よくある調査に、月に何冊本を読むかというのがあるが、今年は月に何冊どころか年に数冊だった。しかもその内二冊は図鑑。これはもう読むと言うよりは見るだ。このところずっとだが、確かに本は読まなくなった。読む習慣がなくなってしまったからなのだが、こうなると、さて読むかという第一歩がなかなか踏み出せなくなる。どうせ読むのなら軽いものではなく、ちょっと歯ごたえのあるものをなんていう自身の傾向もよくない。気合を入れてさて読書となると、それなりのエネルギーも要求されるから、さらに第一歩が重くなる。これが例えばSF好きとか特定の分野が好きであれば、気軽に色々読み漁ることができるだろうが、SFにしろ推理小説にしろその手のものは全く興味がない。更にもう一つの問題は、字が小さいというのがある。これは結構大きな問題だ。
で、今読みかけのものはちょっと興味が出てきたピンチョンの二冊目、「スローラーナー」だ。短編集というのがこれまたポイントであったのだが、その割りに進んでない。