今朝はマイナス8.3度、サ、ム、イ、さむい。
ということで、朝ローカル新聞を見ると、何故だかT君が写った写真が載っている。記事を見ると、なにやら経済通産省の「元気な街30」というのにあそこの商店街が選ばれたらしいのだ。商店街の役員二人に何故T君一人が写ってるのかは謎だが、確かに色んな所から視察に来る商店街ではある。行政主導のものは、何処も同じようなイベントをやってお仕舞いというものが殆どで、イベントが終れば元の死んだような街になって結局何も変らないと言うのが殆どだが、そういうところに較べれば住人主導でかなり活発な商店街ではあると思う。唯、相対的にはそうなのだが、それでも夜になれば寂しい街であるのに変りはない。結局は、個々の店が魅力的かどうかが重要で、何処にもあるような店しかないような街は寂れていく一方となるのである。
と、理屈ではそうなのだが、実際個性的な店をやれば上手くいくのかというとそうはならない。個性的な店は、客を選ぶ。そうなると人口の少ない所では客になるような人間も少ない。要するに、店としてはやっていけないのが殆どであるのだ。T君の所は、そういう店が5軒ほどあるのだが、それらがあることによって街の魅力がアップしているのは間違いない。彼らはどうやってモチベーションを維持してるのか。採算うんぬんは勿論大事なのだが、自分たちが店をやることがある種の文化活動であるというそんな意識を持っていて、それがそのままモチベーションになっているのである。唯、個性的と言っても質が伴わないと何の力にもならない。