四国の剣山トレイルランニングのついでに、すぐ近くのうだつの町を見てきました。
吉野川の中流にある脇町は昔から藍で栄えた町。
うだつは漆喰壁で火よけ壁として存在しています。「うだつが上がらない」の「うだつ」として知られているけど、実際に語源を知っている人はまれです。
じゃーん
うだつの町はそれほど広くはないが、全体を見たら1時間はかかる。私たちは右上のオデオン座でまったりしていたから数時間も滞在していた。
うだつの街の綺麗さに見とれていたが、土砂降りの雨だったんで、休む場所を探してオデオン座に転がり込んだ。
そしたら、そこがあまりにも居心地が良いのでまた~りしてしまった。
道の駅「藍ランドうだつ」から下って登ったらここに到着。
ここの1Fが売店で2Fが喫茶店になっている。
吉野川から支流に入ったところです。船だまりがあったのか?
吉野川はここまで来ても大きな河川で、水量も多くて昔は暴れ川として有名だった。
日本の河川治水は吉野川から始まったと言って過言じゃない。
正面の堰堤の向こうが吉野川。氾濫するとここまで水が来るといいます。それで昔の町は高台にあった。
時代劇に出てくるような町です。実際に水戸黄門をここで撮影したという。
防火壁の役目が有り、となりの火事から家を守ります。
うだつが上がらないは、、、守るべき財産を築けない、、、ということなのか。
きびしいねー
映画館でもあり歌舞伎座でもある。この日は、婚活会場になっていた。遠方よりこられただろう女性たちが、大きなカバンを持ってきて浴衣に着替えだした。午後から婚活、いわゆる街婚が始まるようでした。
実際の芝居を見たいものです。
天井桟敷も段差があってさらに後ろに行くと一段高くなっている。
役者さんが見栄を張って出て行ったり、観客席側からいきなり登場したりします。
縁の下で人力で舞台を回します。
香川県には金比羅座があったし、愛媛の内子座・文楽もありました。
芝居や文楽、伝統芸だけじゃなく映画のようなものにもどんどん活用して欲しいですね。
近代的なのが一番というわけじゃない。
どんぐりのような広葉樹を残しておかなきゃ、日本の自然は語れません。
それと同じように、日本文化を語れなきゃ、海外に出て世界を股にかけても片手落ちでしょう。