神田明神を参拝してから、通りを挟んだところにある湯島聖堂にも足を向けた。
JRお茶の水駅は外堀=神田川の上にあります。
だから地下鉄丸ノ内線が神田川を渡り、その上で総武線と中央線が交差している。やたら複雑な線路です。
湯島聖堂はJRお茶の水駅からほんの数分です。
この湯島聖堂の区画だけ木々が深く、ここは東京なのかというくらい静かです。湯島聖堂は孔子様を祭っているようで、日本じゃなく中国にでも行った感じがします。
日本の神社仏閣とはだいぶ趣が違います。
だけど中国寺院のキンキンキラキラな感じはないから、中国風の建造物だけどわびさびの世界みたい。
賽銭箱があったので100円入れてきた。
たぶん鴟尾(しび)だと思う、鯱(しゃちほこ)じゃない気がします。
鴟尾は中国の3世紀ごろにできたものらしい。建物を火災から守るお魚のようなもので、背中から上に突き出ているのが噴水じゃないか。その噴水で火災を消火するのか~~~?
屋根の端では、犬みたいな妖怪が屋根を守っている。
パリのノートルダム寺院には背むし男や魑魅魍魎の架空の動物たちがわんさかいます。それに似た発想なんでしょう。
犬だかサルだかわからない。
日本文化の発想じゃないようだ。
塀はお寺のような和風ですね。
秋の日差しがいいでしょーーー。
落ち葉がふんわり積もっていた。
湯島聖堂は大通りに面しているけど、町の喧騒は全くない。
塀の中にいるとどこに今いるのかわからなくなります。
時代さえどうなっているのかわからない。
ユニークな場所です。
湯島聖堂では猛子、老子、史記を読む、三国志を読む、李白の詩を読む、白楽天の詩を読む、杜甫の詩を読む、漢詩、論語、漢文、書道など、中国の古典文化を学ぶ講座を開催しています。