フランスのサルコジ大統領は、やることがア
フリカのどこかの大統領みたいだ。自分の息
子を要職に就けようとしたり、やりたい放題
という印象がある。君主制の名残か、権力が
ほしくて成り上がった人間の典型に見えてく
る。ミッテラン、シラクにはどこか哲学を感
じたが、サルコジはやり手の、しかもえげつ
ないビジネスマンとしか見えない。背景には、
そういう大統領を望んだというフランスの事
情があるのだろうが、イタリアといい、ああ
いうタイプの大統領がうまれるのも伝統の力
ということだろうか。
「滝壺ビオトープ」には、今年孵ったヤゴが
何匹かいるのだが、現時点ではまだ小さくて
種類は特定できない(大きくなっても難しい
のだが)。それでも、全体の形というか印象
が違うのがいる。色とかは個体差が激しくあ
てにならない。ポイントは形と足の長さなど
であるが、図鑑で見ると明らかに違うと思わ
れるものが、現物だとよく判らないというの
が正直なところで、この点ではまだ全くの初
心者であるが、それでも何か違うというのは
感じる。今年羽化したものが全て「オオシオ
カラトンボ」だったので(ヤゴの段階での予
想は四種類だったのに)、どうにかそれ以外
のトンボも羽化させたいと切に思っているの
だ。だから、オオシオカラトンボ以外のヤゴ
らしきものを発見すると、ついつい胸が高鳴っ
てしまうのだ。