全般的には減りつつある蝶であるが、種類によっては最近増えてるものもある。その代表格がツマグロヒョウモン。理由は食草がいたるところにあるから。絶滅危惧種に指定されてるものは、ある食草食樹に限定され、その食草食樹がどんどん減ってる状態でそれに伴って蝶も減っていくというパターンが多い。ツマグロヒョウモンに関しては食草がスミレ類(この類というのも重要)で、例えばベランダで育てている鉢植えのものでも繁殖できる。だから都会でも増えてるのがこのツマグロヒョウモンである。そして家の鉢植えにも気づいたら幼虫がいたというわけだ。こうなるとちょっとしたペット感覚で成長を見守ることになる。