで開催された特別展「錦絵のなかの義経」の展示資料が追加展示されていました。(下)
(上)義経十九臣:
(上)源平八嶋大合戦:
(上)鵯越(ひよどりごえ)の逆(さか)落とし:
(上)安宅ノ関(あたかのせき):
(上)源義経奥州下向(げこう)平泉館にて秀衡の親子に対面の図:
(上)高館合戦にて弁慶奮戦:
(上と下)平泉郷土館編集発行「平泉郷土館特別展 錦絵のなかの義経」より
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