ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

Yとビストロ

2013年12月01日 | Weblog

 

ゲロメッティYがこの前来た時、Yに適した東京の店(つまり、気楽にガッツリ食べられるビストロ料理の店)を紹介したのだが、早速行ってきたらしい。こんなことばかりは素早いが、昔からずっと言っている映画を撮るということに関しては未だに半歩どころか一ミリも進んでいない。まあ、食べることは創造力を必要としていないので簡単なことについ流れてしまうわけだが。

で、その内容を聞いたら、相変わらずの暴走振りに呆れてしまった。いつも予約客で一杯らしいから遅い時間を狙っていくようにと言ったのだが、開店時間に行き、案の定一回は断られたらしい。それでも押したら、どうにか1時からの予約席をそれまでの間でよければという条件で席を取れたということだった。つまり制限時間は一時間。頼んだものはランチでメインはステックフリット(ステーキにフライドポテトというビストロの定番)。ここまでは別に普通である。しかし、飲み物が普通ではなかった。食前酒に、ビール一杯、グラスシャンパン一杯、そして食事には赤ワインフルボトル一本、更に食後にシャンパンカクテル(Yにとってはこれが最近の食後酒だそうだ)。昼間のしかも一時間にこれだけ飲むか?と殆どの人は思うのではないか。Y曰く「何で他の人は飲まないんでしょうかねえ」。平日の昼間から、お気楽に飲める人はそうはいないという当たり前の事実すらYにとっては不思議なのだ。それに、昼間酒には抵抗があるというのが一般的な日本人の感覚だ。こんなことをやってまたゲロゲロ状態にならないのか、そちらの方が心配である。

店にとっては、変な客が来やがったと最初は思ったろうが、結果、一人でこれだけ飲み食いすれば(一時間という短い間に)最終的には上客でメデタシメデタシということだろう。

 

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