隣町のお神輿を担いで、写真をバチバチ撮って神酒所に持っていったら、写真の奉納ありがとうございますと、、、。
その後、会社にいたら頭(かしら)が来て仁義をきられていった。
自分の町内だったらそんなことは一度も無かったのにねー。写真代は数千円かかっていたし、プロが2人で撮ったから、そりゃすごいもの。新宿警察の所長さんまで飛び入りでハッピを着て担いでいました。そんな写真がいっぱいあって嬉しかったのでしょう。
頭は熊野神社13基の町内神輿のうち4つを頼まれていると自慢していました。うちの町内の方ですが他でも頭になれる人が少ないのです。私は最近あちこちのお祭りからお声がかかります、歳なんでしょうかねー。
いざいざ出陣、朝一番(7:30)に援軍の電話があって、すぐさまスタッフに連絡した。日曜日でお休みだったが出れるものは出てこい。
ハッピは貸し出してくれます。
お神輿を担ぐには、神酒所にお金を奉納します。大きな町会だと一律1万円なんて贅沢なところもあります。大口では10万円なんて人(会社)などもちらほら。
蜀山睦は、本当に小さくて、3000円、2000円、1000円、500円がほとんど。住宅地だし平民の町だし、たぶん老人のかぎられた小遣いを出してくれているのだろう。
私は小さな一眼レフのニコンD40、若いスタッフはペンタックスのMX1。
うちの長老達に誘われていきました。
元気そのものですねー。
これだけ人数がいると神輿担ぎは楽です。疲れても代わりのものが大勢います。しかも若手が大勢なんで、うちの町内とは大違い。うちの町内神輿は小さいけど、担ぎ手がもっと少ないので、必然的に神輿巡業の間に神輿棒から抜け出れません。
ところが、こんなに大勢いても、最後のほうになると皆さん疲れたのか神輿を担ごうとしません。
うちのスタッフは奉納もしないで神輿を担がせてもらい、飲んで食べて弁当までもらって、神輿から少しでも離れなかったし、しつこい担ぎ手だったので援軍としては良かったのではないか。
新宿の高層ビル街のお祭りです。小学校や中学校がなくなったりしています。住人が減っているのです。住人の代わりに会社や商店、各種学校などから担ぎ手が集まります。
この地域は成子天神ですが、西新宿一帯と歌舞伎町(元は角筈といっていた)は新宿の総鎮守の熊野神社のなわばり。だから大祭の時はそりゃ大きなお祭りになります。新宿駅東口のアルタ前に13基の町内神輿が勢揃いして連合渡御することもあります。
大祭の時は神事で厳かに。
そのよく年は、町内ごとに好き勝手にお祭りをして。
さらに、その翌年は角筈連合と淀橋連合の各連合同士が華やかさを競い合うそうです。
淀橋は文字通り淀橋カメラの発祥地です。コニカの発祥地でもあります。淀橋浄水場があった頃、熊野神社近くにコニカの3階建ての建物があったのを覚えています。淀橋カメラも駄菓子屋のようなガラス格子戸をガラガラ開けて入りました。社長はステテコ姿だったような記憶があります。
いまじゃ高層ビルが林立していて、水鳥達が羽を休めた面影は全くない。
神輿巡業が終わりに近くなると、熱狂的になってきてもみくちゃになります。神様の為に荒ぶるのです。
だいたい、ベテランが最後にいいところに陣取ります。
神輿担ぎの見せ場なんでしょう!
後日、写真を神酒所に持参したら、奉納ありがとうございますとお礼を言われました。
会社でボチボチやっていると、頭(かしら)が来られて仁義をきっていきました。
いろいろしきたりを勉強しています。
数年前からスタッフと神輿を担ぐようになったけど、写真もむろん撮ったけど、挨拶されたのは初めてです。ようやく町内の方々に顔を覚えられたと言うことかなー。