新宿の小滝橋通りに面してパンの木村屋さんがあります。
銀座の木村屋は有名ですが、新宿の木村屋さんは小さな街のパン屋さん。
それも、昭和62年頃からあるという、昔ながらのパン屋さんです。
きな粉パン
きな粉の団子が中に入っています。きな粉団子は小豆あんこよりこくがある。
きな粉は大豆かもしれないので、普通の黒いあんこは小豆なので、もしかするときな粉とあんこは兄弟なのか~~~。
アップルパン
ふんわりしたパン生地にほんのり甘いアップルはよく合います。
これぞ日本のパンです。
菓子パンとしてはクリームパンやチョココロネードの方が歴史がある。
きな粉パンは木村屋のオリジナルですが、アップルパンはどこにでもある。だけど木村屋のアップルパンは120円と昭和時代の値段のままです。歴史のあるアップルパンなのだな。
私:木村屋は中央線の線路際に、昔あったんじゃない?
店:いや、あれは銀座木村屋のパン工場で、うちは、通り向こうのスーパーがある処でバラックのようなお店だった。
バラックなんてお兄ちゃんはわからないだろうけど、、、。
私:私の友人がそういえば、木村屋さんは家の近くにあったと言っていた。小滝橋通りの向こうから移ってきたんだねーーー。
店:そうそう、あの頃はそこいら中がバラックのようだった。今の人にはわからないだろうがね。
私:いやいや知っていますよ、私だってバラック生まれだもの。
店:えーそんな歳なの!まるでお兄ちゃんみたいだね、パリッとしているじゃないー。
私:いやいやそれほどでも、、、(内心嬉しい)
私:これ美味しいんだよねー。それじゃー、きな粉パン5個と、アップルパン5個ちょうだい。
まんまと10個も菓子パンを買ってしまった。
昼と夜と菓子パンだらけだなー。
商売は口八丁手八丁、トーク・サービスが大切ですねー。
じゃーん
山積みされたきな粉パンとアップルパン。
けっこうな量です。
木村屋のパンは長年の営業で人件費や土地代が消却し切っているので、どれもこれも安い。
きな粉パンもアップルパンも一個120円です。
木村屋の店員さんは第三国人が多い、そりゃ新宿ですからねー。だから、お店のことを聞いてもたいていはわからない。今日は奥の方から、年配のおばさまが出てきて、売り場をのぞき指図していて、それで話が弾んだのだ。
木村屋はその他には、ごまパンや玉子いっぱいの玉子ドック、焼きそばドック、魚フライドックと学校の購買部でありそうなメニューがずらり。しかも、とびっきり安いので昼にはお店の中は戦争状態になります。
本格的なパン屋さんも大好きですが、こんなジャパニーズ・パン屋さんも大好きで捨てがたいなー。
バゲットなどが美味しいパン屋さんは、お姉さんの味。木村屋の菓子パンのようなものはお婆さんの手作りの味とでも言いましょうか、、、。
アップルパン
きなこパン
ごまパン
みんな同じような作りです。
美味しそうでしょ。
木村屋
03−3369−0963
東京都新宿区百人町1−23−2