2010年6月10日(木)、東山郵便局(一関市東山町長坂字町)のすぐ近くにある花壇の外にこぼれ種子で生えてきたと思われるアグロステンマ・ギタゴが花を咲かせていました。麦のような葉をもち、ナデシコのような花を咲かせるので、ムギセンノウ(麦仙翁)とかムギナデシコ(麦撫子)の別名があります。
アグロステンマ・ギタゴ ナデシコ科 アグロステンマ(ムギセンノウ)属 Agrostemma githago
特徴:ヨーロッパ、コーカサス地方、西アジア原産の耐寒性秋播き1年草。線形の葉をつけた細長い茎は60~90㎝になり、すじ状の斑点が入った桃赤色の5弁花は花びらの先が反り返って、全体が風になびくやさしい風情がある。花径は5~8㎝。花色は紅紫、青紫、白など。属名はラテン語の「畑」と「王冠」からなり、畑に美しく咲くという意味だが、ヨーロッパではコムギ畑の雑草で厄介者扱いされているという。日本では切り花や花壇などに利用される。
管理:こぼれダネでも殖えるほど丈夫で、日当たりのよい場所でよく育つ。草丈が高くなり倒れやすいので支柱を立て、咲き終わった花がらはこまめに摘むと長く花を楽しめる。花期:5~7月。用途:庭植え、鉢植え、切り花。
栽培ポイント:秋まきにして翌年開花がつくりやすいが、寒冷地では春に播いて夏に咲かせる。日当たりがよければやせ地でもよく、ポット播きをして薄く覆土し、たっぷり水やりをして発芽させる。本葉が出たら間引き始め、5~6枚の苗になったら1本苗にして晩秋には植え付ける。翌年からはこぼれダネでも殖えていく。[西東社発行「知りたい花の名前がわかる 花の事典(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」&主婦の友社発行「色がわかる四季の花図鑑」より]
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