20代の前半に麻布の撮影スタジオで集まった連中です。
未来に向かって何の疑問も感じていなかった時代です。
世界も日本もこれからずっと良くなると信じていた、ある意味でバラ色の世界だった。
麻布のスタジオで働いて「いずれ世界に出ていくんだ」と希望というより自信満々だった。自分の相手(ライバル)は世界の中のどこかに潜んでいるのだろうと、ビリビリ感じていた。ライバルは遠くにいて今同じ思いで頑張っているはずだと、、、。日本の同時代の者がライバルだとは思いもしなかった。
常に遠くを見ていた日々だった。
さすがに頭の回転が若干遅くなったが、ボケるほどじゃない。
我々はほんの数年だけ一緒にいたが、その後、なんだかんだ皆の頑張りに刺激されて生きてきた。