ランシモ

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柴又帝釈天へお参り

2015-11-22 20:19:58 | 旅行記


お参りと言っても、新宿からCARRERAでサイクリングでした。

新宿から秋葉、浅草を抜けて、国道5号線の金町交差点を右折。

20kmぐらいのはずだが、小平へ行くよりも時間がかかった。ストップ&ゴオーが多いからで1時間15分はかかりすぎだ。マラソンランナーより遅いじゃない、時間と距離の関係が何かおかしい。なぜならCARRERAなので30km/h(結構速い)ぐらいでは走っている。

京成電鉄の柴又駅近くに自転車を止めて参道へGoo。

さすがに寅さんの町だけはある。

駅前からしてさびれているし品がない、と言っては元も子もないが、つまりなんだか怪しいということ。

でしょーーー。

小さな怪しげなお店がずらーり柴又駅から続いています。

帝釈天参道というそうな。

浅草の仲見世とは全然雰囲気が違います。浅草はここに比べれば、、、ずっとハレの街です。帝釈天参道は、それこそ明治時代から同じじゃないのというくらい、ひなびていています。このひなびた感を求めてくる客がいるのだ。エリアが参道だけなので、実際の観光客の数は1/1000ぐらいだと思う。

帝釈天参道を歩いていると、ふと寅さんが出てくるような気になります。

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私、生まれも育ちも東京葛飾柴又です。
性は車、名は寅次郎、人呼んで風天の寅と発します。
皆様共々ネオン・ジャズ高鳴る大東京に仮の住居罷りあります。
不思議な縁もちましてたった一人の妹のために粉骨砕身、
売に励もうと思います。西へ行きましても、東へ行きましても、
とかく土地土地のお兄さんお姉さんに御厄介かけがちなる
若造でござんす。
 以後、見苦しき面体お見知りおかれまして今日後万端
引き立って宜しく御頼ん申します。

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まー日本の食堂なのでメニューは変わらない。

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「結構毛だらけ猫灰だらけ」「お尻の周りは糞だらけ」

「見上げたもんだよ屋根屋のふんどし、たいしたもんだよ蛙の小便」

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口上は大体がテンポがいいけど言葉が汚い。

汚い言葉をテンポよく気持ちよく聞かせるのが「うまい口上」なのかな。

「男はつらいよ」フーテンの寅さんの口上を、ひとつひとつ思い出しながらお店を冷やかしていきます。これが東京下町の正しいまち歩きでしょう。

これは、これは立派な草団子だと、、、。

昔懐かしいガラス瓶に入っていたせんべい。

この飴屋さんの音がいいの~~~。

「何の音」と思われるでしょうーーー。

長く伸ばした飴を包丁で切っていくまな板の音がいいの~~~。

これぞ、柴又帝釈天に来~た~~~て感じかな。

柴又に来たら、飴切りの音をぜひ聞いてください。

もっとも、いつもやっているわけじゃないから、お店の方にちょっと聞くとよい。このリズムは音楽になっている!

柴又の民族音楽と言っていいほどです。

お年寄りばかりかと思ったが、子連れも多い。中国人にはまだ知られていないようで、まったく見かけなかったが、白人はちらほらいました。

韓国人や中国人には来てほしくない、日本人のある意味で心の故郷のようなところです。寅さんが旅にくたびれて、毎度戻ってくる安住の地なんですから~~~柴又は。

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四角四面は豆腐屋の娘、色は白いが水臭いときた。
どうだ、おい、よーし、まけちゃおう­。 まかったつむじが3つ、
七つ長野の善光寺、八つ谷中の奥寺で、竹の柱に萱の屋根、
手鍋­下げてもわしゃいとやせぬ。 信州信濃の新そばよりも、
あたしゃあなたのそばがよい。 あなた百までわしゃ九十九まで、
ともにシラミのたかるまで、ときやがった。
どうだ畜生­! さあこれで買い手がなかったら、
あたしゃ稼業3年の患いと思って諦めます。

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そろそろ御前様がおいでになるころじゃありませんか?

おっと帝釈天が見えてきましたねー。

昔、正月に来て出初式を見たことがあった!

