Nikon Fボディーは学生の頃にアルバイトで購入したもので、かれこれ○○年近く前のこと。
夏、冬とアルバイトして、次々に機材をそろえていった時期がありました。ローライが先だったかFの方が先だったかは忘れた。すでにニコマートという中級機種を使っていたが、上級機種のFが必要になってきたのです。
当時ニコンは品薄で、なんと三越で定価で購入。
パーツのモータードライブ(MD)はしばらくしてから購入しました。
MDを取り付けるにはボディー個体づつ調整が必要だった。ごつごつして、取ってつけたような、建て増しMDだ。電池は単三を8本ですが、電池室とMD本体は別で、外部電源を使うならグリップ付き電池室がいらないので小さくなる。
ボディー本体と連結もパーツを組み合わせて無理矢理つないでいる。
シャッターボタンは無骨なもので、切りかえスイッチなど家電のパーツ。ほこりや水には無防備で、雨の日には水没状態で、その度にオーバーホールで金がかかった。雨が予想されるときは、外での撮影時にはビニールテープでグルグル巻き。しかし、機械式なんで見た目にトラブルがわかり、どうにでもなる頼りになるカメラです。
MDのコマ数はいいところ、毎秒4コマに満たなかった。
スポーツ撮影では、そのつどシャッターを押す使い方で、連射してカメラ任せはしない。つまり自動巻き上げとして使っていた。タイムラグの少ない機械なので、その点では充分。
スピードのある動体を撮るときでも、レンズが500mmの開放、一枚の一瞬を狙ってシャッタをー切る。
だから自動巻き上げでOK。
シャッターボタンはグリップ上とMDの背面にあった。シャッターボタンと言うよりマイクロスイッチそのものみたいな感じ。事務的な機械です。
ニコンFの時代にはライバル不在だったので、サービスは最低だった。殿様商売そのもので、鼻をくくったような顧客サービス、というかサービスじゃなかった。キャノンがこの分野に参入してきてから、シェアーを食われるようになり、特に報道の分野ではキャノン一色になった感があります。それからはニコンもサービスの重要性に気づいたのか頑張るようになった。
デジカメ時代になってD40xなど、、、ニコン製品と思えないぐらいな使いやすさですね。
フィルムチェンジが面倒なのが欠点。ロケなどで雨でも降られようものなら傘をさしながら、落とさないようには、、、無理でしょうーーー。
こんな機材で良く撮っていたものです。機材の善し悪しと、撮った写真の善し悪しはプロの世界ではあまり関係なかった。しかし機材の進化が撮れる世界を広げているのは事実です。以前は撮れなかった世界が撮れるようになったと言うことです。
傷だらけのNikon F MD です。
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/93bec2394112f02f8049a7d90d86f959
Nikon D5300
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/90f6ee141db8fa119081fe775455142f
Nikon D700
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/e54308fb8d569a17163741ceba84613d
Nikon D40x
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/06b238a05f744cbd25aea3b867258822
Nikon D100 デジイチ第一世代
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20130428
NikonF4 MD 私の最後のフィルムカメラ
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20140113
Nikon F MD ①の記事は
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080224
Nikon F MD ②の記事はMDをより詳しく解説しました
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20110120
Nikon F3 MDの記事は
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080919
Nikon FM ポラボディーの記事は
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070804
Nikon FE2 の記事は
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080510
Nikkorex Fの記事は
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20090530
Nikkorex 35の記事は