ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

コンフィの番付け

2009年10月08日 | 食べ物


T君のところで「鴨のコンフィ」をご馳走にな
る。と言ってもこの鴨は、T君に頼まれてこち
らが注文したフランス産の鴨だ。ちょっと小
振りなのだが、その分値段も手頃で今回初め
て頼んだものだ、味のほうはどうなのかと思っ
ていたが、久しぶりに食べる鴨は充分に美味
かった。

このところコンフィは、もっぱら「ホロホロ
鳥」をつかっていたのだが、これは、やはり
価格が手頃であるという理由からである。更
に、大きさもあり、普通の鶏よりは美味いだ
ろうという理由も勿論ある。それがこの前は、
とうとうその普通の鶏を使うまでになった。
今スーパーで売っている鶏の腿は、殆どがブ
ラジル産であることをその時初めて知った。
尤もこれは一番安い腿の話だ。値段からする
と、鴨の五分の一くらいである。コンフィは
塩漬けにするので、そんな安い腿肉でもそこ
そこ旨いだろうという読みはそう大きく外れ
ず、それなりの料理にはなった。安い鶏特有
の鶏っぽい臭みも減じられ、これがとても一
本100円とは思えない味にはなった。

が、これが今回久しぶりに「鴨のコンフィ」
を食べて、結果その差が歴然であることに愕
然となった。やはり肉の旨さ、こくというも
のが全然違うのだ。「ホロホロ鳥」と比較し
ても、鴨の方が上である。伊達に「鴨のコン
フィ」として名前が通っている訳ではなかっ
たのだ。鴨>ホロホロ鳥>鶏(ブロイラー)
というのがコンフィの場合の番付けであるの
は、どうやら間違いなさそうだ。


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