1月15日だったか、、、。

おもちゃ屋さんだが、昔のおもちゃというか縁起物のお土産屋さんか。

はい、ここが帝釈天。広い境内なので参道のように混んではいない。

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寅次郎「おや、どこかでお目にかかったお顔ですが。
    姉さん、何処のどなたです?」
リリー「以前、お兄さんにお世話になった女ですよ」
寅次郎「はて?こんないい女をお世話した覚えはございませんが」
リリー「ございませんか!この薄情者!」
寅次郎「何してるんだよお前、こんなところで」
リリー「商売だよ。お兄さんこそ何してんのさ、こんなところで」
寅次郎「俺は、リリーの夢を見てたのよ」

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口上はhttp://middle-edge.jp/articles/I0001078から

まずお参りしてから、400円払いお堂を見せてもらった。

帝釈天の外板は全面彫刻されている。そりゃ見事なものです。でも江戸時代とか言うほど古いものじゃありません。大正の作だといいます。

清掃が行き届いていないのが残念、浅草や日光とは違うんだなーーー。

柴又帝釈天はやはり寅さんで有名になった。

映画は主人公と名脇役がいるから成り立っているんです。御前様もいいけど、我次郎のお寺の庭掃除番もはまっていた。タコおやじに倍賞千恵子の妹もはまり役。小企業ということでは私の会社も同じようなもの。はたから見るとキットベランメイの頓珍漢なのだろう。

何か縁起事でしょう。

着物姿のきれいなお方がいらっしゃいました。

行き過ぎてフト振り返ったら、きれいなお姉さんが着物姿のまま飛び跳ねていた。おぃおぃおぃさっきはおしとやかにしていたじゃない。えらく元気がいいなー着物の中身は現代的なスポーツウーマンなのかな???

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物の始まりが一ならば島の始まりが淡路島。泥棒の始まりが石川の五右衛門なら、博打打ちの始まりは熊坂の長範、ねえ、兄さんは寄ってらっしゃいは吉原のカブ。産で死んだが三島のおせん、そう、ハイ、四谷赤坂麹町チャラチャラ流れる御茶ノ水、いきな姐ちゃんたちションベン!

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口上の内容も相当汚いが、これが面白い。

帝釈天の中庭見学です。

これは式場のようだが、、、。

ずーと外廊下が続きます。

四季折々きれいなのだろう。

柴又は江戸川に面していて、川の氾濫が起きたら大変そうです。

江東区なので地盤が低い感じはします。

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そりゃ私だって商売ですよ、家に帰りゃー女房子供が、腹空かして待ってる。昔の仙人じゃあるまいし、霞の中からスーッと出てきてこんなことしているわけじゃありません。ちゃんとね、ネタ元というところがあって、その道具を借りて店を出しているわけだ。こんな易なんてもので人間の運勢などというものが百発百中で当たるわけがない。あたくしが言っているんだから、間違いない。

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えらく立派な鐘楼。

参道の買い食いは楽しいものです。

醤油団子に海苔がトッピング、160円。お店の縁側に座って食べました。

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この近くは墨田区の麒麟堂という大きなおもちゃ問屋が、なんと驚くまいか、僅か60万円の税金で、投げ出した品物です。ね、本来ならこんなお安いお値段でお願いできるもんじゃないが、こっちにも差し迫った事情があります、ね、浅野匠頭じゃないが腹切ったつもりだ、ね、どう、こんないいものが千五百円、はい、ダメか、ほい、千円だ、千円。

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お土産には草団子1000円とくずもち800円を買ってきました。

じゃーん

ぎっしりきれいに並べてあります。

団子がかわいらしいことーーーこれで1000円だったか。

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雨ニモ負ケズ風ニモメゲズ、何処へ持っていっても、長持ちのする物、ねっ、はい、これ見てごらん、どう、ね。ハイ、ハイ女学生の皆さんちょっとこっちいらっしゃい、ちょっとこっちいらっしゃい。これ見てちょうだい、どうハイ、ほら中学生、高校生の皆さんみんなこっちいらっしゃい、どう、これ手に持って見てね、どう、みなさんもう修学旅行はもうしました?・・・まだしない? 来年はきっとします。

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おいしゅうございました!

北新宿から自転車で片道1時間15分だった。距離の割に時間がかかり疲れます。ストップ&ゴーが多く、坂道の上り下りがあったからでしょう。

帝釈天の裏が江戸川で、ちょうど矢切りの渡しです。私はまだ乗ったことがない。

帝釈天は小ぶりな地方の門前町です。浅草の街や、お伊勢のおかげ横丁とは比べ物になりません。東京の昔のイメージは強く残っています。ぜひ一度は訪れてください。

帝釈天の観光案内は駅前にあります。

歩きカメラの面々と柴又帝釈天にいく

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/606ca0ec3b50e06aa1fbbfd64e66d08b

柴又のもつ屋さん

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b5dfef05661f81b7746a8e6034b035e 

コメント
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